ウォーターサーバーは部屋の中でもかなりのスペースをとってしまいますから、使わなくなった時点で早めに処分してしまいたいですよね。
とはいえ勝手に処分してしまっていいものか、捨てる前に確認しておくべきことがあるのかなど、不安な事も多いと思います。
そこでこの記事では、サーバーを勝手に捨てるとどうなるのか、そしてウォーターサーバーの正しい処分方法とそれに伴って必要になる費用について解説していきます。
契約内容ごとの正しい対応についてわかりやすく紹介していきますので、目を通してみてください。
レンタルのウォーターサーバーを勝手に捨てるのはNG!
メーカーからウォーターサーバーをレンタルして使っていた場合、契約中であっても解約後であってもウォーターサーバーを勝手に捨ててはいけません。
サーバー本体はあくまでメーカーの所有物ですから、使わなくなったのであれば解約をしてメーカーに返却をするのが正しい手続きです。
では、仮にウォーターサーバーを勝手に捨ててしまった場合はどうなるのでしょうか。
下記で詳しく解説します。
ウォーターサーバーを勝手に捨ててしまった場合は規約違反に
お伝えしていたように、レンタルで契約しているウォーターサーバーの所有権はあくまでメーカーにあります。
そのウォーターサーバーを勝手に捨ててしまえば規約違反となり、メーカーの利用規約に則った罰則を課されることになります。
罰則はメーカーによって異なりますが、ウォーターサーバーの代金の支払いや違約金の支払いを求められることが多いでしょう。
詳しくはお使いのメーカーの利用規約を確認するのが確実です。
ウォーターサーバーをうっかり返却し忘れてしまった場合も規約違反に
故意ではなく、解約後にうっかりサーバーを返し忘れてしまったという場合も考えられます。
しかし、メーカーとしてはウォーターサーバーが返却されないという事実は変わりません。
返却の意志がないとしてペナルティを課される可能性は高いですが、気づいた時点で速やかに返送手続きをすれば、罰則を回避できる可能性もあります。
購入したウォーターサーバーを勝手に捨てるのは問題ない
ウォーターサーバーを利用する方法には大きく二つのパターンがあります。
一つはメーカーからサーバーをレンタルして使う方法。
もう一つはサーバー本体を購入して使う方法です。
後者の購入して使うパターンであれば、サーバー本体の所有権は利用者にあります。
そのため、ウォーターサーバーを使わないということであれば勝手に捨てても問題ありません。
逆に購入したウォーターサーバーはメーカーに返却できないため、返送してはいけません。
ウォーターサーバーを捨てる前に確認!正しい処分方法と必要な費用
ウォーターサーバーの英訳では、サーバーをレンタルして使っている場合と、買取りして使っている場合が考えられます。
双方のケースでの、サーバーの正しい処分方法と必要な費用について解説していきます。
- 【レンタルの場合】メーカーに引き取ってもらう
- 【購入の場合】粗大ごみとして処分する
- 【購入の場合】不用品回収業者に依頼する
【レンタルの場合】メーカーに引き取ってもらう
ウォーターサーバーをレンタルで使っていた方の場合は、解約をするとメーカー指定の配送会社が本体を引き取りに来ます。
ボトルのストックが大量に残っているようであれば、使い切れそうなタイミングで回収を依頼するといいでしょう。
またメーカーによっては最低利用期間が設定されており、利用期間未満で解約すると違約金を取られることがあります。
解約する前にメーカーに問い合わせをし、最低利用期間と現在の利用期間を確認しておくといいでしょう。
ウォーターサーバーの返却前に必要な準備
ウォーターサーバーをメーカーに返却する際には、あらかじめこちらでサーバーの水抜きをしておく必要があります。
サーバー引き取りの際に本体に水が入ったままだと、配送中に水が漏れてサーバーが故障してしまう可能性があるからです。
またメーカーによっては、業者がサーバーを回収しに来る前に梱包作業を済ませておかなければいけないケースがあります。
ウォーターサーバーが自宅に届いた際の箱をそのまま取っておくか、新たな梱包用の箱を用意してもらうかは、メーカーによっても対応が違います。
解約の申し込みをする際に、サーバーの返却に伴って必要な準備についても一緒に問い合わせておきましょう。
【購入の場合】粗大ごみとして処分する
ウォーターサーバーを購入して利用していた場合、お伝えしていたように利用者の判断で本体を勝手にしてても問題ありません。
その際の処分の方法の一つが、自治体に依頼して粗大ごみとして廃棄する方法です。
自治体によって粗大ゴミのルールは異なりますから、そもそも粗大ごみとして処分できるかはお住まいの自治体に確認しましょう。
粗大ごみ受付センターに電話、もしくはインターネットから問い合わせることが出来ます。
基本的な粗大ごみの処分手順は下記の通りです。
- 電話もしくはインターネットで粗大ごみ受付センターに連絡
- コンビニなどで「有料ゴミ処理券」を購入
- 処理券に必要事項を記載した後サーバーに貼り付ける
- 回収日の朝に粗大ごみを指定された場所に出しておく
- 業者が粗大ゴミを回収する
粗大ごみ受付センターに連絡する際、粗大ごみの回収日や回収の指定場所を確認しておきましょう。
自治体にもよりますが、ウォーターサーバー程の大きさであれば有料ごみ処理券の価格はおおよそ1,000円前後です。
【購入の場合】不用品回収業者に依頼する
ウォーターサーバーを自治体で粗大ごみとして処分することが難しい場合、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらうこともできます。
ウォーターサーバー以外にも処分したい物があれば一緒に回収してもらえる可能性があるので、処分費用を抑えやすいです。
費用は業者によってまちまちで、0円で引き取ってもらえるケースもあれば数千円必要になることもあります。
平均的な処分費用はおおよそ3,000円です。
ウォーターサーバーを売るのは難しい
お金をかけて粗大ごみとして処分するくらいなら、リサイクルショップで売った方がいいのではと考える方もいるでしょう。
しかし、たとえ故障していない状態だとしても、リサイクルショップでウォーターサーバーを買い取ってもらえる可能性は低いです。
なぜならウォーターサーバーを使うためには、メーカー指定のウォーターボトルをセットしなくてはいけません。
メーカーと契約しなければボトルを入手することは基本的にできないので、サーバーだけでの需要はほとんどないのです。
ウォーターサーバーの水ボトルは勝手に捨ててはいけないケースも
ウォーターサーバーのボトルはお金を出して買ったものだから勝手に捨ててもいいだろうと思うかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
捨ててもいいボトルと捨ててはいけないボトルがありますので、ご主人のおつかいのボトルがどちらのタイプかを確認しておく必要があります。
リターナブルボトルは勝手に捨てるのはNG
リターナブルボトルというのは、メーカーによって回収され再利用されるボトルのことです。
硬い素材で出来ていて劣化しにくいのが特徴ですね。
ウォーターサーバーを契約中か解約した後かにかかわらず、リターナブルボトルはメーカーが回収しますので、勝手に捨てないように気をつけましょう。
ワンウェイボトルは勝手に捨ててもいい
ワンウェイボトルとは、リターナブルボトルとは違い、使用後は家庭で廃棄できる使い捨てのボトルのことです。
一般的な飲料用のペットボトルと同じように、ペットボトル本体は資源ごみ、キャップは可燃ゴミに分別することでご自身で処分することができます。
地域のルールに従い家庭ゴミとして処分しましょう。
解約後の余った水は勝手に捨ててもいい
ウォーターサーバーを解約した際、ボトルの水が余ってしまうことがあります。
その水はお金を払って買ったものですから、所有権は利用者にあり、必要なければ勝手に捨てても問題ありません。
逆にメーカーに返却することはできないので、使うにしても捨てるにしても、ご自身で処分する必要があります。
ただし、お伝えしていたように水の入っていた容器の方は、リターナブルボトルの場合メーカーに返却する必要があります。
勝手に捨てないように気をつけましょう。
余ったウォーターサーバーの水の使い道
ボトルの水が未開封で残っているならば、飲料水として活用することができます。
一方でウォーターサーバーの水は、水道水と違って殺菌用の塩素などは含まれていませんので、開封後はそこまで日持ちしません。
開封後使い切れず残ってしまうようであれば、植物の水やりや洗濯、皿洗いなどの雑用水として使うといいでしょう。
また、返却の必要がないワンウェイボトルの場合は、未開封のまま保管して緊急時の備蓄水にするという活用法もあります。
レンタルのウォーターサーバーを勝手に捨てる前に契約内容を確認しよう
ウォーターサーバーを勝手に捨てるとどうなるのか、そしてウォーターサーバーの正しい処分方法とそれに伴って必要になる費用について解説しました。
ウォーターサーバーを利用している方のほとんどは、メーカーのサーバーレンタルの契約を結んでいます。
ただし、中にはサーバーを買い取って使うプランを契約している方もいるでしょう。
レンタルのウォーターサーバーは勝手に捨てるのは NGですが、買い取ったウォーターサーバーは利用者の判断で処分することも可能です。
ウォーターサーバーはどんな契約で利用しているか記憶が曖昧な方は、誤って本体を処分する前に、一度メーカーに契約内容を確認しましょう。