普段何気なく飲んでいるスポーツドリンク、実は糖分が高いことは知っていますか?
私たちが思っている以上にスポーツドリンクには砂糖や人工甘味料が多く使用されています。
この記事ではスポーツドリンクを飲む上で気を付けること、また糖分が多く含まれている理由についても解説していきます。
健康に気を使っている人や、いままで知らずに飲んでいた方はぜひチェックしてみてください!
スポーツドリンクは体に良い?
実は糖分がかなり多い
運動時によく飲まれているスポーツドリンク、実は糖分がかなり多く含まれています。
健康に良いイメージがありますが大量に飲む事は避けた方が良いです。
たまに水分補給を目的にスポーツドリンクを飲んでいる人もいますが、糖分をはじめ余計な栄養素を摂り過ぎてしまいます。
水分補給の際はなるべく水やお茶を飲むようにしましょう。
飲み過ぎると体に悪いことも
スポーツドリンクは糖分を多く取り込んでしまうため、飲み過ぎると健康に良くない面もあります。
砂糖やジュースを大量に飲んでいるのと基本的には変わりません。
糖分を摂り過ぎると生活習慣病のリスクが高まったり、肥満の原因になったりもします。
特にダイエット中の人はせっかくの努力が台無しになってしまう可能性もあります。
糖質が多いという事を理解したうえで、適量を飲むようにすることが大切です。
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普段の飲み物には適していない
運動時であれば糖分はエネルギーとして消費されますが、何もしていない状態でスポーツドリンクを飲むと糖分を摂りすぎてしまいます。
そのため普段の生活では他の飲み物を飲むようにしましょう。
基本的にはお茶や水が良いですが、どうしても飲みたいときは少量にとどめておくのがおすすめです。
夏場であれば氷を入れる事でも水分の割合が多くなり、多少は糖分を控えることができます。
スポーツ中などの場面以外では、なるべく他の飲み物を飲むようにしましょう
どのくらい糖分が含まれているの?
ペットボトル2本でごはん1杯
種類にもよりますが一般的なスポーツドリンクに含まれている糖分はペットボトル1本で30gと言われています。
これは角砂糖であれば6個分、ごはんのお茶碗半分のカロリーと同じです。
つまりスポーツドリンクを2本飲むだけでごはん1杯分のカロリーを摂っていることになります。
これを毎日飲んでいると知らないうちに大量の糖分を摂取してしまいます。
特にダイエットの水分補給に飲んでしまうと、せっかく消費したカロリーをまた補充してしまう事になります。
スポーツ中など大量のエネルギーを必要とする場合以外は控えた方が無難です。
ジュースと比べれば糖分は少ない
コーラなどの炭酸系飲料は大体1本で50g前後の糖分が含まれています。
スポーツドリンクは30g程度ですので、さすがに市販のジュースと比べると糖分の量は少ないです。
ただし炭酸を入れた飲み物は少し苦味が出るため、それを補う目的で糖分をかなり多く含んでいます。
そのためスポーツドリンクの糖分が少ないというわけではありません。
どうしても飲みたいのであればスポーツドリンクの方が糖分は少ないですが、どちらも糖分が多いということは覚えておきましょう。
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栄養補給として飲むのはOK
糖分が多いということはエネルギー源として優れているという意味でもあります。
そのため運動中の栄養補給などに効果があることは事実です。
あくまで飲み過ぎることが問題であり、効率よく栄養補給がしたいという時にはおすすめできる飲み物です。
また体調が悪く食欲がないときにもスポーツドリンクであれば飲みやすい事が多いです。
簡単にカロリーを補給できるため、必要に応じて飲むのが理想的です
なぜそんなに糖分が多いの?
味をおいしくするため
商品である以上、味がおいしくないと買ってもらえず売れ残ってしまいます。
そのため単純に味をおいしくすることも糖分が多い理由の1つです。
特に最近は飲み物の種類も多く、スポーツドリンクだけでも多くの商品が販売されています。
あくまで商品として作られているため、味を無視して販売することはできません。
水分補給だけではなく健康志向のスポーツドリンクなど、幅広い種類が売られているのもそのためです。
ミネラルを楽に補充できる
運動をすると糖分などのエネルギー源だけでなく、汗と一緒にミネラルも多く排出されてしまいます。
このミネラルは塩分に多く含まれており、運動後に塩分を補給する必要があるのもこれが理由です。
そのためスポーツドリンクにも塩分が多く含まれているのですが、そのままでは塩水と同じなのでしょっぱくて飲めません。
それを飲みやすくするために砂糖をいれて味を調整しているものが一般的です。
ミネラルを補充しやすい飲み物として作られていることも糖分が多い理由の一つです。
運動時のエネルギー補給の目的も
運動すると大量のエネルギーを消費するため、単純にエネルギー補給の目的で糖分を多くしている面もあります。
ただし消費するエネルギーは運動の種類や年齢、性別などで大きく変わるため、人によっては糖分が多すぎることも珍しくありません。
個人差はありますが激しい運動をしていたり、大量に汗をかくような場合であれば飲んでも問題ない場合が多いです。
ブドウ糖は水分を吸収しやすい
スポーツドリンクにはブドウ糖が多く含まれており、これらには水分を吸収しやすくする効果があります。
そのため水分補給に適した飲み物であることは事実です。
ただしブドウ糖自体が糖分であるため、そのまま体に残ってしまうと余計なカロリーを蓄える原因になります。
肥満の原因にもなるため注意が必要です。
普段から飲み過ぎると健康への影響も
肥満やメタボの原因に
糖分を摂り過ぎると体内に脂肪が蓄えられてしまい、結果として肥満の原因となるケースが多いです。
また年齢によってはメタボリックシンドロームなどのリスクもあります。
特にスポーツドリンクに糖分が多いということを知らず、気づかないままに糖分を摂りすぎてしまうケースが多いです。
糖分が多い飲み物であることをきちんと理解した上で飲むようにしましょう。
糖尿病のリスクが高まる
糖分を摂り過ぎると糖尿病になるリスクも高くなります。
糖尿病になると疲れやすい体になったり、けがが治りにくくなったりと様々な症状が出てしまいます。
また糖尿病になってしまうと治療も難しいため、ならないように事前に努力する方がずっと簡単です。
特に高齢の方や運動不足の人は注意が必要です。
スポーツドリンクだけが原因で起きるわけではないですが、日頃から糖分を摂り過ぎていないかこまめにチェックするようにしましょう。
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高血圧で病気になることも
血糖値が上がることで高血圧になり、病気のリスクが高くなることがあります。
これについてもスポーツドリンクだけが原因というわけではないものの、糖分が多い物を避けるという点では無関係ではありません。
人にもよりますが血糖値が高くなってしまう人は知らないうちに糖分を多くとってしまっているケースが多く、その点ではスポーツドリンクはかなり注意が必要です。
知らないうちに糖分を摂り過ぎないよう注意しましょう。
カロリーゼロなら大丈夫って本当?
人工甘味料でも太ることがある
よくカロリーゼロのスポーツドリンクが販売されていますが、これらには人工甘味料が使われていることが多いです。
これらは砂糖よりもカロリーが低くダイエットなどでも注目されることが多いです。
ただしカロリーが全くないわけではなく、飲み過ぎれば当然カロリーも摂り過ぎてしまいます。
人工甘味料であれば飲んでも太らないという訳ではありません。
カロリーが全くないわけではない
カロリーゼロと書かれている商品にはルールがあり「100mlあたり5カロリー未満」であればカロリーゼロと書いても良い事になっています。
そのためカロリーが全くないわけではありません。
安心して飲み過ぎてしまうと当然カロリーも増えてしまいます。
あくまでカロリーが少ないだけであることは覚えておきましょう。
甘すぎて舌が麻痺してしまうことも
人工甘味料はカロリーが低い反面、砂糖よりも甘みが強いものがほとんどです。
そのため人工甘味料に慣れてしまうと舌が麻痺してしまい、少し甘いだけでは満足できなくなってしまいます。
これが原因で過剰に甘いものを食べてしまい、肥満や病気の原因になってしまう事もあります。
適度にとる分には問題ありませんが、普通の砂糖よりも甘いものであるということは覚えておきましょう。
いかがだったでしょうか。スポーツドリンクは適度に飲めば栄養補給に最適ですが、よく知らないまま大量に飲んでしまうと問題が起きやすいのも事実です。
きちんと理解した上で、正しい飲み方をするようにしましょう!