水は美容に良い、という話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
有名な美容家やモデルたちも、自身の美容法の一つとして「水を飲むこと」にこだわっていると公言しています。
しかし、「化粧水や美容液ならわかるけど、本当に水が肌にいいの?」「そんな身近なもので本当に美肌をつくれるの?」と疑問に感じている方もるでしょう。
そこでこの記事では、本当に水が肌にいいのかどうかと、水の美容効果や美肌をつくるコツについても解説していきますので目を通してみてください。
水を飲むのは肌にいい?
結論から言えば水を飲むことは美容にとって非常に重要な事であり、当然美肌をつくるうえでも欠かすことはできません。
しかしただむやみに飲めばいいというわけではなく、効果的に美容効果を得るためのポイントを押さえておくことが肝心です。
理想的な水の種類や効果的な飲み方を把握し、健康的で美しい肌を育てていきましょう。
水が肌にいいとされる理由
人間の体は半分以上が水分でできていて、年齢とともに水分量が減少していく傾向にあります。
具体的には、人間の体は女性が約55%、男性は約60%が水分でできています。
ただしこれは成人の場合であって、赤ちゃんの場合は体重の約70%が水分となっているのです。
また高齢者になると体の水分量は50%前後まで減少します。
このように、体内の水分量は見た目の若さや美しさに大きく影響していると考えられるのですね。
効率よく体に水分を吸収できれば、お肌の健康維持や肌以外への美容効果も期待できるということです。
水によって美容効果が現れやすい部位
水を飲むことは美容にいいということをお話ししてきましたが、体の中でも特に水による美容効果が現れやすいところがあります。
- 肌
- 髪
- 体型
ここでは上記のような部位ごとに、どのような美容効果を期待できるかを解説していきます。
肌
体の水分量の変化は、肌の状態に大きく影響してきます。
具体的には、肌の水分量が低下するとバリア機能も低下してしまいます。
その結果、肌が乾燥するだけでなく肌荒れや吹き出物といった様々なトラブルを引き起こす原因にもなるのですね。
逆に水分量の多い肌は潤いとハリがあり、肌トラブルを起こしにくい肌環境だと言えます。
さらにその潤いをキープする力も増すため、肌環境の改善だけでなく維持のためにも、水は重要な役割を果たしているのです。
髪
実は肌だけでなく、髪の毛にも水による美容効果を期待できます。
美しい髪にはコシとツヤがあり、そのどちらも髪の水分量が影響しているのです。
反対に水分の少ない髪はパサパサと乾燥してツヤがなく、まとまりが悪く広がりやすいです。
そういった髪は、強度も落ちてしまっているためブラッシングによって切れてしまったり、枝毛などの髪のトラブルも起こりやすいのですね。
特にカラーリングをよくする方やドライヤーの使用頻度が高い人は、髪がダメージを受け水分が失われていることが多いです。
体型
水を飲むことにはデトックス効果を期待することができます。
適切に水分補給することで老廃物の排泄を助けたり、むくみ防止に繋がりますよ。
体に水分が不足していると血液がドロドロになり血行不良を招く原因に。
血行が悪い状態では基礎代謝も下がり、エネルギー消費の効率が悪くなることで痩せにくい体になってしまう可能性がありますよ。
体内の適切な水分量を維持することが、ダイエットや体型維持にも重要だということですね。
水を飲むことで期待できる5つの美容効果
水を飲むことで期待できる主な美容効果は下記の5つです。
- 肌や髪に潤いが出る
- 肌トラブルの予防・エイジングケア
- 便通改善
- むくみ解消
- ダイエット
肌や髪に潤いが出る
体内の水分量が不足すると血液の巡りが悪くなり、結果として酸素や栄養が肌、そして髪に行き届かなくなってしまいます。
つまりは、意識して水分補給をすることでは体の隅々まで酸素と栄養を届けることに繋がり、スキンケア・ヘアケアの基本になると言えますね。
肌トラブルの予防・エイジングケア
適切な水分補給は、血行を改善し新陳代謝を上げる働きを期待できます。
新陳代謝が上がると肌のターンオーバーが促進されますので、肌荒れや肌のくすみが改善されやすくなりますよ。
特に新陳代謝は加齢によって衰えてきます。
昔よりも肌トラブルが増えた、肌荒れが治りにくくなったり久住が気になるようになったという方は、水分補給の方法を見直してみましょう。
便通改善
水を飲むと腸の動きが活発になり、便意が起こりやすくなります。
特に、起床後に水を一杯飲むことでお通じが出やすくなり、便秘改善につながります。
便秘は痔や肌荒れ等さまざまなトラブルの原因にもなりますから、正しく水分補給をして肌と体調のケアに繋げましょう。
むくみ解消・ダイエット
適切に水分補給をすると、血の巡りが良くなり基礎代謝を上げることに繋がります。
老廃物の排出が活発になりむくみが改善したり、エネルギー消費量が上がることでダイエット効果も期待できますよ。
美容や肌にいい水の飲み方
美容・美肌のために意識したい、効果的な水の飲み方を解説します。
摂取量は1.2~1.5Lを目安に
そこまで汗をかかない環境でも、一日で体から失われる水分量は約2.5Lに及ぶといわれています。
汗や呼吸、尿や便等によって体からは常に水分が失われているのですね。
とはいえ、一日に2.5Lのお水を飲まなければいけないわけではありません。
食事にも水分は含まれていますから、それを踏まえると飲み物からの摂取は1.2~1.5Lほどが目安になってきますよ。
ただし汗をよくかく環境にいる場合は、飲み物で2Lほどの水分を取るように心掛けましょう。
一気飲みはNG!こまめに水分補給する
一気飲みをすると、勢い余って体が欲している以上の水分を摂取してしまいがちです。
過剰な水分摂取は逆に健康に害となってしまうこともあるため、水分補給の方法として適しているとは言えないのですね。
水をいっぺんに大量摂取しても、体はうまく吸収できません。
さらには体内の塩分濃度が薄まって水中毒を引き起こす原因にもなりますので、コップ1杯の量を8~10回ほどに分けて飲むように心掛けましょう。
水の温度は常温が理想
常温のお水は吸収が緩やかなので、普段からの水分補給に向いています。
冷水の場合は胃腸への負担が大きいので、特に一気飲みや飲みすぎに気をつけなくてはいけません。
また起床時は、常温水を飲むと細胞の活性化を助けてくれますよ。
美容や肌にいい水を飲むタイミング
例えば下記のような場面では、通常より多くの水分が失われがちです。
- 入浴の前後
- 就寝前
- 起床時
- 汗をかいた後
このような体が水分を消費する場面は、水分補給のタイミングにうってつけです。
吸収効率も良くなり、こまめな水分補給の習慣づけにも役立つでしょう。
ただし起床時に関してはすぐに水を飲むのではなく、一度口をゆすいだり歯磨きをして、寝ている間に増えてしまう口内の菌などを洗い流してから水を飲むのがおすすめです。
美容や肌にいい水の種類と用途
美容や肌にいい水の種類とその用途について解説していきます。
軟水
軟水は、硬水よりもマグネシウムやカルシウムの含有量が少ないですが、水分として吸収されやすいので普段の水分補給に最適です。
料理やお茶を入れる際にも向いていて、水道水を使うよりも味わいをワンランクアップさせてくれるでしょう。
硬水
硬水には、軟水と比べてマグネシウムが多く含まれています。
マグネシウムには便秘解消効果を期待でき、便秘を予防することは肌荒れ対策にもなりますよ。
上記のような症状が気になる際に飲料水として利用しましょう。
ただし硬水は飲みすぎると下痢の原因になりますので注意が必要です。
炭酸水
炭酸水には血行促進の効果があり、デトックスに繋がります。
血行が良くなることで細胞が活性化され、傷が治りやすくなったり基礎代謝を上げる効果も期待できますよ。
また飲料水としてだけでなく、洗顔やシャンプーに使うことで毛穴汚れを落としやすくしたり、炭酸の刺激で血行を促進させることも可能です。
電解水素水
電解水素水は便通改善効果や胃もたれの改善効果を期待できます。
家庭でも電解水生成器という家電を使えば、水道水から電解水素水をつくることができますよ。
白湯
白湯にはリラックス効果があり、特に就寝前の水分補給に向いています。
200mlを目安に飲むことで、安眠効果も期待できますよ。
寝つきが悪いと目にクマが残ったりしますし、「寝不足はお肌の敵」とはよくいいます。
非常に手軽なので、美容のためにも、睡眠の質が気になる方は試してみると良いでしょう。
水道水は肌に良くない?
水道水の中には細菌を死滅させるための塩素が投入されます。
実は塩素にはタンパク質を傷つける作用があるため、お肌にいいとは言えないのです。
水道水の塩素の濃度は、基本的に人体に問題になるような量ではありません。
しかし肌が弱い人にとっては、肌が荒れる原因になってしまうので気を使いたいところです。
塩素を除去できるシャワーヘッド等もありますので検討してみてください。
手軽に水分補給するならウォーターサーバーがおすすめ
お伝えしていたように、美容のためにはこまめな水分補給を習慣化することが大切です。
そのためには水を手軽に飲める環境を整えるのが効果的。
また健康な体づくりに欠かせない大切なものだからこそ、水自体の質にも気を配りたいところですよね。
それらを踏まえたうえでおすすめなのが、温水と冷水をいつでも好きな量出すことができるウォーターサーバーです。
メーカーが厳選した天然水や精密なフィルターでろ過された浄水を利用できるため、水道水の安全性や塩素の風味に不満を感じている方にも最適ですよ。
水は肌にいいが効果的な使い方を知ることが大切
本当に水はお肌にいいのかどうか、そして水の美容効果や美肌をつくるコツについて解説しました。
水は美容の基本と言ってもいいほど、美肌のためには重要な要素です。
しかしやみくもに水を飲めばいいというわけではなく、理想的な水分補給の方法を実践することで、美容効果を発揮しやすくなります。
紹介したような水の飲み方や水の種類等を参考に、効果的に体に水分を吸収して美肌を育てていきましょう。