白瀧酒造は日本酒製造が盛んな地である新潟県の名酒蔵です。
上善如水をはじめとして様々な日本酒を製造しており、皆さんが一度は口にしたこともあるでしょう。
今回はそんな白瀧酒造さんに日本酒の特徴や美味しい飲み方などについて、インタビューさせて頂きました。
公式HPなどでは公開されていない貴重なお話をお伺いできたので、その様子をお届けしていきます。
Q1.白瀧酒造のこれまでの歴史や沿革を教えてください
それではまず初めに、白瀧酒造さんの歴史や沿革について教えてください!
白瀧酒造は安政2年(1855年)、越後と江戸を結ぶ三国街道の宿場町・湯沢宿で、旅人や行商人に酒をふるまった居飲み酒屋が始まりです。
現在の代表取締役社長 高橋晋太郎は7代目に当たります。
現在の代表取締役社長 高橋晋太郎は7代目に当たります。
今から160年以上も前から続いているんですね…!
そうですね。一つの転機となったのは1990年にこれまで日本酒に親しんでこなかった若い世代や女性にも日本酒の美味しさを知って欲しいと「上善如水」を発売したことですね。
フルーティーな香りとすっきりした味わいで、越後湯沢にスキーに訪れた人々から人気となり知られるようになりました。
フルーティーな香りとすっきりした味わいで、越後湯沢にスキーに訪れた人々から人気となり知られるようになりました。
上善如水は私も頂いたことがあります。
確かに他の日本酒とは一味違うフルーティーさがあり、日本酒が苦手な私でも飲みやすかったのを覚えています!
確かに他の日本酒とは一味違うフルーティーさがあり、日本酒が苦手な私でも飲みやすかったのを覚えています!
2007年には「12ヶ月シリーズ」として、毎月旬に合わせた日本酒を期間限定で発売する企画をスタートしました。
自社の研究室で分離に成功したキウイフルーツ由来の酵母を使用した「新緑の上善如水 純米」や、特殊な形状のオリジナルボトルを採用した「月見酒の上善如水 純米大吟醸」など、様々なヒット商品が生まれたんですよね。
また、全てクール便で産地直送の「上善如水 純米吟醸 生酒」はこの「12ヶ月シリーズ」から生まれ定番商品になりました!
自社の研究室で分離に成功したキウイフルーツ由来の酵母を使用した「新緑の上善如水 純米」や、特殊な形状のオリジナルボトルを採用した「月見酒の上善如水 純米大吟醸」など、様々なヒット商品が生まれたんですよね。
また、全てクール便で産地直送の「上善如水 純米吟醸 生酒」はこの「12ヶ月シリーズ」から生まれ定番商品になりました!
なるほど~!毎年様々な挑戦をされているんですね!
はい!そうなんです。
2009年からは日本酒の保湿成分に着目した「上善如水スキンケアシリーズ」を展開し日本酒の新しい楽しみ方を提案する挑戦を続けています。
今年は「上善如水」発売30周年を記念し「上善如水 純米吟醸」をリニューアルしました。より雪どけ水の軽やかさを表現したすっきりと飲みやすい日本酒にブラッシュアップしています。
2009年からは日本酒の保湿成分に着目した「上善如水スキンケアシリーズ」を展開し日本酒の新しい楽しみ方を提案する挑戦を続けています。
今年は「上善如水」発売30周年を記念し「上善如水 純米吟醸」をリニューアルしました。より雪どけ水の軽やかさを表現したすっきりと飲みやすい日本酒にブラッシュアップしています。
白瀧酒造の12ヶ月シリーズ
- 1月:上善如水 純米大吟醸 越淡麗 原酒
- 2月:生酛にごりの上善如水 純米
- 3月:花見酒の上善如水 純米吟醸
- 4月:新緑の上善如水 純米
- 5月:上善如水スパークリング SUMMER LIMITED
- 6月:上善如水 純米 原酒
- 7月:上善如水 純米吟醸 山廃仕込み
- 8月:上善如水 純米 はちみつ由来酵母
- 9月:月見酒の上善如水 純米大吟醸
- 10月:ひやおろしの上善如水 純米吟醸
- 11月:新米新酒の上善如水 純米吟醸
- 12月:にごりの上善如水 純米吟醸
※掲載は2021年版。ラインナップは毎年変わります。
上善如水 純米吟醸 生酒
12ヶ月シリーズから定番商品になった「上善如水 純米吟醸 生酒」もおすすめの商品です。
Q2.白瀧酒造で作られている日本酒の特徴はなんですか?
そんな白瀧酒造さんで作られている日本酒はどのような特徴があるんですか?
雪どけの軟水の特徴をそのまま表現できるような日本酒造りを目指しています。
麹造りや温度管理など、全ての工程でその「水」の良さを無くさないよう繊細な品質管理を行っているので、銘柄毎に特徴はありますが全て飲みやすく仕上がっているのが特徴かなと思います。
麹造りや温度管理など、全ての工程でその「水」の良さを無くさないよう繊細な品質管理を行っているので、銘柄毎に特徴はありますが全て飲みやすく仕上がっているのが特徴かなと思います。
白瀧酒造の代表銘柄
上善如水
魚沼
湊屋藤助
Q3.日本酒作りで使われている水はどういった特徴がありますか?
アクアソムリエとしては、どの様な水が日本酒作りに使われているのか気になるので教えて頂けますか?
弊社で使用している水は、谷川山系の雪どけ水が元となっています。
当地域は世界有数の豪雪地帯で冬には数メートルの積雪になるんですよ。
地下で数十年間の“天然のろ過”を経てくみ上げられる水はやわらかい口当たりの軟水に仕上がっています。
当地域は世界有数の豪雪地帯で冬には数メートルの積雪になるんですよ。
地下で数十年間の“天然のろ過”を経てくみ上げられる水はやわらかい口当たりの軟水に仕上がっています。
Q4.お水はどのように採水されていますか?
採水方法だけでかなり味わいや水質が変化すると思いますが、どの様に水を採水されているんですか?
蔵の敷地内にある6本の井戸からくみ上げ、ろ過・水質検査をして使用しています。
融雪パイプ用など作業用にも多量の地下水を使用するため、実際に醸造用に使用するのは6本中、水質が酒造りに適している3本の井戸です。
融雪パイプ用など作業用にも多量の地下水を使用するため、実際に醸造用に使用するのは6本中、水質が酒造りに適している3本の井戸です。
なるほど!用途によって井戸水を使い分けられているんですね…!
Q5.白瀧酒造のお酒の美味しい(おすすめの)飲み方を教えてください
白瀧酒造さんの日本酒のおすすめの飲み方を教えてください!
代表銘柄「上善如水 純米吟醸」の特徴のフルーティーな香りを楽しんでいただけるように、温度帯は冷酒がおすすめです。
また、水そのもののような優しい口当たりとすっきりとした後味が特徴なので、陶器より見た目にも清涼感のあるグラスの酒器がおすすめです。
また、水そのもののような優しい口当たりとすっきりとした後味が特徴なので、陶器より見た目にも清涼感のあるグラスの酒器がおすすめです。
確かに冷酒だと日本酒の風味を感じられそうですね。
器によって味わいの印象などが変化するのは知らなかったので、ぜひおすすめのグラスで日本酒を味わってみようと思います!
器によって味わいの印象などが変化するのは知らなかったので、ぜひおすすめのグラスで日本酒を味わってみようと思います!
そうですね。容器で日本酒の印象が変化するので器にこだわってみるのも日本酒の楽しみ方ですよ!
また、弊社のお酒はどんな食事とも調和しますので、和洋中、エスニック料理と幅広い料理との相性を楽しんでいただけます。
また、弊社のお酒はどんな食事とも調和しますので、和洋中、エスニック料理と幅広い料理との相性を楽しんでいただけます。
エスニック料理との相性が良いとは知りませんでした…。
色んな料理と合わせて嗜んでみたいと思います!
色んな料理と合わせて嗜んでみたいと思います!
Q6.それでは最後に一言お願い致します。
それでは最後に、この記事を読んでいる人に向けて一言お願いします!
白瀧酒造では「日本酒を好きになったきっかけは、上善如水」、そう言っていただけることを目指して飲みやすく美味しい酒造りに励んでおります。
「日本酒って難しそうで、何から選べばよいか分からない!」
「日本酒を贈りたいけれど、相手の好みが分からない!」
そんなときにきっとお役に立てるはずです。
10月4日からはオンラインショップを使いやすくリニューアルするなど、皆様の暮らしに豊かな時間をお届けできるよう努めてまいります。
今後も白瀧酒造をどうぞよろしくお願いいたします!
初めての人でも飲みやすい日本酒作りに励んでおられるんですね!
日本酒があまり得意ではない私でも上善如水が飲みやすいと感じるのも納得です!
この度はインタビューに応じて頂き、ありがとうございました!
日本酒があまり得意ではない私でも上善如水が飲みやすいと感じるのも納得です!
この度はインタビューに応じて頂き、ありがとうございました!
白瀧酒造さんにインタビューしてみて
以上、上善如水をはじめ様々な日本酒醸造に取り組まれている白瀧酒造さんへのインタビューの様子をお届けしました。
白瀧酒造さんは初心者には中々手を出しにくい初心者に向けて、手を出しやすい日本酒作りをされています。
実際に日本酒があまり得意ではない私でも、白瀧酒造さんの上善如水を口にし、「こんなに飲みやすい日本酒があるんだ!」とビックリした経験も思い出しました…!
玄人だけではなく、日本酒初心者でも飲みやすい日本酒を販売されているので、気になる方はぜひ購入してみてくださいね!
ホームページには掲載されていない情報をお聞きできたので、その様子をお届けしていきます!