赤ちゃんは腸の働きが未熟なので、与える水分に関しては最大限に配慮しなければなりません。
赤ちゃんの水分補給を考えた時に気になるのが、いつからお茶を与えて良いのかという点。
この記事では、赤ちゃんにいつからお茶を与えて良いのか、お茶を与える際にはどのようなことに気をつければいいのかについて詳しく紹介していきます。
赤ちゃんの水分補給に困っている人が多い!
そろそろ赤ちゃんのお茶デビューを考えているお母さん、お父さん。
初めてのお茶デビューは少しドキドキしますよね?
そこで今回はお茶デビューの時期や飲ませ方、おすすめのお茶をご紹介!これで安心してお茶デビューをしてください!
赤ちゃんのお茶デビューに、 #きづく ♪https://t.co/aOBxg3hlTX— テイコクオンラインストア (@teikoku_pharma) November 24, 2018
ってか、赤ちゃんほんぽとかに売ってるお茶ってもしかして少し薄めて飲ますの!?
今日そのままあげちゃった。しかも、この前助産師さんに50飲ませていいよって言われたからそのぐらいスパウトに入れてあげちゃった。
まあ、ほぼ全部残してたけど笑— 結衣まま@育児アカ03.13 (@yuikuzi) August 24, 2017
@ayukko カフェイン大好き野郎の私としてはカフェインほしいところですが(苦笑)、麦茶、十六茶、ハーブティー、笹茶みたいに、カフェインがないお茶はそれなりにあるほうがいいですよねー。赤ちゃんに飲ませていいノンカフェインのお茶でコンビニで売ってるのが麦茶しかない、って言いますし
— トモロックス、ゴズマ星丸、諸星友郎 (@tomorox) March 19, 2014
赤ちゃんがお茶を飲んで良いのは離乳食が始まってから!
腸などの内臓の働きが未熟な赤ちゃんがお茶を飲み始めていいのは、離乳食が始まった時です。
実際に離乳食を始める生後5か月から6ヶ月付近で、食事補助としてお茶を与え始めるひとが多いようです。
赤ちゃん用の麦茶であれ生後1ヶ月からでもOK
コンビニやスーパーなどで販売されている一般的なお茶は、赤ちゃん用に作られていないので、ある程度成長してから与えなければなりません。
しかし、ベビー用品コーナーなどで販売されている赤ちゃん用の麦茶は、生後1ヶ月から飲める商品もあります。
しかし、赤ちゃんは消化器官が発達しきっていないため、場合によってはお腹を壊してしまうリスクも。
赤ちゃんにお茶を与える場合は、スプーンなどで小分けにして少量ずつ与えてみましょう。
赤ちゃんにお茶を飲ませるメリット
赤ちゃんに水やミルクではなくお茶を与える3つのメリットを紹介していきます。
- 水分補給
- 虫歯の予防
- 水分補給のレパートリーが増える
メリット①:水分補給
熱い夏場などは熱中症や脱水症に陥ってしまうリスクがあるので、お茶を常備していれば、適切な水分補給ができます。
お風呂上りなどでも、お茶で水分補給ができるので、効果的な水分補給の一つになります。
また、ミルクや母乳などと違い、外出時に水筒などに入れて持ち運べるのも大きなメリットです。
メリット②:虫歯の予防
赤ちゃんはうがいが満足にできないため、離乳食などを食べた後に口の中に食べかすが残ってしまいます。
そこでお茶を与えてあげると、口の中の食べかすなどを流し込んでくれるため、虫歯予防にも効果的です。
緑茶に含まれるカテキンの殺菌や抗菌作用は、ミュースタント菌の増殖を防ぎ、虫歯予防につながります。
「麦茶」にはカテキンは含まれませんが、麦茶に含まれる成分も歯垢の原因となるバクテリアの定着を防ぎ、虫歯を予防する効果があるともいわれています。
メリット③:水分補給のレパートリーが増える
生後間もない赤ちゃんでも、毎日同じものを与えられていると、必ず飽きがきて満足に水分を摂取しなくなります。
そこでお茶という選択肢が増えることにより、摂取する水分の種類が多くなるので、赤ちゃんにとっても楽しく水分を補給できます。
加えて摂取できる水分の栄養素も多くなるので、成長にも繋がる可能性もあります。
赤ちゃんに飲み物を与える際の注意点
ここからは赤ちゃんに飲み物をあげる際に、気をつければなければならない注意点を説明していきます。
- 水で薄めてから与える
- 必ず煮出しで作ったお茶を与える
- 一気に与えず少量ずつ与える
- 与えるお茶は人肌ぐらいの温度
注意点①:水で薄めてから与える
生まれて間もない赤ちゃんは腸や胃の働きが未熟なので、大人用のお茶をそのまま与えると臓器の負担がかかってしまいます。
そのため与える際には必ず水か白湯で薄めてあげましょう。
初めは5倍から6倍くらいに薄めて慣れてきたら徐々に、濃度を薄めていくようにしましょう。
必ず煮だしで作ったお茶を与える
自宅でお茶を作る場合は必ずパックの煮出しで作りましょう。
水だしで作成すれば、細菌などの繁殖を防げるので、おなかを壊したりするリスクがありません。
また、水出しのパックで作る場合は、しっかりと煮沸や加熱をしましょう。
煮出ししたお茶の方が風味も良いと言われています。
一気に与えず少量ずつ与える
赤ちゃんにお茶を与える場合、大量に一気に水を与えるのではなく、スプーンなどで一杯程度ずつ与えましょう。
初めのうちはあまり飲まない場合もありますが、習慣化させることで飲む量も増えていきます。
与えるお茶は人肌くらいの温度
赤ちゃんに与えるお茶の温度は、人肌くらいの温度が適切です。
温度が高すぎると火傷の危険性があり、冷+ぎてもお腹を下してしまう可能性があります。
与えるお茶に実際に触れてみて、適切な温度になっているかあらかじめ確認してみましょう。
赤ちゃんの水分補給に向いている飲み物
ここからは赤ちゃんの水分補給に向いている飲み物を紹介していきます。
- 白湯
- 乳児用イオン飲料水
- 赤ちゃん用ジュース
- 果汁
白湯
沸騰させたお湯をある程度冷ましたもののことを白湯と呼び、赤ちゃんの水分補給に適しています。
水を煮沸することで、水分内に含まれている雑菌などが殺菌されまろやかになるので、赤ちゃんでも安心して利用できます。
白湯に使う水は必ず軟水を選んでください。
ミネラル成分の多い香水を使ってしまうと、臓器の発達が未熟な赤ちゃんでは消化しきれずお腹を下す原因になります。
乳児用イオン飲料水
乳児用イオン飲料水は、赤ちゃんが下痢や熱など体調が悪くなった時に与えましょう。
イオン飲料水には体に浸透しやすい成分が豊富に含まれているので、病気などで体内に少なくなった素早く摂取してくれます。
しかし、甘くて赤ちゃん好みの味になっているので、与えすぎてしまうのは注意。
他の水分を摂取しなくなってしまうので、元気な時にはあまり飲ませないようにしましょう。
赤ちゃん用ジュース
赤ちゃん用ジュースは離乳食が始まるタイミングで、与えることができます。
しかし、ジュースには砂糖が大量に含まれているので、与えすぎには注意です。
時々与えることによって、とっておきの飲み物として赤ちゃんの気分転換に繋がります。
果汁
離乳食が始まったタイミングで、少しずつ果汁を与えてみましょう。
果汁には食物繊維をはじめビタミンなどが豊富に含まれているので、赤ちゃんの成長にも繋がります。
しかし果汁はアレルギー反応を起こすリスクもあり、初めのうちは白湯で薄めたものを飲ませてみて様子を見ましょう。
赤ちゃんに適切な水分を与えよう!
赤ちゃんは大人の2倍以上の発汗量があり、夏場だけでもなく冬場も汗をかきやすいため水分補給は非常に大切です。
適切な水分を補給できないと熱中症や脱水症などに陥ってしまう可能性があり、思わぬ事故に巻き込まれてしまうことも。
また臓器未発達なので与える水分には十分に注意しなければいけません。
お茶を与えていいのは、生後4ヶ月以上からと覚えておきましょう。
成長段階や場面に応じて適切な水分補給をしてあげてください。