「白湯とお湯の違いって何なんだろう?」と思ったことがあるかもしれません。
どちらも水を温めたものというイメージがありますが、明確な違いはあるのか気になりますよね。
そこでこの記事では、白湯とお湯の違いを詳しく解説し、おすすめのアレンジ方法も合わせて紹介します!
白湯とお湯の違いは沸騰しているか・沸騰していないか
白湯とお湯の違いは、沸騰させたかどうかです。
お湯が水を加熱したものを指すのに対して、白湯は水を沸騰させ不純物を取り除いたものをいいます。
厳密にはお湯は40℃以上のもので、白湯は90度以上のものと定義されていますが、決定的な違いは沸騰させたかどうか。
沸騰させていなければ、90℃以上でもただのお湯。
逆に、沸騰させて不純物を取り除いていれば、90℃未満でも白湯です。
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白湯の作り方
白湯の作り方の手順は以下の3ステップ。
- やかんや鍋に水を入れ、ふたを閉めて加熱します。
- 沸騰したらふたを開けて、そのまま10~15分加熱し続けます。
- 飲む前に50~60℃くらいまで冷やして完成。
水をやかんなどに入れふたを閉めて加熱する
加熱する際は、ふたを閉めて熱しやすいようにしましょう。
また、「沸騰しそうだな」と感じたら、未中の水が吹きこぼれないように弱火にすると、やけどの恐れがないです
沸騰したらフタを開けて10~15分加熱する
沸騰したら、水の中の不純物を取り除くため、フタを外しましょう。
水道水に含まれている塩素などは、加熱することで水蒸気に変わるので、この塩素などの不純物を水の中から逃がすために、フタを開けておきましょう。
また、10~15分加熱するのも不純物を逃がすためです。
長い時間沸騰させ続けることで、中の不純物をすべて取り除いたら白湯が完成するので、10~15分の過熱は忘れないようにしましょう。
飲む前に50~60℃くらいまで冷やす
沸騰させた白湯を飲む前に、やけどの恐れがあるので、必ず50~60℃の適温まで冷やしましょう。
また体内に入れる際に、ちょうどいい温度であったほうが白湯の効果も発揮しやすいので、適温まで冷やすのも忘れないようにしてください。
白湯を美味しく飲むためのアレンジ術
白湯を美味しく飲むために、6つのアレンジ方法を紹介します。
- レモン白湯
- はちみつ白湯
- しょうが白湯
- オイル白湯
- 大根おろし白湯
- 梅干し白湯
1つずつ解説します。
レモン白湯
白湯にレモン1/2個分の果汁をたらすと、レモン白湯の出来上がり。
通常より飲みやすさが増すので、胃にモノを入れづらい朝にも適していますね。
はちみつ白湯
白湯に小さじ1杯のはちみつを入れると、はちみつ白湯になります。
風味が少し甘くなるので飲みやすくなりますし、甘目が好きなら分量をもう少し多くしても良いですね。
しょうが白湯
白湯にスライスしたしょうがを1枚入れると、しょうが白湯になります。
しょうがには体を冷やさない効果があるので、白湯とかけあわさって更なる効果が望めます。
しょうがのチューブなら小さじ1杯でできますので、手間もかかりませんね。
オイル白湯
白湯にオリーブオイルを小さじ1杯いれると、オイル白湯になります。
よくまぜて飲めば、とても飲みやすく美味しい白湯になりますのでおススメ。
大根おろし白湯
白湯に大根おろしを加えると、大根おろし白湯になります。
大根には消化酵素が含まれており、体内での消化を助ける効果があるので、食前や食事中にもおススメの白湯です。
梅干し白湯
白湯に梅干しを加えると、梅干し白湯になります。
梅干しにはポリフェノールという血行を促進する要素が入っているので、体内の血行を活発にしてくれます。
ただし、梅干しを入れすぎると塩分の過剰摂取になり、別のリスクが発生するので、取りすぎは控えましょう。
白湯を飲むのに適切な3つのタイミング
白湯を飲むのに適切なタイミングは以下の3つです。
- 朝
- 食前と食事中
- 就寝前
1つずつ解説していきます。
朝
朝は胃腸が冷えているので、体温が下がりがち。
このタイミングで白湯を飲むことで、内臓があたためられ、冷え性の改善や消化を促進する効果が望めます。
朝食の30分前に、10~20分かけてゆっくり飲むようにしましょう。
食前・食事中
食前や食事中に飲むことで、消化の促進につなげる効果が望めます。
ただし、白湯の飲みすぎはかえって消化機能を低下させる恐れがあるので、ゆっくり少しずつ飲みましょう。
就寝前
寝る前に、心も身体もリラックスするために白湯を飲むのもオススメ。
リラックスすることで寝つきも良くなるので、睡眠不足の改善や目覚めが気持ち良いなどの効果が望めます。
白湯を飲むときの注意点4つ
白湯は身体に良いですが、飲み方を間違えるとせっかくの効果を失ってしまったり、悪影響をもたらしたりすることもあり得ます。
以下4つの注意点を守りましょう。
- 1日に飲む量は700~800ml程度にしよう
- 一気に大量に飲まない
- 50~60℃まで冷やしてから飲もう
- 食後30分間は白湯を飲まない
1つずつ解説します。
1日に飲む量は700~800ml程度にしましょう
一般的に、人間が1日に摂取するのに適した水分は1.5~2L。
白湯の他の水分摂取を考慮すると、白湯は700~800mlぐらいがベストでしょう。
あんまり飲みすぎると、白湯が本来持つ効果が薄れてしまったり、身体に悪影響をもたらしたりします。
飲みすぎに注意して、白湯の効果を味わいましょう。
一気に大量に飲まない
白湯を一気に大量に飲むのもNGです。
一気に飲むと、胃が驚いてお腹を下してしまうなどの、悪い効果を与える恐れがあります。
コップ1杯を5回程度に分けて、1回150~250mlずつ摂取するようにしましょう。
50℃~60℃まで冷やしてから飲みましょう
白湯はできたとき100℃で、もし触れてしまったら火傷します。
また熱々の状態で体内に入れるのも、内臓がびっくりしてよくないので、必ず飲む前に50~60℃くらいまで冷やしてから飲みましょう。
50~60℃が一般的ですが、実際は自分にとって「ちょうど良いな」と感じるぐらいが適温です。
自分にぴったりな温度を探してみるのも、オススメです。
食後30分間は白湯を飲まない
食後30分間は、消化機能が低下するので、白湯を飲むのはNGです。
白湯を飲むタイミングは、消化を良くするために食前がベスト。
正しいタイミングで、白湯がもつ効果を無駄にしないように飲みましょう。
白湯を正しい飲み方で飲みましょう
白湯は正しい飲み方で飲まないと、本来持つ効果が半減します。
また、効果がなくなるどころか、完全に逆効果になる場合もあるので、正しいタイミングで飲んでください。
正しいタイミングは以下の3つです。
- 朝(食事の30分前)
- 食前と食事中
- 就寝前
また飲み方のポイントは、以下の3つです。
- 1日に700~800ml程度
- 一気に大量に飲まない
- 白湯を適温まで冷まして飲む
白湯を飲むときは、以上のポイントをしっかり押さえて、白湯の効果を味わいながら楽しく飲みましょう。