赤ちゃんがいるお母さん方は、湯冷ましについて聞いたことがあるでしょう。
しかし正しい作り方や使い方を、理解している人は少ないです。
湯冷ましを、赤ちゃんに与えることはおすすめです。
しかし正しい方法で与えなければ、赤ちゃんが体調を崩すきっかけとなってしまいます。
今回の記事では、赤ちゃんに湯冷ましを与える時期とおすすめする理由について紹介していきます。
赤ちゃんに湯冷ましを与える時期は生後2ヶ月から
赤ちゃんに湯冷ましを与える時期は、生後2ヶ月が目安となっています。
湯冷ましは母乳以外の飲み物として、与えることができる数少ない飲み物です。
赤ちゃんは1歳をすぎると、ジュースなどを飲めるようになります。
ジュースの味を覚えてしまうと、湯冷ましを飲まなくなってしまいます。
飲んでくれる間に、与えるようにしましょう。
赤ちゃんに湯冷ましをおすすめできる理由
赤ちゃんに湯冷ましを与えることが、おすすめな理由は沢山あります。
湯冷ましを与えることがおすすめな理由は、なかなか想像することが難しいです。
日本の水道水を与えることは、安全ではありません。
大切な赤ちゃんを守るために、湯冷ましは活躍してくれます。
では湯冷ましを与えることの、おすすめな理由をご紹介します。
水道水カルキが含まれている
世界的にみて、日本の水道水はしっかりと殺菌されていて安全だとされています。
しかし、殺菌をするために強い薬剤を使用しています。
殺菌のための薬剤はカルキです。
カルキは水道水の中に目立たない量ではありますが、含まれています。
カルキは赤ちゃんにとって、有害な成分となってしまいます。
湯冷ましは、カルキなどの赤ちゃんにとって、有害な成分を取り除いています。
安心して赤ちゃんに与えることができる水として、とても貴重です。
また大人が水道水を飲むとしても、カルキのせいで体調を崩してしまう人もいます。
大人もこの機会に、湯冷ましを活用しましょう。
胃腸に負担を掛けない
胃腸への負担が無い事も、おすすめなポイントです。
カルキの他にも水道水には、赤ちゃんにとって刺激の強い成分が多く含まれています。
カルキ以外の有害な成分も、湯冷ましを作る事によって取り除くことができます。
有害な成分を取り除くことによって、胃腸をなくすことが出来ます。
水道水に不安を感じている方は、湯冷ましを活用しましょう。
湯冷ましの作り方
湯冷ましの適温は、37℃程度となっています。
湯冷ましが冷たすぎると、下痢になってしまう可能性が高くなります。
反対に熱すぎてしまうと、やけどの恐れがあります。
温度調節はかなり重要になるので、しっかりと行いましょう。
やかんに水を入れ沸騰させる
やかんに水を入れて沸騰させます。
10分以上は、必ず沸騰させてください。
沸騰させるときの注意点は、蓋をしないことです。
沸騰させることで、トリハロメタンが取り除かれます。
水道水の中に含まれるトリハロメタンは化合物の一つで、クロロホルムなどが代表的です。
人体にはあまり良い物質ではないので、取り除くことで安全生が増します。
沸騰した水を冷ます
沸騰した水を冷ますことが必要です。
冒頭で案内した通り、37℃程度の人肌まで冷まさないと赤ちゃんの体調が悪くなってしまいます。
再沸騰もしてはいけません。
再沸騰をしてしまうと、不純物を取り込んでしまう可能性が高くなります。
不純物を取り込んでしまうと、せっかく湯冷ましを作ったのに意味がなくなってしまいます。
正しい方法で、湯冷ましを作成しましょう。
電気ケトルや電気ポットは湯冷ましに向いていない
時間設定が出来ない電気ケトルや電気ポットは、湯冷ましを作成で使用してはいけません。
理由としては、電気ケトルや電気ポットは温度に沸騰時間が、依存してしまうからです。
湯冷ましを作るには、必ず10分以上沸騰させなければいけないです。
10分以上沸騰させないと、トリハロメタンを除去出来ないからです。
時間設定が可能な電気ケトルや電気ポットがあれば、使用しても問題ありません。
湯冷ましは、時間がとても重要になるので必ず10分以上沸騰させることができる方法で、作成しましょう。
湯冷ましをミルクに使用する時の作り方
湯冷ましのお湯を利用して、ミルクを作ることはおすすめです。
湯冷ましのお湯を利用することで、赤ちゃんに有害な物質が含まれないミルクを作ることができます。
湯冷ましを利用したミルクの作り方を、ご紹介します。
沸騰して少し冷ましたお湯を利用する
ミルクを作るときは、70度まで冷ました湯冷ましを利用します。
70℃にする理由は、温度が低すぎるとサカザキ菌やサルモネラ菌の繁殖が起きる危険性があるからです。
沸騰した水をそのまま使用すると、ミルクの成分が壊れてしまう可能性があります。
70℃が一番最適です。
衛生的な哺乳瓶を利用して育児用ミルクを入れる
衛生的な哺乳瓶を使用することも重要です。
衛生的な哺乳瓶を準備した前提で、必ず育児用のミルクを使用します。
そして規定量の粉ミルクを、投入します。
粉ミルクを入れたら優しく振って、粉ミルクと湯冷ましを混ぜましょう。
ミルクを人肌まで冷ます
よく混ざったら、流水や氷水で冷ましましょう。
その時に吸口を濡らさないことが、大切です。
冷ます温度としては、人肌くらいがベストとされています。
哺乳瓶が冷めたら温度を直接確認する
ここまで完成したら、瓶の周りの水分を拭き取りましょう。
最後の温度確認が必要です。
確認方法は、ミルクを1滴自分の手首に垂らします。
垂らしてみて、ほんのり温かければ赤ちゃんに与えても大丈夫です。
もし熱すぎたり、冷たすぎたりした場合は再度調整が必要です。
正しい手順で、湯冷ましのミルクを作りましょう。
湯冷ましを作ることが面倒なら、ウォーターサーバーの水を与えることも効果的
湯冷ましを作ることが面倒な人は、ウォーターサーバーを活用することも一つの手です。
ウォーターサーバーは、塩素やカルキなどが元々含まれていないです。
湯冷ましを作る理由が、なくなります。
日常生活の料理や飲料水としても、使用することができます。
日常生活で使用することを考えたら、水道代が安くなるのでお得です。
設置の手間も少ないので、積極的活用しましょう。
ミネラルウォーターを与える場合は注意が必要
ミネラルウォーターは安全だと思っている人が多いです。
確かに大人にとっては、体にいい成分が含まれています。
しかし、赤ちゃんにとってはそうではない場合があります。
赤ちゃんにミネラルウォーターを与える際の注意点について、ご紹介します。
軟水を使用する
赤ちゃんに与える際は、軟水を使用することが必須です。
軟水の中でも硬度が100以下のミネラルウォーターを、選びましょう。
ミネラルは基本的に、ミルクや母乳に含まれているのでミネラルウォーターから、摂取する必要はありません。
摂取しすぎてしまうと、バランスを崩してしまいます。
内蔵に負担が大きくなってしまい、体調を崩してしまう恐れがあります。
基本的には、湯冷ましを利用しましょう。
温度を常温にする
ミネラルウォーターは保存のため、冷蔵庫で保管していることが多いと思います。
冷蔵庫から出したばかりで冷たいまま、利用することは絶対にしてはいけません。
常温の目安は15~25℃とされているので、必ず与える前に確認するようにしましょう。
体温が低下することによって、赤ちゃんの免疫力が低下してしまいます。
免疫が低下することで、体調不良になってしまう危険があります。
特に冬場は冷蔵庫で保管していなくても、冷たくなってしまう危険性があります。
冬場は、より一層注意しましょう。
湯冷ましは体に害は無いが、母乳やミルクより与えすぎはいけない
湯冷ましは赤ちゃんに与えていいとされていますが、母乳やミルク以上に与えてはいけません。
湯冷ましは水分が足りていない時に、与えるものです。
赤ちゃんに湯冷ましを過剰に与えてしまうと、湯冷ましだけでお腹が一杯になってしまいます。
湯冷ましのみで、お腹が一杯になってしまうとミネラルなどの必要な栄養素を、摂取することが出来なくなってしまいます。
必ず母乳やミルクを与えてることが前提で、湯冷ましを与えるようにしましょう。
湯冷ましは上手に活用することが必要
湯冷ましは、非常に便利です。
しかし、与え方を間違ってしまう人が、多く存在しています。
間違った与え方をしてしまうと、赤ちゃんにとって有害になってしまう可能性があります。
今回は、正しい作り方と使用方法についてお伝えしました。
正しい頻度と作り方で、活用していきましょう。