水でむせるのは病気のサイン?嚥下(えんげ)障害について解説!

水でむせるのは病気のサイン?嚥下(えんげ)障害について解説!

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最近何故か頻繁に水でむせるようになったり、食べ物がうまく呑み込めなくなったということはありませんか?

それは嚥下(えんげ)障害という疾患の可能性があり、放っておくと重大な病気の原因になってしまう事もあります。

この記事では嚥下障害の症状や原因、対処法について詳しく説明していきます。

最近むせるようになったり、心当たりがあるという方は一度チェックしてみて下さい。

嚥下障害ってどういうものなの?

そもそも嚥下とは食べ物を呑み込む際の動作を指し、「ゴックン」とのどが鳴る瞬間の動きのことです。

この瞬間は無意識に口やのどの回りの筋肉が動いており、食べ物を食道に流す働きをしています。

この嚥下が上手くできなくなってしまうのが嚥下障害であり、今まで普通に食べていたものや飲んでいたものがスムーズに呑み込めなくなってしまいます。

そのため水を飲んだだけでむせたり、食べ物を呑み込むときに苦しくなったりすることが多いです。

他にも主な症状として、以下のようなものが挙げられます。

  • 柔らかい物ばかり食べるようになる
  • 食事のあとに声がかれるようになる
  • 体重が減ってしまう
  • 食事をすると疲れるようになる

上記の症状に心当たりのある人は、一度医療機関を受診することをおすすめします。

ものがうまく呑み込めなくなる

嚥下障害は様々な原因によってのどの入り口が開かなくなってしまい、食べたものが上手く食道に流れなくなることが原因です。

そのため嚥下障害になるとものが上手く呑み込めなくなってしまいます。

特に固形のものや一度に大量に呑み込もうとしたときに発生しやすく、高齢者の場合は嚥下障害が発症しやすいと言われています。

また嚥下障害によってものが呑み込めない状態が続くと誤嚥(ごえん)という症状を引き起こし、これが原因で肺炎を引き起こしてしまううケースが多いです。

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高齢者に多いが若者でも発症する

嚥下障害は高齢者に多い疾患ですが、若い人でも引き起こす可能性は十分にあります。

高齢者の場合はのどの筋肉の衰えが原因のケースが多いですが、若い人の場合はうつ病や心理的なストレス等の心理的な問題が原因で嚥下障害を発症することもあります。

普段からストレスを感じている人や、最近むせることが多くなったというような人は注意が必要です。

また周囲に年配の方が居る場合、むせることが多くなったと感じたら注意しておいた方が良いでしょう。

あまりにひどい場合は一度病院に行っておいた方が安心です。

また食べ物を柔らかくて食べやすいものにしたり、あまりかむ必要のない物にするのも効果的です。

むせるだけと思って油断せず、きちんと対策をとるようにしましょう。

口やのどの疾患があると原因になる事も

他にも口やのどの疾患が原因で嚥下障害を引き起こすケースもあります。

代表的なものとして咽頭がんや口内炎、口の中の炎症が原因でむせやすくなることがあります。

また稀な例ですが、生まれつき嚥下障害になりやすいのどの形であるという人もいます。

これらの場合は原因となっている口やのどの症状を改善することで嚥下障害も解消される可能性が高いです。

治療が可能なものや比較的簡単に治るものであればすぐに改善するようにしましょう。

また口やのどに問題が起きないよう、日頃から歯磨きやデンタルフロス等で口の中を清潔に保っておくことも大切です。

口の中に雑菌が繁殖している状態だと当然口やのどの疾患も起きやすくなってしまいます。

普段から口の中を清潔に保っておくようにしましょう。

嚥下障害で困る事

嚥下障害になってしまうと具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

ここでは嚥下障害が原因で起きてしまう症状について解説していきます。

頻繁にむせるようになる

最も代表的な症状としてむせる事が多くなるというものがあります。

これは説明してきた通り、のどの機能が正常に働かなくなることで口から食道にうまく食べたものが通らくなってしまう事が原因です。

自宅などであればまだ問題は少ないですが、外で食事する場合や外食などの場面でむせることが多いと周りに迷惑をかけたり、自分でストレスを感じてしまう原因になります。

また食事のストレスが増すことから食欲がなくなり、結果的に体重が減ってしまったり栄養失調になってしまうケースなどもあります。

むせるだけだからと言って軽く考えていると思わぬ合併症に苦しめられたり、生活への悪影響が出てしまう事も多いです。

自分が嚥下障害かも知れないと感じた時は軽く考えず、近くの医療機関などを受診するようにしましょう。

肺炎につながることがある

嚥下障害でもっとも怖いのが誤嚥性肺炎と呼ばれる肺炎を引き起こしてしまうケースです。

嚥下障害でうまく呑み込めなかった食べ物は食道に入らず、誤って気管に入ってしまう事があります。

口の中を通ってきた食べ物は口の中に繁殖している雑菌などた付着していますので、当然その雑菌も期間を通って肺の奥まではいりこんでしまいます。

これが原因で起きるのが誤嚥性肺炎と言われています。

ただし若い人や体が健康な状態であれば、多少むせたとしても機関に入り込んだ時点で吐き出したり、最近が入り込んでも体の免疫機能で健康な状態を保つことが出来ます。

怖いのは高齢者や病気などで体力が落ちているときです。

体の抵抗力が落ちており気管に入り込んだものをうまく吐き出せない状態であることも多いため、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなってしまいます。

また偏食の人や重い持病のある方、薬の副作用がある状態などでも同様の症状が起きやすくなってしまいます。

嚥下障害は何が原因で発症するの?

嚥下障害を発症するのにはいくつか原因があり、年齢や体質などによっても違ってきます。

ここでは代表的なものをいくつか紹介していきます。

ストレスが原因で発症することも

若い人などに多い例として、ストレスが原因で嚥下障害を発症することがあります。

特にうつ病の兆候があったり最近食欲がわかないといった場合は注意が必要です。

心当たりのある人でむせることが多くなった場合は特に気を付けるようにしましょう。

ストレスについては原因を取り除くことが難しい場合も多く、体の問題よりも解決しづらいケースも多いです。

簡単に出来る対策としてはストレスの原因から出来るだけ離れたり、何か別のことに集中する時間を作ることをオススメします。

また適度な運動や外出もストレスの緩和に効果があると言われています。

特に日光を浴びると体内にセロトニンという物質が分泌され、気分が良くなったりうつ病の改善に効果的であると言われています。

あまり外に出ていなかったり、昼夜逆転した生活をしてしまっているという人はなるべく太陽の光をしっかり浴びるようにしましょう。

脳血管障害が隠れていることも

じつは脳血管障害など、脳の病気が原因で嚥下障害を引き起こすこともあります。

代表的なものとして脳卒中やパーキンソン病などが挙げられます。

嚥下障害だと思って病院を受診したら実は脳の病気が原因だった、というようなケースもあります。

これらの場合は嚥下障害よりも危険な病気である可能性が高いため、早急に医療機関を受診することをオススメします。

特に脳卒中などの場合は早期発見が大切ですので、少しでも可能性があるのであれば一度検査を受けておいた方が安心であると言えます。

また逆に言えば、嚥下障害の症状をこれらの病気のサインとしてとらえることも出来ます。

早い段階で隠れた病気を見つける事が可能になるため、特に年配の方などでむせることが多くなったら一度病院を受診するようにしましょう。

加齢によって起きるケースが多い

嚥下障害は高齢者に多い傾向がありますが、その理由として加齢とともにのどの筋肉が弱くなってしまい呑み込む力が弱くなってしまうからというものがあります。

筋肉の働きが弱くなると口の中のものが食道にうまく通らなくなり、誤嚥性肺炎などのリスクも増してしまいます。

どうしても年齢とともに筋肉が衰えるのは避けられないため、なるべく噛む必要のないものや呑み込みやすく柔らかい食べ物を選ぶことをオススメします。

またのどの筋肉を鍛えるトレーニングなどもあるため、それらを試してみるのも良いでしょう。

嚥下障害かどうかわかるテスト

ここまで読んで自分が嚥下障害か心配という人には、簡単に嚥下障害かどうか判断できるテストがあります。

自分の喉ぼとけを指で軽く抑えたまま30秒間で連続して何回唾液が呑み込めるか試してみて下さい。

ただし注意点として、のどぼとけが指をしっかり乗り越えた場合のみカウントするようにします。

回数が3回以上であれば正常であることが多く、嚥下障害である可能性は低いです。

逆に3回未満で合った場合は嚥下障害の可能性があるため、一度医療機関などを受診することをオススメします。

これは反復唾液嚥下テストと呼ばれ、実際にクリニックなどでも嚥下障害の診断に用いられているものになります。

これだけで必ず嚥下障害かどうか判断できるわけではありませんが、ある程度判断の基準にすることはできます。

気になる人は一度チェックしてみることをオススメします。

嚥下障害になってしまったときの対策は?

実際に嚥下障害になってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。

ここでは嚥下障害になってしまった際に出来る対策などをまとめています。

のどの筋トレをする

実はのどの筋肉はトレーニングをすることである程度鍛えることが出来ます。

舌や頬、口唇などの意識的に動かし口周りの動きをスムーズにするというものです。

他にも顎から下をマッサージすることで呑み込むときに使用する筋肉を刺激したり、口の中に食べ物が残らないようにする方法などもあります。

軽度の嚥下障害であればこれらを実施することで改善される事も多くあります。

重度の嚥下障害になると手術が必要になる場合もありますが、軽度のうちであればトレーニングなどで十分改善が見込める場合もあります。

これらのトレーニングは病院を受診した際に説明を受ける形が多いため、気になる人は一度詳しい説明を受けてみることをオススメします。

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食べやすい物を選ぶ

基本的に柔らかい物や呑み込みやすい物、あまりかむ必要のない物の方が嚥下障害は起こりにくいです。

そのためむせる回数が多い時は食事内容を見直してみるのも1つの手です。

呑み込む力が弱くなっていたとしても、実際にむせたり気管に食べ物が入ってしまわない限りは重度の症状が起きる可能性は低いです。

あまりにも症状が酷い場合は別ですが、そこまでむせる回数が多くないのであれば食事を変えることで問題無く生活できることも多いです。

気になる人は一度食事の内容を見直してみるようにしましょう。

むせる症状がひどい場合は嚥下の可能性があるかも

いかがでしたか?嚥下障害はむせる事が増えるだけでなく、重大な病気のサインである可能性もあります。

あまりにむせる事が多い時は一度病院を受診してみることをオススメします。

むせるだけと思って軽く考えず、健康に配慮した食生活を送るようにしましょう!