水害対策のグッズにはどのようなものがあるのでしょうか。
梅雨の時期の浸水被害やゲリラ豪雨など、水害が起きる可能性は年々高まっています。
加えて、台風シーズンは大雨や豪雨災害が多いので十分に注意しましょう。
雨による気象災害対策におすすめのグッズや、日頃から注意したいポイントをまとめました。
洪水や浸水の被害に備えて情報を知りたい人におすすめの記事です。
おすすめの水害対策グッズ11選
おすすめの水害対策グッズを紹介します。
- 防水ソックス
- 食料や常備水
- 非常用のトイレ
- 紙皿や紙コップ・ラップなど
- 衛生用品や医薬品
- 足元を守るグッズ
- レインコート
- ヘルメット
- 土のう
- 止水板
- ゴミ袋やダンボール
以上のグッズを準備しておけば、大雨や氾濫による災害が起きてもある程度の対策が取れるでしょう。
防水ソックス(FUBAR(フーバー)防水ソックス)
水害の発生している最中に移動するとなると、靴の中が水びたしになりい歩行が難しくなることもあります。
FUBAR(フーバー)防水ソックスを活用すれば、万が一の水害の時も安心して移動できます。
FUBAR(フーバー)防水ソックスは、手袋をつくる業界トップのシェアを誇る企業が開発した、雨風に強い靴下です。
三層構造の防水シートを使用し、水がしみない素材で足が濡れない高機能の靴下なので、水害対策グッズとしてもおすすめです。
表生地は摩擦に強いナイロン素材、裏生地は吸水性の高い綿で制作。
表と裏の生地の間に防水シートのポリウレタンをはさむことで、高いはっ水性を実現しています。
履き口にはゴムが入っていて、着用したときの靴下のずれ落ちを防止します。
雨水や風による影響をシャットアウトできて、重ね履きをすることでさらに高い防寒対策も可能。
大雨が降っても水が浸透しにくいので、寒い時期でも足先から体温を奪われることを防ぎます。
防災グッズとしてだけでなく、キャンプやトレッキング、フィッシングなどにもおすすめです。
防水ソックスが1足あれば、雨の日のアウトドアも活動的に楽しめるでしょう。
ビジネスシーンや通勤、通学などの長靴が不向きな場面でも、FUBAR(フーバー)防水ソックスなら便利に活用できますよ。
手袋の製造に強いリーディングカンパニーの、高い技術力をあつめた靴下です。
食料や備蓄水
保存食や備蓄できるペットボトルの水を準備しておけば、災害が起きてもある程度の栄養が補給できます。
普段の生活から食べ慣れているものを、できるだけ数に余裕を持って用意しましょう。
- 飲料水3日分(1人1日3Lを目安にする)
- アルファ米
- ビスケット
- 板チョコ
- 乾パン など
以上は賞味期限が切れないようにローリングストックを心掛けてください。
備蓄水にはウォーターサーバーの水ボトルも適しています。
大規模な水害が発生した場合は、できるなら1週間程度の備蓄が望ましいと考えられます。
赤ちゃんがいる家庭は粉ミルクや離乳食なども準備しておきましょう。
備蓄できるウォーターサーバー アクアクララ
ウォーターサーバーの水ボトルを家に備蓄しておけば、水害にあったときも飲み水に困りません。
不安定な環境でも安全性の高い水が用意できるので、安心できますね。
頑丈なボトルのアクアクララを使えば、トラブルがあったときも安心安全なRO水が飲めます。
メーカーによりますが、ウォーターサーバーのボトルに入っている水は、賞味期限が1年程度あります。
アクアクララの定期宅配サービスを利用して、常に新しいものをローリングストックしておきましょう。
非常用のトイレ
非常用のトイレは、水害時にとても役に立ちます。
非常用のトイレには便座がある簡易トイレと便座がついていない携帯トイレがあります。
簡易トイレは周囲に仕切りをつけた野外でも利用できるので、用意をおすすめします。
水害が起きたら、トイレを含めた水回りは使えなくなるので注意しましょう。
仮設トイレが設置されるまでに3日以上かかることもあるので、余裕を持った準備が必要です。
長い間トイレが使えない状況は、健康被害の原因や大きなストレスになります。
非常用トイレは優先して準備しておきたいものの1つと考えてください。
ベンリーポットはどこでも使える携帯トイレ
株式会社ケンユーのベンリーポットは、非常時も携帯できるトイレです。
携帯用トイレがあれば、ライフラインが止まった状態でもトイレを我慢する必要がありません。
便利ポットは大小の排泄物が凝固できて、臭いを抑えられます。
排便後は凝固剤をふりかけて、排泄物を素早く固めましょう。
大きく使いやすい便器ですが、広げるだけですぐに用意できることもポイントです。
紙皿や紙コップ・ラップなど
紙皿や紙コップ・ラップなどの簡易的な食器は、水害時にあると便利です。
紙皿にラップを敷いて非常食を乗せれば、水で洗う必要がありません。
紙でできている食器なら、重さを感じにくいので楽に持ち運べます。
捨てるのも楽な紙製の食器は、水害だけでなくあらゆる災害や停電が起きたときにもおすすめです。
数に余裕を持って、準備しておきましょう。
非常用食器 折り紙簡易食器
アーテックが販売する折り紙タイプの耐水性の紙皿は、食器の形に折ることで利用できます。
皿やコップを作ったあとに再利用できるので、重宝するでしょう。
ストーンペーパーを使用している紙製の食器は耐水機能が高く、水を飲むことも可能です。
折り方の説明書がついている商品であれば、災害時も役に立ちますね。
非常用食器折り紙簡易食器は、漂白大事や洗剤で除菌できることもポイントです。
災害時用の頑丈な紙皿は、ほかにもさまざまなメーカーから販売されています。
衛生用品や医薬品
衛生用品や医薬品は、常にストックしておきましょう。
絆創膏や消毒液、清潔なタオルなどは水害を含めた災害時に役に立ちます。
1つのポーチにまとめておけば、救急箱に入れておくよりも重さを感じません。
下痢止めや頭痛薬だけでなく、常に自分が飲んでいる薬も用意しておくことをおすすめします。
災害時は病院が機能していないことが考えられます。
医薬品や救急セットを用意して、水害に備えましょう。
マスクや除菌用ティッシュに加えて、女性は生理用品も準備してください。
応急手当用品14点セット
トモナリ衛生材料が提供している応急手当用品14点セットは常備におすすめです。
セット一式には労働安全基準法に基づいた手当用品がすべて含まれています。
絆創膏や使い捨て手袋、消毒液などのセットは、応急処置に必要なアイテム一式を集めました。
大きめの救急箱はポリプロピレンでできているので、軽くて持ち運びしやすいことが特長です。
すべてのアイテムをいれても余裕がある作りの救急箱はうれしいですね。
常備薬や予備のアイテムを追加して、自分にあったカスタマイズも可能です。
足元を守るグッズ
水害が起きたら、足元を守る防水用のスニーカーや靴下を活用しましょう。
頑丈な靴を履いて靴下を重ね履きすることで、足元のケガを予防できます。
災害時は足元にガラス片やガレキなどが散乱します。
水の中を歩くときも、水中に何が落ちているか分かりません。
靴下は防水加工がされているだけでなく、足首まで隠れるものをおすすめします。
長靴は、中に水が溜まってしまうことがあるので浸水時の着用は注意してください。
高い安全性 防災用安全靴 RT741F
ミドリ安全の防災用安全靴RT741Fは、消防仕様・静電素材でできており高い安全性があります。
静電気帯電防止性能を備えており、JISに適合しているショートタイプの安全ブーツです。
釘やガラスなどの踏み抜き事故を防止するために、靴底にステンレス板を内蔵しました。
クッション性が高く曲がりやすい素材のため、動きやすいこともメリットです。
災害時もストレスがかかりにくい靴で活動できます。
レインコート
レインコートがあれば大雨の中の移動に便利です。
防災用のレインコートを着れば体が濡れずに体温や体力が失われにくくなります。
台風や大雨に備えて、セパレートタイプのレインコートを準備しましょう。
ポンチョタイプのレインコートもありますが、風が吹いたときに下半身のガードになりません。
足元も濡れてしまうので、ポンチョタイプのレインコートは激しい雨のときに不向きです。
災害に備えて用意する場合は、セパレートタイプで上下に分かれているレインコートをおすすめします。
防水透湿素材のエントラントレインスーツ2 KM-7250
カジメイクのエントラントレインスーツ2は、高い防水性を誇るレインコートです。
東レの防水透湿素材の「エントラント」を使用しているのでムレを感じません。
トラブル発生時のハードな動きでも耐えられる強い素材が魅力です。
フードは必要に応じて丸ゴムを引くだけでサイズ設定が可能。
上下に分かれたセパレートタイプのレインコートなので、着脱しやすいこともポイントです。
ヘルメット
水害が起きたときは防災用ヘルメットを着用しましょう。
台風が発生すると、看板や植木鉢、窓ガラスが飛んでくることが考えられます。
危険物がいきなり飛んできても予防できるように、ヘルメットで頭部を守る準備をしてください。
ヘルメットを購入するときはそれぞれのサイズを確認し、家族の人数分を用意しましょう。
水害防災グッズには、折りたためる便利なヘルメットもあります。
ヘルメットのあり・なしで水害時の動きやすさは大きく左右されるので常備を心がけてください。
重ねられる カクメットB-Type
カクメットB-Typeは、イエローが販売する業務用のヘルメットです。
積み重ねできるスタッキングヘルメットのため、複数の備蓄をしてもかさばりません。
保管に場所を取らない省スペースデザインが魅力です。
瞬間装着できるクイックアジャストヘッドバンドが内蔵されています。
あご部分の紐をひくだけで頭にフィットする使い勝手のいいヘルメットです。
土のう
水害が起きたら、家や建物への浸水を止めるために土のうを設置しましょう。
土のうは袋の中に土を入れるタイプだけでなく、水を吸水して重量が増すタイプの防災グッズもあります。
簡易給水タイプの土のうは平らな布袋の状態で保管しておけるので、それほど場所を取りません。
浸水を防ぐ方法は土のうが一番効果的なので、常に準備しておくといいですね。
自分だけでなく家族が扱いやすい土のうを選んで、水害に備えてください。
浸水対策には 吸水土のうスーパーダッシュバック
キーストンの吸水土のうスーパーダッシュバッグは、吸水力が高いことがメリットです。
2分間で20キロまで膨らむので、緊急性がある場面でもすぐに使用できますよ。
スピーディーな土のうの用意が可能なため、より防水率がアップします。
膨張率が高い吸水土のうなので、他社製品よりも高い効力を発揮するでしょう。
給水前は縦40cm、横46cm、厚み1.5cmのコンパクト設計です。
吸水前は袋のような形状で、保管に場所を取りません。
止水板
止水板は家に水が侵入するのを防ぐための板状の防災グッズです。
家の玄関やアパートやマンションのエントランスに置いて、水が流れ込むのを防止します。
止水板は水害が起きたときでも、扱いやすいものを用意してください。
軽くて重ねておける止水板も販売されているのでチェックしましょう。
省スペースのアイテムであれば、物置や庭などに保管しておけますね。
軽量止水板 備えあれ板
日大工業株式会社の備えあれ板は、移動できる止水板です。
1枚あたり2.4kgという軽量設計のため、スピーディーな浸水対策ができます。
組み立てて地面に置くだけで、水害が起きたときの浸水が防げるでしょう。
取っ手がついたジョイント式デザインのため、複数の止水板をつなげることも可能です。
広い範囲に設置できる、使いやすいアイテムといえます。
ゴミ袋やダンボール・ポリ袋
ゴミ袋やダンボールは、水害を含めた災害時に役に立つアイテムです。
以下のような使い方ができるので確認しましょう
- 組み合わせれば水を入れるタンクになる
- 簡易的な土のうが作れる
- 簡単にトイレが用意できる
- 赤ちゃんの簡易的なお風呂が作れる
- ポリ袋を手にはめてゴム手袋代わりとして使う
- ダンボールは避難所でパーテーション代わりになる
大規模な自然災害が発生すると、日常生活が一変します。
環境の変化がストレスになり体調に悪影響が起きないように注意しましょう。
業務用大型ポリ袋 透明・厚手タイプ
トラスコ中山株式会社の業務用ゴミ袋は、厚みが0.1mmあるポリ袋です。
大きさは横1m、縦1.2mのビッグサイズで、広い用途で使用できることがポイント。
大型で厚手のポリ袋は、繰り返し使える頑丈なものを用意しましょう。
破れないように保管しておけば、災害や水害が起きたときも便利に利用できますよ。
万が一に備えて、大型ポリ袋は多めの枚数の備蓄をおすすめします。
水害に備えて家庭でできる対策
水害に備えて家庭でできる対策を紹介します。
あらかじめ準備しておけば、豪雨や浸水災害があっても落ち着いて対応できるでしょう。
水害に限ったことではありませんが、災害対策は常日頃から行ってください。
避難場所や避難経路を確認する
ハザードマップを見て避難場所を確認しましょう。
自治体や地域ごとに避難場所が決まっています。
災害が起きたときに、逃げ遅れないよう避難経路をあらかじめチェックしてください。
どのような経路で逃げるのか、事前に考えておくことをおすすめします。
水害は広範囲におよび、被害が出るスピードが早いです。
電車や地下鉄、バスなど公共の交通機関も高い確率で使えなくなるでしょう。
平地より低い場所で生活している人や、川沿いで暮らしている人は、とくに注意してください。
家具や家電の置き方に工夫する
部屋の家具・家電の置き方や位置に工夫しましょう。
浸水が起きると家の中のものが流されてしまうことがあります。
ドアや入り口をふさいだり、窓を割って外に流れていかないように、置き方や位置に注意が必要です。
災害に備えて、家具や家電の位置を見直してください。
水害が多いエリアでは、貴重品はあらかじめ高いところに保管しておくといった工夫も必要です。
安否確認の方法を決めておく
家族のあいだで災害発生時の安否確認の方法や、集合場所を決めておきましょう。
万が一はぐれてしまっても、集合場所を決めておけば見つけやすくなります。
電話は回線がつながりにくくなり、スマートフォンでの連絡が取れないことを前提に動くことが重要です。
災害用伝言ダイヤルは局番なしの171に電話をかけると伝言を録音できます。
自分の電話番号を知っている人がメッセージを再生できるので、水害のときも役に立ちます。
政府が提供しているインターネットの災害用伝言板も、有効活用してください。
大雨や浸水が起きそうな季節に備える
水害が起きそうな季節は、あらかじめ確認しておきましょう。
地域ごとに大雨や浸水被害が起きそうな時期やタイミングは異なります。
住んでいる地方によっては大雨だけでなく、台風の被害も考えられるでしょう。
これまでの気象データをチェックして、日頃から水害が起きやすい時期に向けて準備してください。
非常用持ち出しバッグを作っておく
災害に備えて非常用持ち出しバッグを作りましょう。
食料品や生活必需品などをひとまとめにしたバックパックを準備すると便利です。
水害が起きても背負って持っていくだけで、生活に必要なアイテムの確保ができます。
非常用持ち出しバッグは、すぐ取り出しやすいところや浸水しにくい高い場所で保管してください。
水や汚れに強く、目立つ色のバックパックがおすすめです。
非常持ち出しバッグには反射板を貼って暗い場所でも分かりやすいように工夫しましょう。
ガラス飛散防止フィルムを貼っておく
窓に飛散防止フィルムを貼っておくと、水害があったときもガラスが飛び散りません。
台風が発生すると、野外から硬いものが飛んでくる可能性が高いです。
万が一、飛んできたものが窓に当たっても、ガラスが細かく砕けて飛散することが防げます。
ガラス片によるケガや、ものが壊れる被害も防げるので、飛散防止フィルムを有効活用してください。
車に脱出用のハンマーを入れておく
車の中に脱出用のハンマーを常備しておきましょう。
水害が起きたとき、車に閉じ込められてしまうと脱出方法が限られます。
フロントガラスやドアガラスなどの窓部分を割って脱出するしかなくなるので、車内にハンマーを入れておきましょう。
水圧がかかった車のドアは、人力で開けることはほぼ不可能です。
浸水が始まると車のシステムが反応しなくなり、ドアガラスの開閉も難しいでしょう。
車に閉じ込められた場合は、ちゅうちょせずにガラスを割って脱出してください。
冷静になって落ち着いて対処することが重要です。
水害が起きたら家の水回りに注意する
水害が起きたら、家の水回りからの浸水に注意しましょう。
水道管とつながっている蛇口が壊れたり、トイレから水が逆流することが多いです。
水を入れたゴミ袋を入れて水のうを作り、トイレの便器をふさいで逆流を防いでください。
洗濯機やお風呂の排水口から水が流れ出てくる可能性があります。
その場合も同様に水のうで排水口にフタをしましょう。
水害に備えて日頃から準備しておこう
台風や豪雨被害などの水害に備えて、日頃から準備することが重要です。
自分が住んでいるエリアではどの時期に水害が多いのか確認しておきましょう。
家族がはぐれないように、安否確認の方法や集合場所について事前に共有しておくことも忘れてはいけません。
万が一、身近で水害が起きてしまったら、慌てずに冷静な対処を心がけてください。