風邪をひいてしまうと、仕事を休まなければならなかったり、友人と遊びにいけなかったりと普段通りの生活が送れなくなりとても不便ですよね。
風邪の予防法は色々とありますが、水分補給が風邪の予防に効果的ということを知っていますか?
日常生活の中で少し意識して水分を摂取するだけで、辛い風を予防できるので、とても手軽にできる予防法です。
この記事では水分補給で手軽にできる風邪予防と、水分補給する際のコツ、水分補給以外の風邪対策について詳しく紹介していきます。
風邪予防して健康な生活を送りたいと考えている人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
水分補給が風邪の予防に効果的な理由
なぜ、水分補給しただけで風が予防できるのか、そのメカニズムがよくわかっていない人も多いでしょう。
そこでここからは、なぜ水分補給で風邪が予防できるのかについて、解説していきます。
体の中のウイルスを排出してくれる
水分補給をこまめに行うことによって、体内の水分量が多くなり、ウイルスなどの異物を体外に排出することができます。
水分を摂取すれば、体の中の循環が活発になり、病原菌が体内に留まらずに済みます。
逆に摂取する水分量が少ない場合は、体の中で循環が行われなくなり、病原菌が体の中に留まってしまうのです。
そのため、水分を多くとる人と、少ない人とで風邪をひきやすい・ひきにくい差が生れます。
日常的に水分を多く摂取しているだけで風邪をひきにくくなるので、非常に手軽な風邪対策と言えますね。
風邪予防に効果的な水分補給のコツ
「水分補給=水を飲むだけ」と考えている人が多いかもしれませんが、決して水を飲めばいいわけではありません。
風邪を対策するには、水分の補給方法に工夫が必要です。
そこでここからは、風邪予防に効果的な水分補給のコツを紹介していきます。
- 15分~20分の間隔で少量ずつ飲む
- 水分補給に適したタイミングは帰宅した時
- 最低でも1.2L以上の水分を補給する
それぞれ詳しく説明していきます。
15分~20分の間隔で少量ずつ飲む
風邪のウイルスは鼻やのどの粘膜に付着してから、おおよそ20分で体内に入りこみ、発熱や咳などの症状を引き起こしてしまいます。
体内に風邪のウイルスを侵入させないためにも、15分~20分の間隔で少量の水を補給するのが効果的です。
こまめに水分を摂取することによって、体内のウイルス成分を洗い流してくれるため、風になるリスクを抑えられます。
水分補給に適したタイミングは帰宅した時
一般的に水分補給はのどが渇いたと感じたタイミングで摂取しますが、それだけでは効果的な方法とは言えません。
水分補給に最も適したタイミングは外から帰ってきた時です。
外出すると呼吸の回数が多くなる・乾燥した空気を吸ってしまう・人と接するなど、ウイルスが付着している可能性が非常に高いです。
そのため、帰宅時は意識に関わらず最ものどが渇いているため、風邪をひきやすくなっているのです。
体内に水分を行きわたらせてウイルスを排出するためにも、帰宅時は必ず水分を摂取するようにしましょう。
また、手洗い・うがいは必ずおこなってくださいね。
最低でも1.2L以上の水分を補給する
人間は何もしていなくても、呼吸や汗、尿や便などで知らず知らずのうちに体内の水分が排出されています。
排出されていく水分量はおおよそ2.5ℓにも及びます。
体から失われていく水分が摂取水分を超えてしまうと、風邪の前に脱水症状に陥ってしまう可能性があるので非常に危険です。
植字や体内で摂取できる水分はおおよそ1.3ℓなので、飲み水からは1.2ℓを目安にしておきましょう。
水分不足を自覚しやすい夏場はともかく、冬場は水分の不足を感じにくいので、気づかないうちに脱水症に陥ってしまうことも。
また、摂取水分が少なくなると風邪もひきやすくなるので、冬場は特に意識して水を飲むようにしましょう。
風邪予防に最適な飲み物の種類
風邪予防に効果的な免疫力をアップさせる飲み物を4種類紹介していきます。
- 緑茶
- 乳酸菌飲料
- 野菜ジュース
- ホットココア
それぞれの飲み物がなぜ、風邪予防に効果的なのか解説していきます。
風邪予防に効果的な飲みもの①:緑茶
緑茶には抗菌や抗ウイルス作用がある、様々なカテキンが含まれています。
カテキンは風邪の素となるウイルスを排出・撃退してくれるので、風邪をひくリスクを最小限に抑えられます。
そのため、日常的に摂取する水分を緑茶にするだけで、かなり風邪対策に効果的です。
しかし、緑茶にはカフェインが含まれているため、必要以上に飲み過ぎてしまうと体に良くありません。
多くても1日に1ℓ程度で済ませておきましょう。
風邪予防に効果的な飲みもの②:乳酸菌飲料
乳酸菌飲料は腸内環境を整える働きがあり、ウイルスを抗菌する作用が期待できます。
体内に侵入してしまった風邪のウイルスを撃退し、体外に排出してくれるため、風邪をひきにくくなります。
飲み過ぎると菌の働きが活発になり過ぎてしまう可能性もあるので、用量はしっかりと守って摂取していきましょう。
風邪予防に効果的な飲みもの③:野菜ジュース
使われている野菜の種類によっても効果が異なりますが、野菜ジュースにも腸内環境を整えてくれる効果のある成分を豊富に含んでいます。
野菜ジュースに含まれている主な成分は、食物繊維やポリフェノールなどで、これらの成分は抗酸化作用があります。
中でもりんごには、食物繊維のペクチンやカリウム、ポリフェノールが豊富に含まれているため風邪対策にとても効果的です。
現代の野菜ジュースは非常に飲みやすくなっているので、野菜嫌いの人でも問題なく摂取できます。
風邪予防に効果的な飲みもの④:ホットココア
ココアの原料であるカカオには、カカオポリフェノールが豊富に含まれており、免疫機能を活性化させる効果があります。
カカオポリフェノールは、体内の異物を発見し排除してくれるの自然免疫の一つで、とても体にいいと注目されています。
また、温かいココアであれば体温を上昇させる働きがあり、免疫力をアップさせることにもつながる一石二鳥の飲み物です。
水分補給以外でできる風邪対策
水分補給以外でも風邪対策の方法はたくさんあります。
そこでココからは、自宅で簡単にできる風邪対策について、4つ紹介していきます。
- ビタミンCを摂取する
- 睡眠時間を長めに確保する
- 手洗いうがいをこまめに行う
- 体温を低下させない
それぞれ詳しく紹介していきますね。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCには免疫細胞を活性化させる働きがあり、風邪のウイルスを撃退してくれる白血球の働きが活発になります。
体内に侵入してしまったウイルスを倒してくれるので、風邪の予防にとても効果的です。
ビタミンCを多く含んでいるのは、レモンやみかんなどの柑橘類、緑黄色野菜など。
しかし、食べ物からビタミンCを摂取するのは難しいので、サプリや健康飲料などを活用するのも効果的です。
ビタミンCは美容にも良い効果があるので、積極的に摂取していきましょう。
睡眠時間を長めにする
睡眠時間と免疫力は比例すると言われており、睡眠不足が続いてしまうと体調を崩す原因になります。
そのため、風邪を予防したい場合はしっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。
長めに睡眠時間を確保することによって、免疫細胞が活発になるので、風邪をひきにくい身体つくりにつながります。
人によって適切な睡眠時間は異なるものの、8時間を一つの目安として考えておきましょう。
手洗いうがいをこまめにする
当たり前かもしれませんが、手洗いうがいはこまめに行いましょう。
手洗いうがいをすることで、外から持ち運んできたウイルスを体外に排出することができます。
喉を守るための防御機能も風邪のときには弱まっていますが、うがいをすることで喉に付着している風邪ウイルスを洗い流せます。
また、うがいをする際には、殺菌成分が含まれているうがい薬を利用すると、より風邪予防に効果的です。
のどが痛くてうがいすらできない場合は、温かいお茶などを活用すればのどの痛みを和らげてくれます。
体温を低下させない
体温が一度上がると免疫力は比例して500~600%上昇すると言われています。
特に気温が低下してしまう冬の時期などは、意識的に体温を低下させない様に温めておきましょう。
体温を低下させないために、半身浴・温かい服装・温かい食事などを心がけましょう。
しかし、風邪をひいた時に温かいお湯に浸かってしまうと、体力の低下・水分不足によって免疫力が低下してしまうことに。
そのため、風邪気味の人はぬるめのお湯に浸かるようにしましょう。
こまめな水分補給を心がけて風邪を予防しよう!
風邪を予防するには水分補給が非常に大切です。
水分を補給することによって、胎内に潜んでいるウイルスを撃退してくれたり、体内への侵入を防いでくれたりと様々な効果があります。
しかし、水分補給しているだけでは完全に風邪を予防できているわけではないので、うがいや手洗いなども必要です。
万全な対策を施して、風邪を予防していきましょう!