冷水と温水がいつでもひとひねりで出てくるウォーターサーバー。
既に活用している人からすれば、日常生活に欠かせない生活必需品になっているでしょう。
ただ、なんでウォーターサーバーから冷水と温水が一ひねり出てくるのか、疑問を感じた人もいませんか?
実際にどのような仕組みで冷水と温水が作られているのか、理解している人はほとんどいないでしょう。
そこでこの記事では、ウォーターサーバーから温水と冷水が出てくる仕組みや、ウォーターサーバーに搭載されている便利な仕組みを解説!
合わせて、まだウォーサーバーを持っていない人に、ウォーターサーバーを活用するメリットを紹介していきます!
目次
ウォーターサーバーから冷水が出てくる仕組みには2種類ある
それではまず初めに、ウォーターサーバーから冷水が出てくる仕組みについて紹介していきます。
ウォーターサーバーから冷水が出てくる仕組みには。大きく分けて下記の2種類の方法があります。
電子冷却式
電子冷却式とは、タンク内のベルチェと呼ばれる素材に電気を通して冷却する仕組み。
電子冷却法の場合、少ない電力で水を冷却する力が備わっているため、電気代を安く抑えられるというメリットがあります。
しかし、電力が少ない分、冷却するまでに時間が掛かってしまうのがデメリットと言えます。
コンプレッサー式
コンプレッサー式とは、圧縮機の力で冷却ガスを圧縮・循環させ、その際の気化熱を利用して冷却を行う仕組み。
エアコンや冷蔵庫な度が冷たいのも、コンプレッサー式で冷却しているためです。
コンプレッサー式では、電子冷却式と比べて、短い時間で冷水を作れるのがメリット。
しかし、その分大量の電力を消費するため、電子式よりも電気代が高くなってしまいます。
現代に普及しているウォーターサーバーでは、ほとんどがコンプレッサー式を採用しているため、普及率が高くなっています。
温水ができる仕組みは金属棒に電気を通して加熱しているため
冷却する仕組みは2つの種類がありましたが、温水を作る仕組みは一つの方法しかありません。
ウォーターサーバー内で温水を作る仕組みは、金属棒に電気を通してサーバー内の水を加熱するというもので、電気ポットと同じで非常にシンプルな仕組み。
従来のウォーターサーバーでは、温水を作る際に大量の電力を使っていたため、電気代が高いのが難点でした。
しかし、現代では温水ができるまでの時間や、消費電力が抑えられるように改良されています。
温水を使った時の電気代は月額500円~1000円
ウォーターサーバーで温水を使う時、電気代がどのくらいかかるのか気になる人もいるでしょう。
そこで、この章では電気ケトルやガスを使った時の電気代と比較していきます。
一ヶ月当たりの電気料金をまとめた表は以下の通り。
温める方法 | 1日あたりの電気代 | 1か月あたりの電気代 |
---|---|---|
電気ケトル | 約10円 | 約300円 |
都市ガス | 約30円 | 約900円 |
プロパンガス | 約60円 | 約1800円 |
ウォーターサーバー | 約20円 | 約600円 |
上記の表を見てみると、電気ケトルが最も電気代が低くなっていますが、電気ケトルには保温機能が無いため何度も沸かさなければなりません。
また、やかんに水を入れガスを使って沸かすと、他の手法に比べて割高で電気ケトルと同じく何度も沸かし直さなければなりません。
そう考えると、保温機能が搭載されており最も電気代が安いウォーターサーバーを使うのが、最も電気代を押えられる方法と言えるでしょう。
ウォーターサーバーは月々いくらかかる?料金の内訳や月額が低いメーカーを紹介!
ウォーターサーバーに搭載されている様々な仕組みを紹介!
温水と冷水が出る仕組みが理解できたところで、ここからはウォーターサーバーの便利な仕組を紹介していきます。
冷水と温水が何時でも出る以外にも、ウォーターサーバーには便利な仕組みがたくさんあります。
- 用途に合わせて水温を細かく調整できる仕組み
- 冷たい水を温め直せる再加熱機能
- 電気代を節約できるエコモード機能
- 水の水質を保つためのクリーン機能
- 小さいお子さんがいても安全のチャイルドロック機能
それぞれの機能について説明していきます。
用途に合わせて水温を細かく調整できる
通常冷水・弱冷水・通常温水・弱温水といった様に、何段階かの温度調節機能を備えたウォーターサーバーも普及しています。
冷水の温度は4℃~15℃、温水の調整可能温度は70℃~92℃と、幅広い温度の中から用途に合わせて温度調整が可能。
飲料水として使うのはもちろんですが、コーヒーを飲んだり、カップラーメンを作ったりするときに待ち時間が無くなるのですごく便利と言えますね。
冷たい水を温め直せる再加熱機能
金属棒に電気を通して温められたお湯は、電気ポットのように暖かいタンク内で高温状態がキープされます。
85℃前後に保たれるため、お茶やコーヒーはもちろん、カップラーメンなどのインスタント食品にも幅広く活用できます。
また、もっと高い温度の熱湯が使いたい人は、ウォーターサーバーの再加熱機能がおすすめ。
再加熱機能を活用すれば、85℃にキープされている温水を、さらに高い温度にまで加熱することができます。
水の水質を保つためのクリーン機能
ウォーターサーバー内には、クリーン機能が搭載されているものがほとんどで、常に水質の高いお水を飲むことができます。
クリーン機能は、各メーカーによって様々な仕組みがありますが、最も普及しているのは空気中の雑菌を取り除くフィルターが搭載されているもの。
ウォーターサーバーから水を出す過程で、空気が入ってしまうため、どうしてもサーバー内の衛生状態が悪くなってしまいます。
しかし、このフィルターが取り付けられていることで、ほこりや雑菌をこのフィルターで受け止め衛生状態を保つことができるのです。
電気代を節約できるエコモード機能
ウォーターサーバーは、水の保温・保冷したり、自動クリーニング機能を維持するために24時間電源を入れておかなければなりません。
その時に気になるのが電気代。
エコモードが搭載されているウォーターサーバーであれば、電気代を最小限に抑えてくれます。
中には、使用頻度の少ない夜間だけ、自動的にエコモードに切り替わるウォーターサーバーもあって非常に便利ですね。
小さいお子さんがいても安全のチャイルドロック機能
ウォーターサーバーでは、一ひねりで90℃近い熱湯が出てくるため、小さなお子さんがいる家庭だと少し心配になりますよね。
そんな時に役立つのが、ウォーターサーバーに備わっているチャイルドロック機能です。
チャイルドロックをすると、2段階の操作をしなければお湯が出ない仕組みになるため、小さいお子さんが誤って触れた程度ではお湯が出ません。
また、チャイルドロックはお子さんが届かないウォーターサーバーの上部についているため、ロックが解除される心配もありません。
子育てにも安心して使えるため、子どもがいる家庭ではチャイルドロック機能が付いているウォーターサーバーを活用しましょう。
ウォーターサーバーを活用するとこんなメリットが!
ウォーターサーバーには様々な仕組みが搭載されているため、使用すれば生活水準が確実に一段階アップします。
ウォーターサーバーに興味を持った方はぜひ購入を検討してみて下さい。
あなたのおうちにウォーターサーバーが導入されれば、以下のような様々なメリットがありますよ!
おいしいお水が何時でも気軽に飲める
ウォーターサーバーの最大のメリットは、美味しくて安全なお水がいつでも簡単に飲めるという点。
各メーカーが全国の採水地から厳選した天然水で、ミネラルなどが豊富に含まれているため、美肌効果に繋がることも。
また、飲み水だけでなく料理に使うと、一段階上の料理が味わえますよ!
ウォーターサーバーの水は安全!水を安全に保つための4つの仕組み
水を買ってくる手間が無くなる
コンビニやスーパーなどでお水を買ってくる場合、重たい水を持たなくてはならないため、すごく不便でしょう。
しかし、ウォーターサーバーにすれば、毎月水が配送されるため重たい水を買いに行く手間を省けます。
特に女性の方からすれば嬉しいメリットと言えますね。
ウォーターサーバーを購入して有意義な生活を手に入れよう!
この記事では、ウォーターサーバーから冷水と温水が出てくる仕組み、そのほかの便利な仕組みについて紹介してきました。
ウォーターサーバーには、温度調整以外にも様々な仕組みが搭載されているため、導入すれば以前までの生活よりも快適に過ごせるでしょう。
各メーカーによって機能やデザイン、料金などにかなり違いがあるため、自分に合ったウォーターサーバーを選べるようにしましょう!