無人島で生活することは、日常ではあまり考えられませんよね?
災害が起きてしまった時は、無人島で生活することと同じレベルの生活を求められます。
いざという時に役立たせることできる知識は、身につけておいて損はありません。
今回の記事では、無人島生活に必要な水の作り方と災害について紹介いたします。
無人島サバイバル下での水の作り方
無人島に行く機会は、滅多にありませんよね。
しかし、水の作り方を知っていれば災害時に、役立てることができます。
日本は世界的にみても地震が多い国です。
サバイバルの知識を蓄えて災害に備えましょう。
海水から作る
サバイバルの水といったら、海の水を思いうかべますよね。
海の水は真水ではないので、そのまま飲むことはできません。
しっかりとした手順で真水に変えることができれば、飲料水に変えることができます。
海水を真水に変える方法を、しっかり確認していきましょう。
海水を入れた鍋にコップを置く
最初に鍋に海水を、投入しましょう。
海水が投入できたら、鍋の中央にコップを置きます。
海水の量は、コップのフチより下に水面が来るように置きましょう。
鍋に濡れたタオルをかぶせる
鍋に濡れたタオルを被せましょう。
タオルは湯気がもれないように、隙間なく被せてくださいね。
湯気が漏れてしまうと、真水を得られなくなってしまいます。
鍋を火にかける
準備ができたら、鍋に火をかけていきましょう。
火にかけると、海水が水蒸気となり水分だけ蒸発していきます。
水蒸気が、冷たいタオルにあたることで、コップに水滴がある程度の量が集まったら完成です。
海水から真水にした場合は、日持ちがしません。
少しでも長く品質を保たせるために、冷暗所で保存しましょう。
川から水を得る
海水で真水を得ることができるなら、川の水も大丈夫だと思われる方も多いですよね。
川の水は飲んでもいい川を、選別しなければなりません。
飲んではいけない川の水を飲んでしまうと、感染症や寄生虫の病気を患ってしまいます。
飲んでも良い水のラインとして、ザリガニやエビ、昆虫の幼虫がいる川であれば、ろ過をすることが出れば飲むことが可能です。
タニシやカタツムがいる川は、住血線虫の危険があるため飲むことをやめましょう。
ペットボトルを逆さに吊るす
ペットボトルを、逆さに固定できる道具を用意しましょう。
ペットボトルの蓋には、あらかじめ穴を空けておくと簡単に作業できますね。
ペットボトルの底も、切り落としておきましょう。
ペットボトルにろ過の材料を入れる
用意ができたら、ペットボトルに小石を投入していきましょう。
続いて木炭、砂、ハンカチの順番に底から詰めていきます。
順番が決まっているため、間違いがないように投入していきましょう。
川の水をペットボトルに流す
川の水をペットボトルに通していき、ろ過をしましょう。
ろ過した水も、まだ安心して飲むことはできません。
細かい雑菌が、水の中に存在しています。
雑菌を死滅させるには、10分間の煮沸が必要です。
煮沸が完了したら、ようやく完成です。
自然現象を利用する
自然現象によってもたらされた災害の他に、命を救ってくれる自然現象もありますね。
その代表が雨です。
人間は雨がなければ飲水を得ることができません。
自然現象によって、水を得る方法を紹介していきます。
朝露を利用する
早朝、霧がかかった時に朝露が草の上に作られていることをご存知でしょうか?
朝露は純粋な真水なため、集めることができれば飲料水として利用することができます。
きれいなタオルを巻いて、草の上を歩いてみましょう。
水分が、タオルに吸収されていき、30分ほど歩けば500mlほどの水分を得ることができます。
もし不安であれば煮沸することがおすすめ。
自然の恵みに感謝ですね。
雨を利用する
サバイバル時の飲料水の大本命、雨水の採取の仕方について紹介していきましょう。
大きめの容器を、ご用意ください。
容器の中に雨水を集めるだけで、完了です。
用意する容器は、できるだけフチが広がった物を用意しましょう。
雨を採取することができれば、朝露と同じように不安であれば煮沸することがおすすめです。
水の作り方を知っておくと災害の時役立つ
水の作り方について知っておくと、最低限の生きるために必要な物を手に入れることができますね。
災害はいつ襲ってくるかわかりません。
私が、2018年の北海道胆振地震で被災した時は真夜中でした。
私の場合は不幸中の幸いで家にいたので、食料や水など必要な物をもって避難することができましたが、外出先であると家からの持ち出しをすることができません。
最低限、水だけでも自給する事ができれば精神的にも気が楽になります。
必要な知識だけ、身につけましょう。
いつ災害が起こるか分からない
いつ起こるか分からない災害の中で、地震が起きたら水に関してどのような状況になるのか、紹介していきます。
地震の場合は高確率で断水する
地震が発生した場合は、高確率で断水や停電が起きてしまうのは仕方ありませんね。
一度断水や停電になると、復旧まで少なくとも2~3日かかってしまいます。
復旧までの間に、水が飲めなければ最悪の場合には、死に至ってしまうのです。
夏の場合は、熱中症による脱水症状などのリスクが高まりますね。
水の支援が来るのが遅い
断水になった時に、給水車が駆けつけてるのをテレビでよく放送されていますね。
しかし、給水車が駆け付けることができる地域は、ごくわずかです。
大抵の場合は、道路が安全でなくなってしまうことや地域に給水車が配備されていないため、来ることができないケースが多くなってきます。
支援はありがたいですが、自分で水を確保できる知識を身につけておきましょう。
水の作り方を知っておけば死亡するリスクが下がる
人間が水分をほとんど摂らないで生活した場合、どれくらい生きることができると思いますか?
答えは、成人の場合は5日以内だといわれています。
子供の場合は、もっと短いことが考えられますね。
人間は水分を摂らなければ、1週間と生きられないのです。
最低限水さえ作ることができれば、1週間で死亡するリスクが大きく下がります。
食事に関しては、2~3週間くらい摂らなくても死亡することはないとされているので、皆さんはいかに水が生命維持に大切なものか、知ることができたでしょう。
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災害に備えておくことが大切
ここまでは水の大切について紹介してきましたが、完璧に災害を乗りきるには準備が必要であることが一番大切ですね。
水の作り方を、知識として知っておくことも大切な準備ですが、できればきれいで安心できる水を飲みたいと思ってしまいますよね。
そんな皆さんのために災害時にすぐにできる、水の対策を紹介いたします。
バスタブに水を常時ためておく
災害が起きてしまった時に、まず行うべきことはなんだと思いますか?
それは、バスタブに水を貯めることです。
理想的な形としては、常時水でバスタブを満たしておくといいですね。
バスタブに水を溜めることができれば、大量の水を確保でき水問題に関しては安心することができます。
常時バスタブに水で満たしておけば、外出中であったとしても帰ってくれば、水がある状況を作ることができていますね。
安心を、常に意識しながら生活していきましょう。
防災バックを用意しておく
防災バックを用意しておくことも、非常に重要だということは有名な話ですよね。
普段から水や食料が入ったバックを、準備するようにしましょう。
災害時、1日に必要な水の量は、成人であれば2Lとされています。
1人に対して最低でも3日分は、用意するようにしましょう。
食料に関しては、レトルタや缶詰など日持ちがするものを日頃から賞味期限などを確認して、準備することが大切です。
水を得ることができそうな川を探しておく
水などの準備を怠ってしまっても、焦らないようにしてください。
もしペットボトルの水や食料などの準備を怠ってしまった場合は、川を探すようにしましょう。
飲むことができる川を見つけることができれば、ろ過をすれば飲むことができるようになります。
最低限、川の把握だけでもしておきましょう。
水の作り方を知っていればキャンプでも役立つ
水の作り方を知っておけば、本格的なキャンプで楽しむことができます。
普通のキャンプが飽きてしまった場合は、自給自足の本格的なキャンプをしてみましょう。
水を自分で作ることで、本格的なサバイバルを味わうことができそのまま災害時のスキルへと活かすことができます。
キャンプで楽しみつつ、災害時への対応について地震をつけましょう。
水の作り方は絶対にマスターしよう
水の作り方を、マスターすることはできそうですか?
初めは確かに、抵抗感がある人も多いです。
水の作り方の知識だけでも身につけておくことができれば、いざという時に安心することができます。
災害の時への対応をどこかにメモしておくことも、ひとつの方法かもしれませんね。
知識を一つでも多く身につけて、いざという時を乗り越えましょう。