コンビニやスーパーなどで、手頃な値段で買える野菜ジュース。
わずか数百円で1日分の野菜を摂取でき、豊富な栄養素を取れるため、日常的に飲用している人も多いのではないでしょうか?
忙しくて野菜を摂取する余裕がなかったり、外食ばかりでなかなか野菜が取れない時など、野菜を手軽に摂取できるのでとても便利な食品です。
健康を促進する効果がある野菜ジュースですが、実は巷で効果がないと囁かれているのをご存知でしょうか。
この記事では野菜ジュースを飲んでも意味がないと言われている理由・野菜ジュースを選ぶ際のポイントなどを説明していきます。
合わせて効果的な飲み方も紹介していくので、飲む機会が多い人はチェックしてみてください。
なぜ野菜ジュースを飲んでも意味がないと言われている理由
野菜ジュースを飲んで意味がないと言われている理由は、主に四つあります。
- 食物繊維が少ない
- ビタミン成分が少ない
- 生野菜そのままの栄養分を摂取できない
- 中性脂肪を蓄積しやすい
それぞれチェックしていきましょう
食物繊維が少ない
野菜には種類に関わらず、食物繊維が豊富に含まれており、便通の改善や健康促進への効果が期待できます。
しかし野菜ジュースには、ジュースにする過程で繊維が取り除かれているため、食物繊維がほとんど残っていません。
主に便通を改善する不溶性食物繊維が含まれていないため、効果がないと言われているのです。
ビタミン成分が少ない
野菜ジュースはほとんどが、野菜からとれたストレートな果汁ではなく、濃縮還元方式で作られています。
濃縮還元は野菜ジュースの原料を運搬する際に軽量化を図るため、熱を加えて水分を飛ばす方法のことで、濃縮還元した果汁に水を加えて元の濃度に戻します。
製造する過程での負担は減るものの、加熱処理を加えるので、熱に弱いビタミン Cをはじめとしたビタミン含有量が少なくなります。
商品によってはビタミン成分を添加している野菜ジュースもありますが、自然本来の添加物と比べると本来の効果は得られないです。
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生野菜そのままの栄養分を摂取できない
「1日分の野菜が取れます」などのキャッチフレーズを掲げている野菜ジュースを見たことがある人もいるでしょう。
この文句を真に受けている人がいますが、野菜量は確保できても質の面では補いきれません。
どうしても生野菜そのままの栄養を摂取できないので、野菜ジュースで生活全ての野菜を補うことはできないのです。
中世脂肪を蓄積しやすい
野菜ジュースと聞くと、非常に健康的な飲み物のイメージを持つかもしれません。
しかし、野菜ジュースには果物の果糖や糖分が添加されているので、飲み過ぎはよくありません。
果物類に含まれている果糖を摂りすぎてしまうと、中性脂肪の増加を促進してしまうので、逆効果になります。
体にいいからと言って、お茶や水などの代わりにして、飲み過ぎるのはやめましょう。
野菜ジュースだけを飲んでも効果は得られにくい
ここまで読んでわかるように、野菜ジュースだけで全ての栄養素を補うのは不可能です。
飲み過ぎると肥満の原因にもなるので、野菜ジュースは適度に摂取するのがポイントです。
普段の食事とうまく組み合わせることが大切
野菜ジュース単体で飲んでも、あまり効果が得られないため、普段の食事と上手く組み合わせるのが大切。
昼食中に一本飲んだり、間食の代わりに野菜ジュースを飲んだりと、適度に摂取するぶんには非常に効果的です。
野菜ジュースを選ぶ4つのポイント
野菜ジュースと一口に言っても、コンビニやスーパーには、非常に多くの野菜ジュースが並んでいます。
野菜ジュースにどのような成分が含まれているのか分からないと、どれを飲めばいいかよく分からないですよね。
野菜ジュースを選ぶ際には、四つのポイントがあります。
- 使用している野菜の数
- 添加物などが含まれていないか
- 砂糖が大量に使われていないか
- 野菜と果汁の比率
使用している野菜の数
どれだけの量の野菜が使われているか、どのような野菜が使われているのか、チェックしておきましょう。
使用されている野菜の数が多いほど、様々な栄養素が含まれているため、より野菜ジュースの恩恵を受けられます。
野菜ジュースのパッケージに、使用されている野菜の種類・栄養素などが記載されているのでチェックしてみてください。
添加物などが含まれていないか
合成着色料や食品添加物など、人工的な成分が多いと非常に体に悪いです。
自然本来の栄養素を利用している、オーガニックな野菜ジュースを選びましょう。
砂糖が大量に使われていないか
健康的なイメージの強い野菜ジュースですが、以外にも大量の糖分が使われています。
野菜の他に果物が入っていると、果物に含まれる果糖も添加されてしまうので、炭酸飲料などのジュースと同じぐらいの糖分を摂取することになります。
「砂糖不使用」と記載のある野菜ジュースを選びましょう。
野菜と果物の比率
先述したように、果物には非常に多くの糖分が含まれています。
そのため野菜ジュースという記載があっても、含まれている果物の量が多いと糖分を多く摂取してしまうことに。
野菜のみの野菜ジュースは少ないため、なるべく果物が少ない野菜ジュースを選びましょう。
野菜ジュースの効果的な利用方法
野菜ジュースには効果がないと伝えてきましたが、飲むタイミングや正しい利用方法などを守れば、健康促進に効果があります。
そこで野菜ジュースの効果的な利用方法を紹介していきます。
- 普段の食事とうまく組み合わせる
- 食生活が乱れている時に飲む
- 小腹が空いた時に飲む
普段の食事と上手く組み合わせる
特に一人暮らしをしてる人に当てはまりますが、日常的に野菜を摂取するのはかなり難しいです。
どうしても炭水化物中心の生活になってしまうので、野菜の摂取量が少なくなりがち。
そんな時に普段の食事に野菜ジュースをプラスすれば、栄養バランスの偏りを防ぎます。
毎食野菜ジュースを摂取すると、糖分を過剰に摂取してしまうので、1日1本を目安にしましょう。
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食生活が乱れている時に飲む
「仕事が忙しくてなかなか家に帰れない」
「自炊をする暇がないのでコンビニ食ばかりで済ませている」
そんな食生活が乱れている人は、食事に野菜ジュースをプラスしてみましょう。
栄養がバランスよく取れるので、体調の崩れや疲労感の回復効果を得られます。
小腹がすいたときに飲む
仕事の合間や少し小腹が空いた時など、お菓子代わりに野菜ジュースを摂取してみましょう。
お菓子を食べるよりも野菜ジュースは飲んだ方が、満足感プラス栄養素を摂取できるのでとても健康的です。
糖分もバランスよく含まれているので、満足感も得られるでしょう。
野菜ジュースがあくまでも脇役!適度に摂取して効果的に活用しよう!
野菜ジュースには効果がない・意味がないというわけではありませんが、全ての栄養素を野菜ジュースで補おうとするのは間違いです。
あくまでも、野菜ジュースはプラスアルファとして考えておきましょう。
一番大切なのは、バランスよく三食摂取することです。
野菜ジュースの役割を理解し、効果的に摂取できるようにしましょう!