日々の食生活の大切さは今まで以上に関心が高まっており、健康志向の人が多くなってきています
特にリモートワークや外出自粛によりおうち時間が増える中で、「飲み物」にこだわる人が増えているそうです。
緑茶や紅茶などを「茶葉」からいれたり、急須など道具へのこだわりも高まっているとか。
ここでは、手軽に自宅で楽しめる『健康志向が強い人におすすめの飲み物ランキング!』について紹介していきます。
健康志向が強い人におすすめの飲み物ランキング!
1位 緑茶
お茶は古くは鎌倉時代から、“茶の湯”という精神文化の継承とともに愛されている食品です。
お茶の疾病の予防や症状の改善での働きを中心とした研究は世界的規模で行われていて、なかでも緑茶や緑茶成分に関する研究はその6割以上を占めています。
緑茶は理想的な機能性食品として、下記の効果が期待できます。
- 抗がん
- 抗肥満
- 抗酸化
- 抗アレルギー
- ストレス緩和
- 抗菌
- 抗ウイルス
- 血圧上昇抑制
- 動脈硬化予防
緑茶には含まれるポリフェノールのカテキンには種類があり、その中でも抗酸化作用が強いカテキンをエピガロカテキンガレートといいます。
含有量の多い種類は煎茶・抹茶・玉露・ほうじ茶の順となっています。
ただし、せっかくいれても多くは茶葉に残ってしまい30%程度しか摂ることができません。
なのでエピガロカテキンガレートを効率的に摂取したい場合は茶葉をそのまま粉末にして飲むのがおすすめです。
2位 チャイティー
スパイス香る紅茶、というイメージが強い「チャイティー」はインドではもう何百年前から親しまれている飲み物です。
最近はお家でも手軽に楽しめる“ティーパック”のものが販売されています。
チャイティーの大きな特徴は、紅茶に複数のスパイスがブレンドされていること。
代表的なスパイスとして挙げられるのは、カルダモン・クローブ・ジンジャー・ナツメグ・シナモンなどですが各メーカーにより違いがあり差別化をしているので、色々試してみるのも楽しいと思います。
代表的なスパイスの効能をみてみましょう。
カルダモン | 消化器官の不調を改善し、消化不良の際に唾液や胃液の分泌を促し消化を助ける働き |
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クローブ | 鎮痛効果と抗菌作用や消化を促進し、胃腸を整える |
ジンジャー | 身体を温め、食欲増進を促すだけでなく抗炎症効果も |
ナツメグ | 疲労回復、血行促進、鎮静作用、ストレス緩和、冷え性解消など |
なかでも、シナモンには抗酸化作用・抗炎症作用・抗菌作用・発汗作用があり心機能を高める・血圧を下げる・インスリン抵抗性を改善させる・血糖値を下げる・がん予防の可能性・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の緩和などあらゆる効果があります。
桂皮(ケイヒ)と呼ばれ漢方薬に使われているだけあって、まさにスーパースパイス!
シナモンに含まれるシナモフィリンには、神経保護作用があり、アルツハイマー病の予防に役立つ可能性があるという世界的に注目のスパイスです。
3位 アーティチョークティー
アーティチョークは、野菜として主に地中海沿岸地方で食されてきた植物で、つぼみや茎、根っこを丸ごと乾燥させて作ったお茶をアーティチョークティーと呼び、ベトナムなどでは薬草茶として親しまれています。
アーティチョークティーの最大の効能は、血中コレステロールや中性脂肪を下げる作用です。
飲むとほんのり苦いのは苦み成分シナリンで、血液中のコレステロール値を下げる働きをしますのでダイエット効果が期待されています。
シナリンには肝機能を高めて、胆汁の分泌を促進する作用もありますので、お酒を飲んだ後、二日酔いを防止するためにベトナムでは飲まれているそうです。
豊富に含まれるポリフェノールはアンチエイジング効果が期待され、美肌効果などの美容面でも女性をサポートするお茶なので、ボディコンシャスなアオザイを着こなせるベトナム女性の美の秘訣かもしれませんね。
最近はティーパックで販売されていますので、ぜひ見かけたら試してみて下さい。
4位 ピュアココア
ココアに含まれるカカオポリフェノールには、高血圧に対しての有効性が報告されています。
血管を拡げ、血圧を下げる効果があり、血管内では一酸化窒素の生成を促す作用を持ち血液が固まってしまうことを予防します。
また、ココアには不溶性の食物繊維が含まれているため整腸作用や、鉄分を含むため貧血の改善にもおすすめです。
月経のある女性は、毎月鉄を失うのでほぼ全員が鉄不足といっても過言ではありません。鉄不足はダイエットの妨げになるので日頃から意識して摂取したいですね。
また激しいトレーニングを行うアスリートやスポーツに打ち込む成長期の子どもは“スポーツ貧血”といって鉄の喪失量が増加します。
鉄は細胞のエネルギーやATP産生、肌などの主成分であるコラーゲンの産生、ホルモン分泌と人体の多くに関わります。
飲み物で手軽に鉄がとれるピュアココアを、飲まない手はないですよね。ミルクや砂糖の含有量が多い調整ココアは糖質が多いので、100%のピュアココアを選びましょう。
5位 コーヒー
最近は「完全無欠コーヒー」と呼ばれるバターコーヒーや、ギーコーヒー、MCTオイルコーヒーなど脂質をプラスする飲み方が流行しています。
毎朝の朝食をバターコーヒーに代えるだけで、腹持ちがよく、ケトジェニックな状態を保つことでダイエット効果があがり、更には集中力がアップして仕事のパフォーマンスが向上するというものです。
もともとコーヒーにはポリフェノールのクロロゲン酸が含まれており、強い抗酸化作用や中性脂肪の蓄積による脂肪肝や血糖値を上がりにくくする効果があります。
コーヒーのカフェインには覚醒作用や血管拡張作用による血流や冷えの改善、利尿作用によるむくみの改善効果があります。
また、コーヒーにはピラジン、アルデヒドなどの数百種類の香り成分が含まれています。淹れたてのコーヒーの香りは、豆の種類によりの脳への影響が違うという興味深い研究があります。
リラックス効果があるのがグァテマラとブルーマウンテンで、α波というリラックス時の脳波を多く発生させたそうです。
集中力を高めたいならマンデリンやハワイ・コナで、α波はあまり検出されなかったのですが、集中力が高まっていることを示すP300という脳波の変化が見られたそうです。
状況により豆の種類を変えてみると、より効率よく動けるかもしれませんね。
健康志向が強い人におすすめの飲み物ランキング!まとめ
健康志向が強い人におすすめの飲み物を紹介してきましたが、いかがでしたか。
健康を促進する飲み物を日常的に取り入れれれば、体の内側からキレイで健康になることができます。
この記事があなたの健康に繋がれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
参考;CiNii 論文 – コーヒー豆の種類の違いによる香りのリラクゼーション効果の差異
「健康食品」の安全性・有効性情報〔国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所〕 (nibiohn.go.jp)