飲みたいと思ったらすぐに冷たい水も温水もすぐ飲むことができるウォーターサーバーは、便利な点がたくさんありますが逆に気を付けなければならい点もあります。
注意点は生活スタイルだけでなく家族構成や間取りが挙げられますが、今回は子どもがいる家庭でウォーターサーバーを使用する際の注意点についてご紹介します。
実際に使ってみないとわからないことも多いので、導入を検討されているかたは参考にしてくださいね。
子どもがいる家庭でウォーターサーバーを使用する際の注意点
水を買う家庭の増加でウォーターサーバーの会社も増えましたが、人気が高いのは以下のような家庭です。
- 水をよく飲む家庭
- 小さな赤ちゃんがいる家庭
- 健康に気を使っている家庭
特に小さな赤ちゃんがいる家庭では、ミルクがすぐに作れるので出産前から導入する家庭が目立ちます。
ウォーターサーバーのメーカーによっては赤ちゃんがいる家庭専用のプランを準備するほど人気は高まっています。
しかしウォーターサーバーの使用は赤ちゃんが小さなころはよくても、つかまり立ちや歩くようになると注意が必要です。
ウォーターサーバーのタイプにもよりますが、以下のような事故やトラブルが考えられます。
- 温水やウォーターサーバー本体によるやけど
- イタズラで冷水を出す
- ウォーターサーバー本体の転倒
- 電源プラグによる感電
温水やウォーターサーバー本体によるやけど
やけどはウォーターサーバー使用上の、子どもの事故でいちばん多いトラブルです。
ウォーターサーバーは機種によってはコック(注ぎ口)の高さが床から100㎝ほどのものもあり、幼児が手を伸ばすと簡単に手が届きます。
温水にはチャイルドロックがついて、チャイルドロックを付けていると安心ではあるけれど、コック周辺は常に熱くなっているので触らないようにすることも大事。
またウォーターサーバーの前面ばかりに意識が向きがちですが、本体によってはモーターの稼働で背面が熱くなるものもあるので併せて注意しましょう。
イラズラで冷水を出す
コックのタイプによってはレバーを押すだけで冷水が出るものもあるので、イタズラで水を出させないようにすることも大切です。
子どもが理解するまでは、冷水のコックにもチャイルドロックを付けることをおすすめします!
ウォーターサーバー本体の転倒
ウォーターサーバーは縦長なので基本的にどのメーカーのものも転倒しにくい仕様にはなっています。
しかし子どもが押したりぶつかったりすると、特にボトルを上部に設置するタイプのものは(重心が上のほうにあるので)転倒する危険性も。
本体によってはウォーターサーバーの下に敷くすべり止めが付属していたり、粘着性の転倒防止シートが貼れるものもあるので積極的に使っていきたいですね!
電源プラグによる感電
ウォーターサーバーは電気を利用して冷水や温水を作っているので、24時間電気が通っています。
電源プラグは子どもが興味を持ちやすく、一般的な電化製品でも事故が多発しているので十分に気を付ける必要があります。
子どもがいる家庭でウォーターサーバーを使用する際のポイント
事故やトラブルを踏まえて、子どもがいる家庭でウォーターサーバーを使用する際のポイントを紹介します。
配置は壁沿いなど、転倒しにくい場所を選ぶ
転倒防止策を施していても、倒れるときは倒れます。
我が家には双子の子どもがいるのですが、走り回ってぶつかったときにグラついた過去もあり、双子が小さなときは本棚と壁の間にウォーターサーバーを配置していました!
スペースが狭い場合はスリムタイプのウォーターサーバーを選ぶなど工夫することで、導入は可能です。
子どもが近くにいるときは温水を操作しない
子どもは大人と同じことをしたがるので、ウォーターサーバーで水を入れたがることもあります。
水のコックと同じように温水のコックを触ると場合によってはやけどをします。
温水操作後のコックは熱湯が垂れることもあるので十分に注意するとともに、使用中は子どもがぶつかってきたりして熱湯をこぼさないようにも注意が必要です。
私が実際に体験したウォーターサーバーでの子どもの事故・トラブル
我が家では双子が生まれたときにウォーターサーバーの利用を開始しました。
ウォーターサーバーはミルクが作れるので、双子でも子どもたちを泣かせずにさっとミルクが作れるということでとても役に立ち、ミルクを卒業したあとも手放せなくなりました!
我が家でも十分に注意はしてきましたが、それでも事故やトラブルがあったので施した対策とともに紹介しますね!
水を出して遊ぶ
双子が1歳~1歳半のころ、コックに手が届くようになり水のレバーを下げるようになりました。
すぐに気づいたので水浸しになることはありませんでしたが、すぐに水のコックにもチャイルドロックを付けることで事故はなくなりました。
垂れた熱湯でやけど
温水のコック周りは熱くはなっているものの、やけどをすることはないかもしれません。
しかし大人が温水を使ったあとは熱湯のしずくが垂れやすくなっているので、注意が必要です。
私自身も温水使用後の清掃でうっかり触ってしまい熱湯のしずくでやけどをしたことがあるので清掃時にも注意してくださいね!
これに関してはそもそもコックの位置が本体上部+デジタルパネルのものに機種変をすることで対策をしました。
我が家の双子はもうすぐ4歳ですが熱湯に関する事故も防げています。
ウォーターサーバーが転倒しかけた
子どもが走り回る2歳頃になると、万が一の事故としてウォーターサーバーの転倒が挙げられます。
ウォーターサーバーは重いしちょっと触ったくらいではグラつかないので安心していましたが、ある日走り回っていた双子がウォーターサーバーにぶつかってウォーターサーバーがグラつくという事件が起こりました。
奥と右側が壁だったからか幸い倒れることはありませんでしたが、この事件をきっかけに我が家では奥と右を壁にし、左に本棚を置いてウォーターサーバーの3面をカバーできる配置にしました。
以降ぶつかることもグラつくこともなくなりましたが、ウォーターサーバーはボトルだけではなく本体も重いので安心は禁物だなと感じた一件でした。
ウォーターサーバーの転倒を防止する3つの方法!転倒を防止してケガを防ごう!
子どもの事故を防ぐウォーターサーバーの選び方
それでは実際に、子どもの事故を防ぐウォーターサーバーの選び方を具体的に紹介しますね!
なるべくコックが子供の手の届かない場所にあるものを選ぶ
子どもが小さいうちはスタンダードなウォーターサーバーでも構いませんが、つかまり立ちや歩くようになるとコック自体が手に届く高さものを避けたほうがいいでしょう。
特に歩き始めの幼児は何が危険かわからず、何でも触ってしまいます。
ウォーターサーバーのボトルはサーバー上部に設置するものが多いので必然とコックは子どもの手に届く高さになります。
サーバーを選べる範囲は狭まりますが、子どもが危険を理解するまでの期間だけコックが上部のものをレンタルするのもありですよ!
デジタルで操作できるものを選ぶ
本体の中にはコックではなくデジタルパネルで操作ができるものもあります。
もちろんチャイルドロック機能もついているし、ボタンを長押ししないと温水が出ないように設計されているものもあります。
これらは事故防止のためで、大人にとって使いにくさはないのでデジタル操作ができるものを導入するのもありかなと思います。
※チャイルドロック付きのコックがダメなわけではなく、アナログのものはロックを解除しながら給水する面倒さがあるので個人的にはデジタルのほうが楽かなと思います。
重心が低くなるよう、下部にボトルが設置できるものを選ぶ
重心を考えて、サーバー下部にボトルが設置できるものを導入するのも賢い選び方です。
下部にボトルを設置するタイプのものは、ボトルの抜き差し時に持ち上げる必要がないので肉体的な負担も軽減できるのでおすすめです。
子どもが接触しにくい卓上タイプを選ぶ
どうしても子供の事故が不安だな、という人は高さが低い卓上タイプのウォーターサーバーもあるので、利用してみるのも手ですね!
ウォーターサーバーを設置したいけどスペースが少ないという家庭にも向いています。
子どもを第一に考えたウォーターサーバー選びをしよう!
子どもが生まれると子どもが主役の生活スタイルになります。
ウォーターサーバーは大人が使用する上ではとても便利な商品だけど、子どもが加わると事故やトラブルにも注意しなければなりません。
子どもの年齢や人数によっても生活は変わるので、生活様式の変化でレンタルするウォーターサーバーも機種変していくことが望ましいですね。
今回は子どもがいる家庭でウォーターサーバーを使用する際の注意点やポイントを紹介しましたが、皆さんのウォーターサーバー選びの参考になれば嬉しいです。