番茶とほうじ茶の違いとは?意外と知らないお茶事情を詳しく解説!

番茶とほうじ茶の違いとは?意外と知らないお茶事情を詳しく解説!

「番茶とほうじ茶ってどの様な違いがあるの?」

番茶とほうじ茶は似ている部分が多いため、いまいち違いが分からない人も多いかもしれません

かなり似ている部分が多い二つのお茶ですが、厳密には色々と異なる部分が多いんです。

そこでこの記事では、番茶とほうじ茶の違いやその他のお茶との違いを紹介していきます。どの様な違いがあるのかチェックしてみてくださいね。

番茶とほうじ茶の違いは加工する製法

結論から言うと、番茶とほうじ茶の違いは加工する製法です。

番茶は採取した茶葉や茎を煮てから乾燥あさせるのに対して、ほうじ茶は茶葉を強火で炒る工程があります。

茶葉を炒る工程があるかないかによって、使っている素材は同じでも味わいに大きな違いがでます。

番茶とは?

番茶とは日本茶の一種で、新芽を刈り取った後の茶葉や大きく育って硬くなった茶葉などで作られるお茶の総称のこと。

茶葉を積む時期や銘柄、使用する部位、焙煎の有無などん加工法によって多少の違いこそあるものの煎茶などに向かない茶葉が主に使用されます。

そのため、一般的な茶葉よりも品質が低く、品質の下った2級品の茶葉から作られた低級品の緑茶と言えます。

特有の苦みや渋みこそあるものの、癖のないさっぱりとした飲み口が特徴です。

成分 含有量
エネルギー(kcal) 0
カリウム(mg) 32
ビタミンC(mg) 3
カフェイン(g) 0.01
タンニン(g) 0.03

番茶は地方によって様々な呼び名がある

番茶は地方によって味わいや呼び名に違いがあり、代表的な番茶は京都・徳島・岡山の3種類です。

代表的な番茶 特徴
京番茶 大きな葉をそのまま蒸して揉まずに乾燥させ、炒って作る、焙じタイプの番茶
茶葉を炒る工程で発生する燻し香が特徴
阿波晩茶 枝ごと刈り取った茶葉を釜でゆででから、揉んで桶に漬け込み、乳酸菌発酵させ天日干しして乾燥させた番茶。
一般的な番茶とは製法が異なるため、晩茶と表記される
美作番茶 枝ごと刈り取った茶葉を蒸すように煮て、時々煮汁をかけながら天日干しして乾燥させる製法。
やさしくすっきりした味わいが特徴。

ほうじ茶とは?

一方でほうじ茶は、茶葉を焙じたお茶のこと。番茶で使用されている茶葉・茶茎を強火で炒る製法作られています。

強火で炒ることにより、番茶のデメリットとも言えるカフェインや苦み・渋みが少なくなっています。

また、番茶は香ばしい口当たり・さっぱりとした味わい・濃い褐色の色味などが特徴です。

ほうじ茶も番茶と同様に一番茶(新茶)と比べて品質や味わいが劣ります。

成分 含有量
エネルギー(kcal) 0
カリウム(mg)  24
ビタミンC(mg) 微量
カフェイン(g)  0.02
タンニン(g) 0.04

ほうじ茶はカフェイン含有量が少ない!

ほうじ茶は高温で炒ることでカフェインの含有量が変化していますが、緑茶に比べるとカフェイン量はごくわずかです。

そのため、カフェインが苦手な人でもごくごく飲めて水分補給にぴったり。

カフェインによる利尿作用や覚醒効果がないので、寝る前や仕事中でも気にせずに摂取できます。

カフェインに気をつけなくてはならない体質の人や妊婦、小さな子供など、カフェインをできる限り避けたい人は、ほうじ茶を選んでみましょう。

番茶とほうじ茶だけではない!色々なお茶の種類

ここまでに番茶とほうじ茶の違いを紹介してきましたが、緑茶には様々な種類があります。

代表的な緑茶の種類を紹介していきます。

  • 玉露
  • 煎茶
  • 抹茶
  • 釜炒り茶
  • 玄米茶

玉露【数ある緑茶の中で最高級品】

玉露は日本茶の中でも最高級品に分類されるお茶のことで、お茶専門店などにいくと中々のお値段で販売されています。

玉露が高級になっているのは他のお茶と比べて栽培・製法に時間がかかるのが要因。

特殊な栽培方法で作られているため、玉露の価値が相対的に高くなっているのです。

煎茶【最もスタンダードな緑茶】

煎茶は日本茶の代表ともいえる最もスタンダードなお茶で、全国の緑茶の生産量の中で6割近くを占めます。最も日本人に親しみのあるお茶です。

茶葉を摘んでから、新鮮なうちに熱処理することにより酵素の働きを止め発酵が進まないように加工。工程の中で揉みながら乾燥をさせることにより、保存性を高めます。

抹茶【濃厚で苦みのある味わいが特徴】

抹茶は茶葉を揉まずに乾燥した茶葉を茶臼と呼ばれる専用の臼で挽いて微粉状に製造したものを指します。

京都のイメージを持っている人も多いかもしれませんが、発祥の地は海外の中国です。1200年頃に誕生したため、かなり歴史があります。

最近では抹茶がちょっとしたブームになっており、コンビニやスーパーなどでスイーツやドリンクで販売されているため、かなり身近な存在になりました。

釜炒り茶【釜で炒って作られるのが特徴】

釜炒り茶は茶葉が新鮮なうちに熱処理を加え、酵素の働きを止めて発酵が進まないようにする製法です。

釜で炒ることにより茶葉の発酵を止めることができるので、独特な口当たりと風味があります。

釜炒り茶はあまり有名なお茶ではありませんが、特に九州地方で楽しまれているお茶です。

玄米茶【炒った玄米の香ばしい香りが特徴】

玄米茶は煎茶や番茶に玄米を加えて作られているお茶で、香ばしい香りと口当たりが特徴です。

玄米にはカフェインが含有されていないため、他のお茶と比べてカフェイン含有量が少ない傾向。カフェインが苦手な人や妊娠中の人におすすめです。

飲みやすく、日常的に飲むお茶として人気があります。また、緑茶に親しみのない海外の人からも人気を集めています。

お茶の違いを理解して自分に合ったお茶を見つけよう!

ほうじ茶と番茶は製法に違いがあります。同じ茶葉を使っているものの、製法が違うと味わいも大きく異なります。

また、お茶はほうじ茶と番茶以外にも様々な種類があるので、それぞれの違いをのみ比べるのも楽しみの一つ。

色々なお茶を飲んでみて、自分にぴったりのお茶を見つけてみてくださいね。