スポーツドリンクを凍らせて、溶かしてから飲むと普通に飲むよりも「濃いな…」と感じた経験がある人がいませんか?
スポーツドリンクを凍らせることによって、甘さが変化するの?と疑問を感じますよね。
そんな素朴な疑問について、この記事で簡単に解説していきます。
なぜ、凍らせたスポーツドリンクが甘くなるのか気になっている人は、ぜひチェックしておいてくださいね。
凍らせたスポーツドリンクに対して不満を持っている人が多い
粉末のスポーツドリンク、凍らせると、大抵、上が水で、下がものすごく濃くなってしまいましたよね。#バイザシー
— 流浪の広島人 (@kazumiiseki) November 16, 2019
スポーツドリンク凍らせると、先に溶けだすのは割と水分で味が付いているのは後から濃く溶けてくるのと同じか。 #ブラタモリ
— 羽山あさか (@hayama_asaka) July 18, 2020
スポーツドリンクって凍らせるとぜんぜん美味しくないのね…普通にお水凍らせれば良かったorz
— ぴよせん (@piyo0323_job) August 4, 2015
スポーツドリンクは濃度の違いによって凍る速度が異なる
スポーツドリンクを冷凍庫に入れた際に、凍りやすい順番があります。
スポーツドリンクには糖やミネラルなどの成分が含まれており、水に何かが含まれている状態は水が凍る温度が下がります。
これは凝固点降下という現象で、スポーツドリンクが氷る温度を-3℃、水が氷る温度を0℃とすると、水の方が先に凍るようになります。
ペットボトル内では温度が低くなると、先に温度の低い部分が先に凍り、温度の濃い部分が後から凍り付くようになるのです。
解ける時は濃度の濃い部分から溶けて薄い部分が後に残る
凍ったスポーツドリンクが溶けていく場合は、凍る時とは逆に温度の濃い部分から先に溶けていきます。
そのため、凍らせスポーツドリンクを飲んだ時に、通常よりも濃く感じてしまうのです。
味の濃い成分はペットボトル内にごく僅かしか含まれていないので、残っている氷の部分は味の薄いものばかり。
残った氷を必死に砕いても本来のスポーツドリンクの味は取り戻すことができず、味が薄いと感じてしまうのです。
凍らせたスポーツドリンクを均等に溶かす裏技
気温が高い夏場などはできるだけ均等な味わいで、冷たくておいしいスポーツドリンクを味わいたいですよね。
そこでここからは、凍らせたスポーツドリンクを均等に溶かして美味しく飲むための裏座を紹介していきます。
溶け始めるタイミングでボトルを振る
凍らせたスポーツドリンクが溶け始めたタイミングで、ペットボトルを振り、氷を分解させましょう。
ペットボトルをシャカシャカ振り続けることによって、味が薄くて溶けにくい部分の氷を解かすことができます。
味の濃い部分と薄い部分を両方味わえるため、何もしないで飲むよりも均等な味わいを楽しむことができるのです。
短時間でペットボトルを凍らせたい時の裏技
夏場の熱い時期や、すぐにペットボトルを凍らせたい時など、普通に冷凍庫に入れても凍るまでにかなり時間がかかってしまいます。
ペットボトルが凍るまで待っていると時間の無駄になってしまいますが、実はある工夫を刷るだけで早く凍らせる秘訣があるんです。
濡れタオルやキッチンペーパーを巻いて冷凍する
ペットボトルをいち早く凍らせるためには、濡れタオルやキッチンペーパーを巻いてから冷凍庫に入れる方法です。
湿ったタオルなどを巻いて冷凍することによって、布に含まれている成分が蒸発する際にペットボトルに含まれている熱を冷却してくれます。
これは気化熱を利用する方法で、より早く短時間でペットボトルを冷凍することができるのです。
急いでペットボトルを凍らせたいと考えている人は、ぜひ活用してみてくださいね。
ペットボトルを凍らせるときの目安
ペットボトルを凍らせる際の目安は、ペットボトルの容器のサイズによって異なります。
容器ごとの冷却時間は下記の通りです。
容器サイズ | 冷却時間 |
---|---|
500ml | 4時間~6時間 |
1000ml | 7時間~8時間 |
2000ml | 10時間 |
凍らせたペットボトルの活用術
凍らせたペットボトルは様々な活用方法があります。
様々な活用術を紹介していくので、ぜひチェックしてみてくださいね。
お弁当の保冷剤として活用する
凍らせたペットボトルは水分補給だけではなく、保冷剤の代わりとしても活用できます。
お弁当などの容器に入れれば、気温によってお弁当の温度が高くならず、衛生面を保つことができます。
また、気温によって自然と溶けていくため、飲みものとして味わうことも可能です。
夏場の熱中症対策
気温の高くなる夏場は、体温が上昇してしまい、熱中症に陥ってしまうリスクがあります。
しかし、凍らせたペットボトルを活用すれば急激に上昇するリスクを防ぐことができます。
熱中症になってしまうと、思いもよらないケガや病衣になってしまい、非常に危険。
そんなときに凍らせたペットボトルをもっておくと、体にあてて温度の上昇を防げるのです。
スポーツ観戦や外で運動をするときなどは、凍らせたペットボトルをもっておくようにしましょう。
凍らせたスポーツドリンクは有効活用しよう!
凍らせたスポーツドリンクを持っていれば、体温の上昇を防ぐことができたり、冷たい水分を摂取できたりととても便利です。
夏場の熱中症を防ぐことができるのは大きなメリット。
しかし、普通に飲んでいくとはじめだけ美味しくて、後は味わいが薄いため、最後まで美味しく飲むことは難しくなります。
この記事内で紹介した内容を実践できれば、冷たくておいしく味わうことができます。
ぜひ実践してみてくださいね!