酔いやすくても、お酒が好きだとつい飲みすぎてしまいますよね。
飲みすぎてしまった時は、翌日二日酔いになってしまうことや記憶がなくなってしまうことがあり、お酒を飲んだことを後悔することが多くなってしまいます。
お酒による後悔をしないためには、水分補給が必ず必要です。
正しい水分補給の方法を知っている方は意外と少ないとされています。
今回の記事では、正しい水分補給の方法と効果について紹介していくので、確認していきましょう。
お酒を飲んだ時に水分補給をする効果
お酒を飲むと二日酔いや立ちくらみなど、体調に様々な影響がありますよね。
体調が悪くなってしまうと、せっかく楽しかった飲み会も良い思い出にはなりません。
楽しかった思い出にするためには、水分補給が必要です。
体調を崩さないために必要な、水分補給の効果について確認していきましょう。
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水分補給は利尿作用を促す
お酒を飲むと肝臓で消化されるのは、皆さんご存知ですよね?
肝臓でアルコールが分解されると、アセトアルデヒドという物質に変化します。
アセトアルデヒドは毒性が強い物質なので、早く体外に排出しなければなりません。
体外に排出するには、尿を出す必要があります。
水には利尿作用があるため、アセトアルデヒドを早く排出することができますね。
有害な物質を早く排出することができれば、むくみの防止にも繋がります。
水分補給は脱水症状を防ぐ
お酒を飲んでしまうと血中のアルコール度数が高くなることは知っていますか?
血中のアルコール度数が高くなると、肝臓への負担が大きくなってしまうでしょう。
肝臓がフル稼働して沢山生成された、アセトアルデヒドは水を飲むことによって、尿として体外に排出されます。
排出した尿を補うために、水分補給が必要です。
水分補給することで二日酔いにならない
チェイサーという、言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
チェイサーとは水のことで、お酒を追いかけて飲む物となっているための水。
「追いかける=chaser」が語源です。
チェイサーは、ウィスキーなどのアルコール度数が高いお酒を飲んだ時に、悪酔いしないために飲むものとされています。
チェイサーの効果としては、お酒と一緒に水を飲むことでお酒だけお腹が満たされないようにする、効果を期待できるところが嬉しいですね。
必然的にお酒を飲む量が減少するので、二日酔いの防止にもなります。
お酒を飲んだ時の水分補給として最適な飲み物
お酒を飲む時に効果的な飲み物にはどんな物があるか、皆さんご存知ですか?
飲み物のチョイスを間違ってしまうと、せっかく水分補給をしても意味がなくなってします。
お酒を飲んだ時に最適な飲み物を、簡単にご紹介します。
常温の水
常温の水が一番入手しやすいですね。
お酒を飲んだ時に飲む水は冷たすぎると、胃腸に負担がかかってしまいます。
常温の水であれば、吐き気がある方でも受け付けやすいです。
胃腸に優しい常温の水を、取り入れましょう。
白湯
お酒を飲みすぎてしまうと、アルコールの影響で寒気を感じる時がありますよね。
そんなときは、温かい飲み物を飲んでホッとしたいです。
しかし、ホットドリンクとして何を飲むべきか分からないと言う方が多いですよね。
お酒を飲んだときの、温かい飲み物として最適なものは白湯です。
白湯はどんな飲み物を受け付けない時にも、飲むことができるのが嬉しいポイントですね。
二日酔いのときは、ちびちびと白湯を飲むことで少しずつ快方に向かうでしょう。
経口補水液
風邪を引いた時には、よく経口補水液を飲むことが良いとされているのは、皆さんご聞いたことがありますよね。
私も胃腸炎になった時に、内科の先生から経口補水液を飲むだけで治ると言われました。
お酒を飲んだ時にも、経口補水液は有効だとされています。
経口補水液は、風邪を引いた時やお酒を飲みすぎた時に不足する、カリウムやナトリウムを補う効果があると言われていました。
研究でも、水よりも経口補水液を飲んだほうが、効果的だと言われています。
しかし、常時購入するには価格が少し高いので飲み会の時や風邪などの勝負時に、購入するようにしましょう。
トマトジュース
個人的にトマトジュースが、苦手な方が多いことが残念でなりません。
トマトジュースには、お酒を飲んだ時に効果的な物質が沢山あります。
効果としては経口補水液と同じで、カリウムなどの電解質を摂取できる点です。
しかしお酒を飲みすぎてしまうと、味の濃い飲み物は受け付けなくなってしまいます。
経口補水液がないときは、体が受け付けるのであればトマトジュースでカリウムを補いましょう。
値段も安価ですし、アルコールの代謝をアップすることもできます。
ダイエットにも効果的です。
スポーツドリンク
スポーツドリンクは運動をしたときにだけの、飲み物ではありません。
よく考えてみれば、お酒を飲むと肝臓をフル活動させて、アルコールを分解する点ではスポーツと似ている部分がありますね。
お酒を飲んだときにも、スポーツドリンクは効果的とされています。
肝臓をフル活動させると、糖が不足してしまいがちです。
低糖質になってしまった体への糖の補給には、糖がたくさん含まれたスポーツドリンクを飲みましょう。
スポーツドリンクはそもそも、運動中の脱水症状を改善することが目的で作られています。
ポカリを飲むと酔いが回る噂はデマ
一昔前に大塚製薬で作られているポカリスウェットを飲むと、アルコールが体内を回るスピードが早くなるという内容を、聞いたことがある人はいませんか?
ポカリスウェットがアルコールの吸収速度を加速させているという話は、完全なデマです。
大塚製薬が行った研究でも、飲酒中にポカリスェットを飲むことでアルコールの吸収速度が早くなるという内容は、科学的に無いといいきっています。
ポカリスウェットもスポーツドリンクの一種です。
飲酒中の水分補給にはスポーツドリンク効果的であるという内容は、先程説明した通りとなっています。
ポカリスウェットだけが、飲酒に悪影響があるはずありません。
お酒を飲んだ時に必要な水分の量
ウィスキーのロックを、10杯以上飲んでいる人と、アルコール度数が低いカクテルを1杯しか飲んでいない人を比べてみて、必要な水の量が一緒であるはずがありません。
お酒を飲んだ時に最低でも必要な水の量は、アルコール度数と水分の含有量によって決まっています。
簡単に必要な水の目安を種類別に紹介していくので、参考にしてみてください。
ビールの場合
ビールの場合は500mlの缶を2本飲んだ時の必要な量は、最低でも200mlと言われています。
なぜお酒の量に対して少ない水でいいのかというと、他のお酒よりアルコール度数が低い点と水分含有量が多い点が理由です。
水分含有量が高いと、脱水症状になりにくく悪酔いもしないと言われています。
しかし油断は禁物なので、必ず水分補給はするようにしましょう。
ワインの場合
ワインの場合は、ボトル1本に対して最低でも830mlの水分は摂取するようにしましょう。
ワインはアルコール度数が高いと思われがちですが、焼酎や日本酒に比べて低いと言うことはご存知でしたか?
穀物でなく、果実からできているお酒なため水分含有量も多いです。
ワインには抗ガン作用もあり、老若男女あらゆる人におすすめできる飲み物といえます。
体にいいと言っても、お酒なので必ず水分補給するようにしましょう。
ウィスキーの場合
ウィスキーは、アルコール度数が高いことで有名です。
ウィスキーが150mlに対して、1リットルの水分補給が必要とされています。
お酒を飲んだ後だけでなく、お酒を飲んでいる最中も交互に飲むようにしましょう。
ウィスキーの飲み過ぎは、注意が必要です。
水分補給とは別にウコンは飲むべき
ウコンを飲めば二日酔いにならないし、水分補給は不要だと誤解していませんか?
ウコンは確かにお酒を飲む時に、飲んだほうが良いとされています。
しかし、ウコンを飲むだけでは水分補給にはなりません。
ウコンを飲むだけで水分補給もできると誤解されるようなったのは、ウコンの種類の中にウコンの力のような液体の商品が出てきたからです。
ウコンは元々、粉末で販売されていました。
粉末で売られているときは、飲みにくいと言うこともあって、飲み会の時にウコンを飲んでいる人は少ない時代もありました。
しかし、ウコンの力が発売されて、欠点だった飲みにくい点を改善することができたため、飲み会にはウコンという文化が完成されたというわけです。
誤解を与えがちな、ウコンの正しい使い方と効果について紹介いたします。
ウコン入りドリンクは水分補給にならない
ウコンにはそもそも水分が豊富に含まれているわけでは、ありません。
水分補給目的でウコンを買って人は今すぐ考えを改める必要がありますね。
水分補給は別のタイミングで摂らないと、水分がどんどん不足してしまい、脱水症状になってしまう可能性が高いです。
また、水分が無いとアセトアルデヒドを排出できなくなってしまうため、二日酔いの原因となってしまいます。
必ずウコンと並行して、水分補給をするようにしましょう。
ヘパリーゼも同じことが言えますので同じく注意しましょう。
ウコンの効果
ウコンは水分補給にはならないことを、知っていただけた後は、ウコンの詳しい効果について知っていきましょう。
ウコンを飲めば二日酔いにならないことや、お酒を飲みすぎても悪酔いしないということは知っている人が多いですが、ウコンの具体的な効果を知っている方は多くありません。
ウコンには肝機能活性化をさせる、効果があります。
具体的には肝機能を活性化させるために、胆汁を多く排出する効果です。
より多くのアルコールを肝臓でアセトアルデヒドに分解することで、正しい水分補給をしていれば効率よく排出することができます。
効率よく排出することで、二日酔いにならないのは嬉しいポイントですね。
飲むタイミングとしては、飲み会が始まる前が良いとされています。
お酒を飲んでからウコンを飲んだとしても、効果が発揮される頃には二日酔いになっているケースがあるからです。
必ずウコンを飲むのであれば、お酒を飲む前に摂取するようにしましょう。。
水分補給をしない事による弊害
水分補給をしないことでの弊害は、様々なことが考えられます。
お酒を飲みすぎて、正しい水分補給をしなかったせいで命を落としてしまったケースも過去にはありました。
自分の命を守るためにも、お酒を飲んで水分補給をしないことへの弊害を知っておきましょう。
知ることによって、水分補給の大切さがわかるようになります。
では水分補給をしないことでの弊害を、一緒に確認していきましょう。
お風呂に入る時は水分補給必須!水分補給が必要な理由とタイミング徹底解説
脱水症状になる確率が高くなる
一番重要なことは、水分補給をしないことで脱水症状になってしまうことですね。
全ての体調不良は脱水症状になることで、起きてしまいます。
お酒を飲むと、普段生活している時よりも体の感覚が鈍くなることが恐ろしいですね。
感覚が鈍くなってしまうと、喉の乾きも気づきにくくなってしまいます。
しっかりと常時、体の中に水分がある状況を保つようにしましょう。
急性アルコール中毒になりやすくなる
脱水症状に陥った結果、急性アルコール中毒になってしまいます。
急性アルコール中毒となってしまうと、命に関わることが多いです。
体内の症状も命に関わる要因ですが、外的な要因も怖いですね。
例えば、急性アルコール中毒になってしまうと意識を失ってしまいますよね。
意識を失って倒れた先がコンクリートや道路だとすると倒れた衝撃で死んでしまう可能性が無いとは、言い切れません。
楽しいはずの、飲み会も台無しです。
友人にも飲み会に誘われなくなること等、水分補給をしないだけで起きる弊害は友人関係まで及んでしまいます。
水分補給をしっかりと行い、対策しましょう。
お酒は水分補給をしながら楽しく飲もう
お酒を飲んだときの水分補給の大切さは、知っていただけましたか?
水分補給をするだけで、楽しい飲み会を翌日まで余韻として味わうことができます。
「酒は飲んでも呑まれるな」
という言葉がありますが、水分補給はこの言葉の通り、呑まれないようにするために重要です。
正しい知識で水分補給を行い、楽しいお酒を飲むようにしましょう。