学生や社会人にとってお酒を飲む機会は多いもの。
出来る事ならお酒を楽しく飲んたり、飲んでも二日酔いにならない方が嬉しいですよね。
この記事ではお酒に強くなる事はできるのか、なるべく酔わずにお酒を楽しむためにはどうすればよいかを解説します。
お酒に弱くて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!
お酒に強くなるためにはどうすればいい?
体質的に強くなる方法はない
そもそも体質的にお酒に強くなることは難しいと言われています。
後述でも紹介しますがお酒の強さというのは基本的に先天的な要素によるものが強く、後から努力して変えることは基本的には不可能です。
工夫によって酔いにくい状態を作ることは可能ですが、体質そのものを変えることはできません。
基本的には遺伝子で強さが決まる
お酒の強さというのは遺伝子で決まるようになっており、これが後天的に強くなることが難しい理由とも言えます。
基本的には生まれた時点でお酒の強さが決まっていることになります。
これはアルコールを分解する酵素が常に身体の中で作られており、その分解能力の差によってお酒の強さが決まるためです。
年齢や性別によって違いが出ることも
あくまで一般的にですが、男性よりも女性の方がお酒に酔いやすい傾向があると言われています。
これば男性の方がアルコールの分解スピードが速い傾向があり、血液中にアルコールが残りにくい事が原因です。
同様に年齢が上がるほどアルコールの分解機能が低下し、高齢者の方がお酒に酔いやすいと言われています。
ただこれらはあくまで一般論ですので、実際には個人差や体調によって大きく左右される部分が大きいです。
きちんと自分の体質を理解した上で、適量を飲むように心がけましょう。
お酒に酔いにくくすることなら可能
お酒に強くなることは基本的に不可能ですが、少し工夫をすることでお酒に酔いにくくすることであれば可能です。
以下、お酒に酔いにくくなる方法を解説していきます。
飲むペースを調整する
よく言われる事ですが、急激にアルコールを摂取するより少しずつ飲んだ方が良いが回りにくいです。
体がアルコールを分解できるスピードには個人差があるため、自分の体調が変わらないペースを心がけることが大切です。
また急に大量のアルコールを摂取するとアルコール中毒等のリスクもあるため、安全性の面でもゆっくりと飲んだ方が無難です。
お酒を飲むときは無理せず、自分のペースを守って飲むようにしましょう。
しっかりと水分を取る
アルコールの分解には水分を必要とするため、途中で水を飲むだけでもかなり酔いにくくなります。
飲酒中はアルコール利尿作用で水分が不足しがちなので、普段以上に水をしっかりと飲むようにしましょう。
その場の空気で水を飲みにくい場合は水割り、お茶割などの飲み物に変えるだけでも多少効果はあります。
水割りであれば薄めにしてゆっくり飲むのもおすすめです。
空腹のままお酒を飲まない
空腹の状態でお酒を飲むと、普段よりもアルコールの吸収が早くなってしまいます。
なるべく酔わずに済むようしっかり食事をとってから飲酒するようにしましょう。
また酔いやすくなる以外にも胃腸の調子を崩しやすいなど、空腹時の飲酒はリスクも多いです。
特別時間が無い時であっても、なるべく食事をとるようにしましょう。
飲む量を減らす
シンプルな方法ですが、そもそも飲む量が少なければ酔いにくくなります。自分の体質と合わせて飲む量を調整するようにしましょう。
あまり知られていない事ですが、実は度数の高いお酒を飲む方が結果的にアルコールの摂取量が少なくなる場合があります。
例えばショットグラス1杯のウイスキーとジョッキ1杯のビール等であれば、実はウイスキーの方がアルコール量が少なかったりします。
本格的なバー等ではグラスの氷を解かすのがマナー違反になる場合もありますが、ストレートやショットグラスであればその心配もありません。
お酒を飲まないことで周囲に気を使わせる心配もないため、味に抵抗がない方であれば強いお酒を少量飲んでみるのも方法の1つです。
ヘパリーゼ等のドリンクを飲む
よくコンビニ等で販売されているドリンク類ですが、アミノ酸が多く含まれているものであれば酔いにくくなる可能性があります。
これはアミノ酸にアルコールの分解をサポートする機能があるためです。
一方ウコンについては肝臓を保護する効能があると言われていますが、実はきちんとした研究結果があるものではありません。
確実に効くものが欲しい場合はアミノ酸が含まれているものを選びましょう。
お酒に酔いにくくなる食べ物もある
栄養素が豊富なおつまみ
食べ物に含まれている栄養素によってもアルコールの回りを遅くする効果が期待できます。
種類は様々ですが、以下が代表的なものになります。
・ビタミン:レバー、貝類、魚卵など
・脂質:揚げ物、チーズ、ナッツ類
・アミノ酸:卵焼き、唐揚げ、チーズ
意外と居酒屋などで提供されるメニューにも多く含まれているため、上記のようなメニューを積極的に注文するのも効果的です。
特にチーズ類は栄養素が豊富なため、積極的に食べるようにしましょう。
基本的には水が一番
冒頭でも少し紹介しましたが、基本的に酔いに一番効果があるのは水分です。お酒の合間に少しずつでも水を飲むだけでかなり酔いにくくすることができます。
特に効果があるのがお湯割りです。人は基本的に温かい飲み物をゆっくり飲む傾向があるため、ペースを調整しながら水分も摂取することが出来ます。
自分の好きな方法で構いませんが、水分はしっかりと摂るようにしましょう。
よく見かけるお酒の迷信
吐くと強くなる
よくお酒に強くなりたい人が行いがちな事ですが、これば完全にNGです。
効果がないばかりか胃や食道などの内臓を痛める可能性があります。
重度のケースだと体の内部で出血を起こすこともあり大変危険です。
過剰にアルコールを摂取したり吐いたりしても体質的に強くなることはないため、絶対にやめましょう。
出産後は強くなることがある
こちらも科学的な根拠は全く存在せず、出産によってお酒の強さが変わることはありません。
妊娠中お酒を控えていた人が久しぶりに飲酒したことで強くなったと錯覚するケースが多いようです。
基本的に妊娠がお酒の強さに影響することはないです。
毎日飲むと強くなる
これはお酒に強くなっているわけではなく、酔っている状態に慣れて強くなったと錯覚してしまうケースがほとんどです。
体質的に強くなっているわけではありません。
適量を楽しむ分には問題ありませんが、毎日大量のアルコールを摂取すると肝臓に負担がかかり体調を崩すこともあります。
お酒に強くなるために過剰な飲酒を行うことは避けましょう。
筋トレすると強くなる</h3
これは体の大きい人ほど相対的に体内の水分量が多くなるため、小柄な人と比べて酔いにくい傾向がある事から勘違いされているようです。
確かに体格的に大きい方が酔いにくい傾向はあるものの、筋トレでお酒の強さが大きく変わることは基本的にありません。
また余談ですが、体格が大きい人であっても脂肪の多い人は良いやすい傾向があります。
これはアルコールが脂肪に溶けにくいためであり、同じ体重でも筋肉質の人の方が酔いにくい事が多いです。
いずれにせよ筋トレで体質が大きく変わる可能性は低いため、あまり現実的には効果がない事が多いです。
お酒に弱くても気にならなくなる方法
乾杯の時だけ飲む
お酒に弱い人が良く悩んでしまう理由の1つに周囲に気を使わせてしまう、空気が読めないと思われてしまうというものがあります。
そんな時は乾杯の時だけアルコールを頼み、後からソフトドリンクに変えてしまうのもおすすめです。
飲み会が進むと段々と酔いもまわり、人の飲み物を気にしている人は案外少ないです。
場が盛り上がってきたらさりげなく普通の飲み物に変えてしまいましょう。
ノンアルコールのものを選ぶ
最近ではノンアルコールのカクテルなども多く提供されており、見た目も普通のお酒と変わらないものが多いです。そのためノンアルコールの飲み物を注文して堂々と飲んでしまうのもおすすめです。
種類にもよりますが、ノンアルコールのカクテルは味も比較的美味しいものが多く、飲み物として純粋に楽しめる面もポイントです。
盛り付けがお洒落なものも多いため、お気に入りのメニューを探してみるのも良いかも知れません。
「お酒は飲めない」とはっきり言う
抵抗が無いのであれば事前に「お酒は飲めない」とはっきり言ってしまうのも1つの手です。
最初のハードルは少し高いかも知れませんが、今後飲みの場で気を遣わずに済むと考えれば選択肢としてはありだと思います。
ただ人によっては気を遣ってしまったり、職場やグループの雰囲気によっては言いずらい事も多いと思います。そういった場合は無理せず、自分に合った方法でお酒と付き合っていきましょう。
そもそも飲み会に行かない
そもそも飲み会に全く参加しないというのも1つの手です。お酒が飲みたくないのに無理に参加しているのであれば断ってしまうのも選択肢の1つです。
相手との関係性によっては難しい場合もありますが、プライベートなどで興味のない飲み会であれば断る勇気も大切です。
特に参加したくない飲み会であれば思い切って断ってしまいましょう。
案外スッキリした気分になったり、時間を有効に使えるなど良い事も多いです。
ここまでお酒に酔いにくくなる方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
体質を変えることは難しいですが、少しの工夫でお酒を楽しいものにすることは可能です。
この記事も参考にしながら、自分に合った方法を探してみましょう!