ウォーターサーバーに限らず、電化製品を買った際に「アース線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
アース線はウォーターサーバーのコンセントについていますが、何のためについているのかよくわからない人も多いでしょう。
実はアース線を繋げておかないと感電に繋がってしまうという噂も。
折角便利なウォータサーバーを使うのであれば、安全に使いたいですよね。
そこで本記事では、ウォーターサーバーにアース線は必要なのか、また接続の方法まで解説しています!
アース線の繋げ方が分からない人はぜひ参考にしてみて下さいね。
家庭用の電源で感電するケースはあるのか?
感電はものすごい衝撃を伴いときには重症、最悪死んでしまうこともあります。
家庭用のコンセントなら、そんな危険は無いのでは?と思いがちですが、実は結構危険。
まずは感電について知っていきましょう。
人間が電流を流す通り道になる
なぜ人間は感電するのか。
答えは、人間自身が電気の通り道になってしまうからです。
通常はコンセントがその役を担っていますが、コンセントがなかった場合、電流は道を失います。
電流たちは進みたくてしょうがない。
そんなときに通れそうな道を見つけ、全力で突進してきます。
この時、道の役割をしてしまうのが、人間の体なのです。
人がコンセントに手を伸ばすことによって、電気たちは人体を道として、地面へと流れていく。
このとき、人は感電しているといいます。
これが感電の正体なのです。
一般家庭のコンセント100Vは危険
感電自体は、すごい衝撃を伴います。
痛みだけでは収まらず、死んでしまう可能性も否めません。
実は、人間は42Vで死ぬ可能性があるとされています。
60V以上で重症度はかなり高くなり、100Vはとんでもなく危険!
重症どころではなく、死ぬ可能性も十分高いです。
家庭で、最も気をつけることの1つなのです。
アース線は感電を無効化する!
アース線とは感電を防ぐことができるケーブルです。
感電とは、行き場のなくなった電流が、人間の体を通ることで発生しますが、
このときアース線があれば、行き場のなくなった電流たちを受け入れてくれます。
つまり、アース線は感電を完全に無効化するスーパーアイテム!
付けることで、ウォーターサーバーを安心安全に使うことができるのです。
アース線が無くても感電する可能性はほぼない
アース線は感電を無効化してくれるので、最高です。
しかし、実はアース線がなくても感電なんてほぼしません。
理由は主に以下の2つです。
- 漏電しそうになったらブレーカーが作動する
- コンセント自体に耐性がある
ひとつずつ解説していきます。
感電しそうになったらブレーカーが作動する
自宅でブレーカーが作動することは、よくあります。
家庭用の電源は、「危ない!」と感じた時点で、止まるように設定されています。
要するに、危なくなったら電気が完全にストップするので、アース線がなくても実は大丈夫。
ただ危ない状態には変わりないので、ブレーカーが落ちたら、一度コンセントを抜きましょう。
これはウォーターサーバーに限らず、電化製品はすべてです。
コンセント自体に耐性がある
コンセント自体にも漏電への耐性があります。
感電防止用のカバーで電気が外にもれない仕組みになっているので、安全に使えます。
ブレーカーとコンセントだけで、感電防止策はたくさんあるんですよね。
メーカー側からの回答は?
「アース線が届かない(繋げない)のですが、どうしたらいいですか?」
という質問に対して、メーカーはこう答えました。
「近くにアース接続できないようでしたら、無理に接続しなくても大丈夫ですよ。」
メーカーですらアース線を強制していないようです。
逆に言えば、メーカーも感電対策に対してかなり自信があるようですね!
アース線に接続してウォーターサーバーを使う3つの方法
接続しなくても危険性は低いけど、念の為アース線をつなげたい場合は、以下の3つの方法が考えられます。
- 延長コードで接続する
- 電気屋さんにアース端子を付けてもらう
- 自前のアース接続を作る
それぞれ見ていきましょう。
延長コードで接続する
コードの長さがアース端子まで届かない場合は、延長コードを使いましょう。
ウォーターサーバーのみの電力であれば、延長することに何ら問題は有りません。
ただ長すぎると、足が引っかかるなど、かえって危険!
適度な長さで接続するとGOODです。
電気屋さんにアースを付けてもらう
アース端子が埋まっていたり、なかったりするなら、電気屋さんに工事を依頼しましょう。
値段は、5000~10000円位かかるようですが、絶対的な安全を手に入れられるとしたら安いかもしれませんね!
自前のアース接続を作る
ホームセンターで売っているアース棒を使って、自分でアース接続を作ることも実は可能!
説明書等に方法は載っていますが、アース棒を地面と接続してつなぐのが一般的な方法になります。
ただ正直あんまり現実的ではないし、素人がやるのも危険なので、業者に頼むのが一番です。
アース線に接続しないで使うときの5つの注意点
接続しないで使う人もたくさんいますよね。
何に気をつけてウォーターサーバーを利用するべきかを解説していきます。
以下5点に気をつけて使えば、まず大丈夫!
ひとつずつチェックしていきましょう!
- 濡れた手でコンセントを触らない
- 濡らしてしまったらコンセントを抜いて即メーカーへ連絡
- 水交換時にコンセントを抜こう
- コンセントの定期チェック
- タコ足配線はやめておこう
濡れた手でコンセントを触らない
まず、コンセント付近を濡らすことが絶対NG。
それに加えて、手を近づけてしまうと、感電する恐れがあります。
水は電気が流れるのを活発にします。
感電しないために濡れた手では絶対に触れないこと!
濡らしてしまったらコンセントを抜いて即メーカーへ
ウォーターサーバーは水を扱うものなので、コンセント付近も濡れる可能性があります。
もし水漏れなどで濡らしてしまったら、速やかにコンセントを抜きましょう。
また続けて、業者への連絡が必須!
安全にきれいな水が飲めるように、問題は解決してもらいましょう。
水交換時にコンセントを抜こう
水交換時に水が飛び散るのはありがちです。
コンセントに電流が通ったまま、ボトルを替えるのは危険!
万が一のため、水の交換時にはコンセントを抜いておきましょう。
コンセントの定期チェック
コンセントは定期的にチェックしましょう。
具体的に確認することは、以下2つ。
- ホコリや汚れがないか
- 熱を持っていないか
チェック方法を紹介していきますね。
コンセントにホコリ、汚れがないか
ホコリは発火、汚れは機械の劣化に繋がります。
特に発火なんかされたら、火事になってしまいます。
「おいしい水飲めるようにしたら、火事になっちゃった。」
なんてことにはならないように、定期的なチェックを忘れずに!
コンセントが熱を持っていないか
コンセントはかなり熱くなるときがあります。
原因は機械の劣化や、配線のつなぎすぎなど、理由はありますが、
なんにしろ、良くないことです。発火の原因になります。
もし熱を持っていたら、コンセントを抜いて時間をおいてください。
改めてコンセントを入れても尚、熱を持ってしまうときはメーカーに相談しましょう。
火事になる前に!
タコ足配線はやめておこう
タコ足配線はかなり熱を持ちやすいです。
たくさんの配線をひとつでこなすので、超便利!
と思わせといて、火事の原因になることが少なくないのです。
もし熱を持っていたら、コンセントを外して時間を置くなどの対処が必要。
一番良いのは、家庭ではあまり使わないことです。
ウォーターサーバーのアース線は接続しなくてもOK
今回はウォーターサーバーのアース接続について解説しました!
結論、アース接続は無くても大丈夫ですが、合ったほうがより安全!ということになります。
無くても十分に利用できますが、もし心配であれば、自分にあった方法でアース接続をしましょう。
一番簡単なのは、延長コードを使うことですね。安いですし。
きれいなお水を安心・安全に飲むために、電気は正しい方法で扱いましょう!