一ひねりでいつでも安全なお水が飲めるウォーターサーバーですが、実は衛生面に問題があると耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?
口にする回数が多いからこそ、水の衛生面や安全面は気になるポイントですよね。
どんなに便利で美味しくても、衛生上で問題がある水を美味しく飲むことはできません。
この記事では、そんな不安や疑問を持つ人に向けて、ウォーターサーバーの衛生面を保つための方法を紹介!
合わせて、衛生環境を保つ機能が搭載しているウォーターサーバーを紹介していくので、ぜひチェックしてみて下さいね!
ウォーターサーバーに雑菌が繁殖してしまう可能性がある2つの理由
まず初めに伝えたいのが、ウォーターサーバーは雑菌が繁殖してしまう可能性があるということ。
安全・安心のイメージが強いかもしれませんが、意外と衛生面に気を使わないと雑菌が繁殖してしまう可能性があるのです。
雑菌が繁殖してしまう要因は大きく分けて2つあるので、それぞれ紹介していきますね。
水に塩素が含まれておらず傷みやすい
衛生面に問題が出てしまう理由の1つ目は、ウォーターサーバーのボトルに塩素成分が少ないという点。
水の中の成分に塩素が含まれていないと、空気中の雑菌が繁殖しやすく水が早く傷んでしまいます。
ウォーターサーバーの水に塩素が少ないのは、ボトルに詰めていく過程で、塩素消毒をしていないため。
塩素が少ないお水の方が、味わいがすっきりとしていて、美味しいお水。
より美味しいお水を消費者に飲んでほしいという思いから、最低限の加熱処理だけを施し、塩素消毒をしないのです。
蛇口が外気にさらされており雑菌が繁殖しやすい
ウォーターサーバーからお水が出てくる蛇口部分は、常に外気に触れているため、空気中のほこりやごみなどが付きやすいです。
加えて、蛇口部分を手で触ったり、食器などが触れたりしてしまうと蛇口が汚れてしまう原因に。
お水と接するポイントが最も汚れやすいので、使用していくうえで細心の注意を払わなければなりませんね。
そこで、次の項目からウォーターサーバーの衛生面を保つために、自分でできる取り組みを紹介していきます。
ウォーターサーバーの衛生面を保つためのポイント
ウォーターサーバーは日常的に使用していく中で、間違いなく汚れが付着していくため、衛生状態が悪くなっていきます。
そのため、ウォーターサーバーの衛生面を保つためのポイントを理解しておきましょう。
下記がウォーターサーバーの衛生面を保つためのポイント。
- セルフメンテナンスを定期的に行う
- ボトル開封後は1か月以内に飲み切る
- ワンウェイ式のボトルを使用する
- 衛生面を保つための機能を搭載したウォーターサーバーを使う
それぞれ見ていきましょう。
セルフメンテナンスを定期的に行う
ウォーターサーバーの衛生面を保つためのポイント1つ目は、セルフメンテナンスを定期的に行うという点。
ウォーターサーバーを使用していく中で、知らないうちに汚れが溜まっていくため、自らで定期的に掃除をする必要があります。
特に空気に触れてしまう蛇口部分や、水の受け皿の部分などは汚れが溜まってしまいがち。
この記事の後半で、メンテナンス方法を紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ウォーターサーバーの掃除頻度はどのくらい?正しい掃除の頻度とやり方を紹介
ボトル開封後は1か月以内に飲み切る
ウォーターサーバーのお水は空気に触れる機会が多いため、劣化していくスピードがかなり速いです。
各メーカーによって異なるものの、開封した水の賞味期限は大体2週間から1か月。
賞味期限を過ぎてしまうと、水の水質が悪くなってしまい、まずいお水になってしまいます。
そのため、開封した後のお水は1ヶ月目安で飲み切るように心掛けましょう。
ウォーターサーバーの水には賞味期限がある!賞味期限を守って安全に活用しよう!
ワンウェイ式のボトルを使用する
ウォーターサーバーで使われているボトルは、繰り返し使うガロンタイプと使い捨てできるワンウェイタイプの2種類。
ガロン式ボトルの場合、水を使っていく中でボトル内に空気が入ってしまうため、空気と水が触れてしまいます。
対して、ワンウェイ式ボトルの場合は水を使っていくとボトルがつぶれていくため、水が空気に触れません。
雑菌が溜まってしまう原因の空気に触れないため、水の鮮度や衛生状態を保て、より長い期間美味しいお水が飲めます。
加えて、ワンウェイ式のボトルは使い終わったら、ペットボトルのごみに出せるので処分も簡単。
ワンウェイ式ボトルを検討してみても良いでしょう。
衛生面を保つための機能を搭載したウォーターサーバーを使う
各メーカーによって、衛生面を保つ機能が搭載されているウォーターサーバーがあります。
ウォーターサーバーに入る空気を洗浄する機能や、サーバー内で自動的にクリーニングしてくれる機能など様々。
そのため、ウォーターサーバーを選ぶ際に、除菌機能や抗菌機能に注目してみましょう。
この記事の最後で、クリーニング機能を搭載しているウォーターサーバーを紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
ウォーターサーバーの衛生面を保つために掃除すべき場所を紹介
ウォーターサーバーを自分で掃除したいけど、どこを掃除すれば良いのか分からないという人もいるでしょう。
自ら掃除して壊れたりしてしまうと、余計な費用が発生してしまうことも。
そこでこの章では、自分で掃除するべき場所を紹介していきます。
- ウォーターサーバーの蛇口付近
- ウォーターサーバーの水受け皿
- ウォーターサーバーの本体
それぞれ見ていきましょう。
ウォーターサーバーの蛇口付近
ウォーターサーバーからお水が出てくる蛇口付近は、汚れが溜まりやすい場所なので、しっかりと掃除しておきましょう。
取り外せるものがほとんどなので、蛇口を取り外して洗濯用洗剤でしっかりと洗うのが効果的。
また、蛇口の奥に汚れが溜まっている場合もあるため、綿棒を使って奥の汚れまで掃除するようにしましょう。
掃除し終わった後は、洗剤をしっかりと洗い流し、水気が無くなるまで自然乾燥させる必要があります。
水気が切れていないと水垢ができてしまい、雑菌の繁殖に繋がってしまうこともあるので、注意しましょう。
ウォーターサーバーの水受け皿
水の蛇口の下に付いている水受け皿も、水が溜まりやすく水垢や汚れが溜まりやすいです。
水受け皿が取り外せるタイプは、取り外して食器用洗剤でしっかりと洗い、自然乾燥させましょう。
取り外せないタイプのものは、洗剤を使わず、消毒用アルコールを染み込ませた布巾やスポンジで入念に拭き取ると綺麗になります。
また、蛇口と同様に洗い終わった後は、しっかりと水気を切るのを忘れないようにしましょう。
ウォーターサーバーの本体
意外と見落としがちですが、ウォーターサーバー外側の側面にもほこりや汚れが付着しがち。
外側の汚れは虫を寄せてしまう要因になるので、しっかりと拭きとって綺麗な状態を保つようにしましょう。
消毒用アルコールなどを使って拭き取るのが効果的です。
衛生面を保つための機能を搭載したウォーターサーバー5つを紹介
ここからは、衛生状態を保つための機能を搭載している5つのウォーターサーバーを紹介していきます。
- コスモウォーター/smartプラスNext
- フレシャス/dewo
- プレミアムウォーター/cado×PREMIUM WATER
- フレシャス/SIPHON+
- アクアクララ/アクアアドバンス
それぞれの機種によって、クリーニング機能が異なっているので、それぞれの違いを理解して自分に合ったウォーターサーバーを見つけましょう。
コスモウォーター/smartプラスNext
出典:コスモウォーター
まず初めに紹介するのが、コスモウォーターが出しているsmartプラスNextという機種。
SmartプラスNextには、タンク内に入る空気を清潔な状態に保つ独自のクリーニング機能が搭載されています。
そのため、ウォーターサーバー内に悪い空気が入らない設計になっており、水の衛生状態を保つことが可能。
また、48時間ごとに熱水をサーバー内に循環させて、サーバー内を清潔な状態に保つ機能も搭載されています。
様々なクリーニング機能が備わっており、安心・安全な状態のお水が飲めるように保たれているため、衛生面に気を使っている人からすると嬉しいポイントですね。
フレシャス/dewo
出典:フレシャス
続いて紹介するのは、フレシャスが出しているdewoというウォーターサーバーです。
Dewoの大きな特徴は、フレッシュ機能というサーバー内の温水を循環させる機能が付いており、内部の衛生状態を保つことができます。
加えて、サーバーの内部はエアレス構造という外気が入りにくい構造になっており、水と空気の触れる機会が少ないのも衛生状態を保つための大きなポイント。
また、衛生面だけでなく、デザイン性でも人気があるのも嬉しい要素ですね。
プレミアムウォーター/cado×PREMIUM WATER
出典:プレミアムウォーター
続いて紹介するのは、プレミアムウォーターが出しているcadoとコラボしたウォーターサーバーです。
このウォーターサーバーには、加熱クリーンシステムが搭載されており、温水を循環させてタンク内を熱消毒することができます。
フレシャス/SIPHON+
出典:フレシャス
続いて紹介するのはフレシャスが出している、SIPHON+というウォーターサーバーです。
SIPHON+の大きな特徴は、強力な殺菌効果のある紫外線で水を殺菌する機能を搭載しているという点。
サーバー内の雑菌を高い確率で消毒できるため、衛生的にとてもクリーンで新鮮な状態をキープしています。
また、ボトルワンウェイ方式になっており、水を使っていくとつぶれていく作りになっているのも大きなポイント。
もちろん衛生機能だけでなく、エコモードやデザイン性が豊富なのもおすすめするポイントです。
アクアクララ/アクアアドバンス
出典:アクアクララ
最後に紹介するのは、アクアクララが出しているアクアアドバンスというウォーターサーバーです。
アクアアドバンスは冷水タンクに強力なUV除菌ランプを搭載しており、サーバー内部の衛生状態を保つ機能が付いています。
加えて、抗菌加工が施されたフィルターが付いており、サーバー内部に汚れた空気が入らないのも衛生状態を保つポイント。
カラーバリエーションが8色と多く、ライフスタイルや好みに合わせて選べるのも、嬉しい要素ですね。
ウォーターサーバーを長期間使用しない場合は電源を切るのを忘れずに
長期旅行や出張などで2週間以上家を空ける場合は、本体の電源を切り忘れない様にしましょう。
先程説明した通り、ボトルを開封してしまうと賞味期限が一気に短くなるため、家に帰った時にお水が飲めなくなっています。
衛生状態が悪いお水を飲むと、体調を崩してしまう原因になるため、少々危険です。
そのため、家を空ける前にしっかりと水抜きをして、ウォーターサーバーの電源を切っておきましょう。
セルフメンテナンスを入念に行って衛生面を保とう!
この記事では、ウォーターサーバーの衛生面について紹介してきました。
ウォーターサーバーは使っていく中で、自然と汚れが溜まっていくため、定期的なセルフメンテナンスが必須。
この記事で紹介した掃除方法や、クリーニング機能が搭載されているウォーターサーバーを検討してみて下さい。