お茶と聞けばなんだか健康そうな、イメージがある方は多いですよね。
もちろん、お茶には健康的な成分が豊富に含まれています。
しかし水分補給という観点からみてお茶は、効果的であるといえるのでしょうか?
今回の記事ではお茶が水分補給に適していない理由と、おすすめの水分補給の方法について紹介していきます。
正しい水分補給をして、潤った生活を送りましょう。
お茶は水分補給に適していない理由
お茶は水分補給に適していないといわれていることを、皆さんはご存知ですか?
人間の生活において水分補給が、いかに大切か皆さんもなんとなくは知っていますよね。
お茶は健康的に良いといわれているのに、なぜ水分補給には適していないのでしょう。
水分補給に適していない理由を、紹介いたします。
利尿作用が高くなる
せっかく水分補給をしたのに、すぐに体外に排出されては意味がありませんよね。
お茶にはカフェインが含まれており、利尿作用があります。
利尿作用の影響で、満足に水分を維持することができないというわけです。
水分補給をする際は、お茶以外の選択をしましょう。
尿路結石のリスクがある
尿路結石は、とても痛いといわれています。
お茶に含まれる、シュウ酸といわれる成分が尿路結石をつくってしまうのです。
尿路結石ができてしまうと、血尿が出てしまうなんてことも…
水分補給のタイミングで、大量にお茶を摂取することは控えましょう。
塩分の補給ができなくなる
水分補給に必要なものは、水分の他にもあることを皆さんはご存知ですか?
水分の他に必要なものは、塩分だといわれています。
特に夏の時期にしっかり水分の補給を行っていたのに、熱中症になってしまう原因は塩分を摂取していないことが理由です。
特にお茶で水分補給をしている方に顕著に影響が現れており、お茶が水分補給に適していない証拠になります。
塩分を補うことができないと体内では、ナトリウム濃度を一定に保つために体から汗として水分を排出することになりますね。
脱水症状を防ぐためにも、お茶で水分補給をすることは控えましょう。
鉄分の吸収を阻害する
貧血の影響で立ちくらみすることが、多い人もいるでしょう。
そんな方はお茶で水分補給をすることは、控えたほうがいいとされています。
貧血になる人は血中のヘモグロビンが不足してしまい、鉄分が全身に運ばれなくなります。
特にタンニンとヘモグロビンの相性は悪いとされており、貧血の人にとっては飲んではいけない飲み物となってしまいます。
貧血の人はお茶に限らず、カテキンには気をつけましょう。
水分補給に適した飲み物
お茶は水分補給に適していないということが、わかっていただけたでしょう。
しかしお茶が水分補給に適さないとされてしまうと、どんな飲み物だったら効果的なのでしょうか?
この章では、水分補給に適している飲み物を紹介いたします。
ミネラルウォーター
やはりミネラルウォーターが、一番良いという人はかなり多いですよね。
ミネラルウォーターは必要な栄養素を最低限取りこむことができ、なおかつ水分補給もすることができる利点があります。
カリウムやマグネシウムなどが体の中にあり、大切な栄養であることはみなさんもご存知ですよね?
ミネラルウォーターには、カリウムやマグネシウムが豊富に含まれています。
今までお茶を飲んでいた人は、ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
ミネラルウォーターは何種類ある?水道水との違いと種類について徹底解説
経口補水液
経口補水液は、風邪の時によくお母さんが買ってくるイメージですよね。
私が胃腸炎になった時に、内科の先生からいわれたことが
「体液に一番近い水なので、嘔吐で脱水症状が怖ければ経口補水液をのむといいですよ。」
内科の先生がおすすめするくらい水分補給に適した、飲みものということです。
経口補水液はナトリウムの量が多く適度に糖もあり、水分補給をする身としてはありがたいですよね。
ただ値段も若干高いので、ここぞという場面で購入するようにしましょう。
オレンジジュース
オレンジジュースは美味しく飲むことができるので、子供にも人気が高く朝食に出している家庭も多いですね。
そんなオレンジジュースも、水分補給に適しているといわれているのです。
オレンジジュースに含まれている、クエン酸やカリウムは体に必要な栄養素だといわれています。
活性作用も含まれており、朝食でオレンジジュースを飲むことは、理にかなっているというわけですね。
オレンジジュースには体にいい効果が満載!オレンジジュースの効果と注意点
効果的な水分補給のタイミング
これまでおすすめの水分補給の飲み物について紹介してきましたが、間違ったタイミングで水分補給をしてしまうと意味がなくなってしまうことを皆さんご存知ですか?
正しいタイミングを知って、効果的な水分補給ができるようにしましょう。
朝起きた時
朝起きたタイミングでは、どれくらいの水分が失われていると思いますか?
失われた水分は1日8時間寝る人で500mlと言われています。
約ペットボトル1本分ですね。
これを補うためには、朝起きたタイミングで200mlが必要だといわれています。
しっかりと失われた水分を、取り戻しましょう。
入浴した時
入浴したら、喉が乾きますよね。
喉が乾いている状態は、軽度の脱水症状になっているということです。
入浴後の水分補給は自らしたくなると思いますが、実は入浴前の水分補給が大切であることは、皆さん知っていましたか?
水分が入浴中に失われないためにも、入浴前に水分補給をするようにしましょう。
就寝する時
寝る前にもお風呂の時と同じで寝ている間に脱水症状を起こさないために、水分補給が必要だといわれています。
寝る1時間前にコップ一杯の水を、飲むようにしましょう。
寝る前に水分補給を行うことができれば、朝の目覚めも良くすることができますよ。
お茶の効果
水分補給には適さないお茶ですが、水分補給以外の目的であれば効果を発揮することができます。
お茶の素晴らしい効果を、確認していきましょう。
リラックス効果
お茶にはリラックス効果があることは、皆さんご存知でしたか?
お茶にはテアニンという成分が含まれていて、神経細胞の保護をすることができます。
またお茶は香りが、すごく良いですよね。
香り成分もリラックス効果に繋がるので、リラックスしたいのであればお茶はおすすめです。
老化の解消
お茶は老化の解消ができるということは、昔から噂されていましたよね。
お茶にはビタミンCが豊富に含まれており、肌の酸化を防ぐ抗酸化作用あるとされています。
ビタミンCは健康維持にも重要であるとされていて、若いうちからお茶を飲むことがおすすめです。
お茶を飲んで、いつまでも若々しくいましょう。
覚醒作用
お茶を飲むと、カフェインの影響で覚醒作用を期待することができます。
朝起きた時が一番、眠気を感じていますよね?
そんな眠気を解消してくれるのが、お茶です。
その他にも疲労防止や二日酔いの予防などの効果も期待することができるので、朝はお茶を飲むようにしましょう。
ダイエット効果
女性の方はダイエットを、考えている方も多いですよね。
なんとお茶にはダイエット効果が、あるといわれています。
お茶の中に含まれているカテキンは血中コレステロールを改善するや役割があり、腸内環境を良くする働きがあるので、ダイエット中の方嬉しいですね。
ダイエットを頑張りたい方は、お茶を飲むようにしましょう。
お茶は正しく活用しましょう
いかがでしたか?
お茶は正しく活用することができればいい効果をもたらしますが、用途を間違えてしまうと、良くない結果になってしまいます。
正しい用途でお茶を飲んで、潤った生活を送りましょう。