最近ではテレビや広告で取り上げられる機会も増え、目にすることが多くなったウォーターサーバー。
オフィスや待合室等に設置されているのをよく見かけますね。
しかし一般家庭への普及率はまだそれほど高くなく、お家にウォーターサーバーを導入することに対して「お金の無駄ではないか」「どうせ持て余すのでは?」と必要性を疑ってしまう方も多いのが現実です。
この記事では、ウォーターサーバーを使うのは情弱で無駄な事なのか、そしてウォーターサーバーの必要性を怪しいと感じてしまう理由について解説します。
情報を上手に取り入れ活用する人が、意識しているポイントなども紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
ウォーターサーバーを怪しく感じてしまう理由
ウォーターサーバーに関する「怪しい」「胡散臭い」というイメージはいったいどこから来ているのか。
3つのポイントに分けて解説していきます。
営業の人に押し切られて買うイメージがある
街中やショッピングモールで、ポケットティッシュやチラシを配りながらキャンペーン情報を宣伝する営業さんにあったことがある方も多いでしょう。
もしくは家電などの別の商品を買った流れで、ウォーターサーバーもいかがですかと紹介されることもありますね。
このようにウォーターサーバーは、自分から欲しくて買う人よりもおすすめされるまま流されて契約してしまったり、営業さんに押し切られて買ってしまう人が多い印象があります。
その場では納得したけどよくよく考えると利用料金が高い、始めてみたものの意外と利用シーンが少ない、といった状況に陥り、結果として解約に至るケースも少なくありません。
こういった「買わされるもの」というイメージが、ウォーターサーバーは怪しいと感じてしまう理由の一つとなっています。
水が割高で契約する意味が分からない
ウォーターサーバーの契約をすると、メーカーからお水が定期配送されるのが一般的です。
しかしウォーターサーバーのお水は、基本的に市販のミネラルウォーターよりも価格が高いです。
スーパーでお水を買ったほうがコスパが良いため、きれいなお水を飲むためにわざわざウォーターサーバーを契約する必要性があるか疑問に感じている方が多いのですね。
ウォーターサーバーに雑菌が繁殖しそう
綺麗で安全なお水を飲むためにウォーターサーバーを契約しても、結局サーバーに雑菌が繁殖して不衛生な状態で使うことになるのでは?と不安に感じている人もいます。
サーバーの衛生維持に対する信頼が薄く、それなら毎回市販のミネラルウォーターを買ったほうが安心ではないかと思ってしまうのですね。
ウォーターサーバーを契約する情弱と情強の違い
ウォーターサーバーを契約する情弱と情強の違いは、一言で言えば事前の下調べによって納得して契約しているかどうかです。
ウォーターサーバー自体は使い方次第で生活を豊かにできるものであり、正しい情報をもって扱えば「怪しい」というイメージも払拭されるでしょう。
そのためにはただ何となく調べるよりも、まず上手な情報の取り入れ方のポイントを押さえることが大切です。
自分にとってウォーターサーバーがどれだけの価値を生み出してくれるものか正確に把握できれば、結果として取り入れない判断をしたとしても、意味のあることです。
情弱とは言わせない、ウォーターサーバーの導入にあたっての上手な情報の取り入れ方を押さえておきましょう。
ウォーターサーバーを契約する情弱
情報を集めて活用するのが得意でない、情報に弱い人がウォーターサーバーを契約した際のよくあるケースを紹介します。
反面教師にして、同じ状況に陥らないよう気をつけましょう。
営業マンに買わされてしまった
勘違いの内容お伝えすると、営業マンやお店のスタッフさんに紹介されてウォーターサーバーに興味を持つこと自体は、決して悪いことではありません。
しかし販売員も仕事ですから、基本的には商材の魅力的な部分だけを紹介し、デメリットにはできるだけ触れないようにするでしょう。
結果としてデメリットを理解しないうちに契約してしまうこともあり、その場合使用感にギャップを感じて早期解約につながるケースも。
少しでも不安や疑問がある場合には遠慮なく質問し、納得しきれないと感じたら契約を急がず一度持ち帰って、ゆっくり考えたり調べたりしてみるのがおすすめですよ。
他社と比較しないで契約
特に販売員におすすめされてウォーターサーバーの導入を検討している時。
販売員さんがメーカーの人間だった場合、なかなか他社のサービスと比べたいとは言い出しにくいですよね。
また上手な営業トークとお得なキャンペーンに惹かれて「もう決めちゃおうかな」とつい契約を決めたくなってしまいます。
しかし1つのメーカーだけの情報では相場を知ることはできないので、契約した後になって「あっちのウォーターサーバーの方がお得じゃないか!」なんてことになりかねません。
メーカーによって料金プランやサーバーのスペック等も様々です。
後になって後悔しないよう、自分の使い方にあったサービスを展開しているメーカーを見つけるため、他社比較は必ず行うことをおすすめしますよ。
活用方法のレパートリーが少ない
ウォーターサーバーと言えば、わざわざお湯を沸かさなくてもすぐにお茶やコーヒーを淹れられる、冷蔵庫で冷やさなくても冷たいお水が飲める点が便利な印象ですよね。
温水と冷水がいつでも使えるところが便利、というイメージがあると思います。
しかし、実はウォーターサーバーは他にも生活のいろいろな場面で活躍してくれます。
ただどんな活用方法があるのかをイメージできていないと、利用シーンが限られて結果的に利用頻度も少なくなり、「やっぱり必要なかったな…」という結論に至ってしまうのですね。
せっかくのウォーターサーバーを十分に活かしきれないまま早期解約となれば、解約金も発生してもったいないことに。
下記に活用方法の例を紹介しますので、ウオーターサーバーをフル活用できるよう参考にしてみてください。
ウォーターサーバーの活用方法の例
- 飲料水としてだけでなく料理にも利用する
- 外出が多い人はマイボトル持参でペットボトル代の節約に
- 定期購入の水ボトルは非常時や災害時用の備蓄水としても役立つ
料理に水道水を使っている方は、ウォーターサーバーのお水を積極的に使っていくことでワンランクアップの仕上がりに。
特に差が出るのはお米を炊くときで、水道水で炊くよりもお米の甘みが際立ち繊細な風味を感じられますよ。
普段外でお仕事をしている方なら、水筒にウォーターサーバーの美味しいお水を落ち歩くことで、ペットボトルの飲み物を買わずに済み節約になります。
また非常時用に備蓄水を用意している家庭も多いと思いますが、水にも賞味期限があるため定期的に入れ替えが必要。
ウォーターサーバー利用者なら常に新鮮なお水が定期配送されるので、入れ替えを気にせずに済み、備蓄水にピッタリです。
ウォーターサーバーを契約する情強
情報を集めて活用するのが得意、情報に強い人がウォーターサーバーを契約した際のケースも紹介します。
情強の人がどんなポイントを意識しているのかを参考にしてみましょう。
水の価格以外もよく比較して決めている
ウォーターサーバーを契約する前には他社比較がとても重要だということはお伝えしていましたね。
他社比較というとどうしてもお水の購入価格ばかりに注目しがちですが、情報に強い人は下記のような点もよく比較しています。
- サーバーの消費電力
- 水ボトルの最低注文個数
- 最低利用期間と解約金
- サーバーのメンテナンス方法 等
ウォーターサーバーのランニングコストは、単純な水の価格だけでなく電気代や水ボトルの最低注文個数によっても変わってきます。
特にお水の消費量がそこまで多くない方の場合、最低注文個数が多いメーカーを契約すると必要以上にお水を注文しなくてはいけないため料金が高くなりますよ。
またサーバーのメンテナンス方法も、安心安全にウォーターサーバーを利用するために重要です。
自動クリーン機能付きのサーバーや、無料で定期メンテナンスしてくれるメーカーがおすすめですよ。
利用シーンをイメージできている
いくらウォーターサーバーが便利だと言われても、実際は人それぞれですよね。
家族構成や生活スタイルによっても、ウォーターサーバーの使い方は変わってきます。
「最近は在宅で仕事をする機会も多いから、水を飲む機会は増えそうだな」
「料理に使うと良いみたいだけど、私はあまり自炊しないしな…」
こんな風に、ウォーターサーバーを取り入れた場合自分ならどんな使い方ができるかを、あらかじめイメージしておきましょう。
そうやって自分にとっての必要性を確認することで、契約するにしてもしないにしても、後悔のない判断ができるでしょう。
節約できる時間コストにも注目している
ただお水の値段だけを比べれば、ウォーターサーバーよりも市販のミネラルウォーターの方が安いでしょう。
しかしウォーターサーバーを導入することによってさまざまな時間コストを削減できる点を、価値と捉えることもできますよね。
お湯を沸かす時間、水が冷蔵庫で冷えるまでの時間、市販のミネラルウォーターをスーパーに買いに行く時間。
さらに言えば重たいミネラルウォーターを購入して家まで運ぶ手間や、お湯を沸かすためのガス代・電気代も含まれた値段だと捉えることもできます。
体力と時間の余裕を買っていると捉えてウォーターサーバーの価値を判断する場合、水代に対する感覚も変わってきますね。
ウォーターサーバーが向いている人の特徴
ここまで紹介した内容を踏まえて、ウォーターサーバーの契約後、納得して使い続けていける人の特徴をまとめました。
- 安全で美味しいお水を飲みたい人
- 毎日の手間や時間を節約して有効活用したい人
- ウォーターサーバーの利用シーンをたくさんイメージできる人
もちろん上記だけが条件ではありませんが、自分はウォーターサーバーに必要性を感じられるのか、という部分を確かめる一つの機銃としてみてくださいね。
「ウォーターサーバーを契約したら情弱」なんてことはない
ウォーターサーバーを使うのは情弱で無駄な事なのか、そしてウォーターサーバーの必要性を怪しいと感じてしまう理由について解説しました。
結論、「ウォーターサーバーを契約したから情弱」なんてことはもちろんありません。
しかし、情報が十分でない状態で契約すると使用感にギャップを感じ結局解約してしまうケースもあります。
ウォーターサーバー自体は生活を豊かい快適にしてくれるアイテムですが、必要性を感じられるかは人それぞれ。
まず自分が取り入れることでどんな使い方ができるかをイメージしてみましょう。
紹介したような情報の取り入れ方のポイントも、後悔のない判断をするために役立てていただけたらと思います。