八鹿酒造株式会社の酒造りの秘訣は?時代に合わせた日本酒や製法を紹介

八鹿酒造株式会社

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八鹿酒造株式会社は九州の大分県で150年以上の歴史を持つ造り酒屋です。

長年の伝統を持ちつつ、新たな取り組みを続けている革新的な会社です。

この記事では、八鹿酒造株式会社の特徴や酒造りに関して紹介します。

八鹿酒造株式会社の基本情報

八鹿酒造株式会社の基本情報

八鹿酒造株式会社は1864年に創業して、150年以上続いている造り酒屋です。

蔵は阿蘇山の標高450m以上の場所に所有しており、「九州の屋根」と呼ばれる九重連山の伏流水を使って日本酒を造っています。

自然に恵まれた土地で、寒いときには気温がマイナス10度近くまで下がるので、凍てつく環境が美味しい酒造りの秘訣の一つです。

平成10年には焼酎ブームが起こり、日本酒以外にも「銀座のすずめ」という主力製品を生み出しました。

八鹿酒造株式会社の酒造りの特徴

八鹿酒造株式会社の酒造りでは、「酌めどもつきぬ酒」を理想としています。

飲み飽きない酒をつくるために、次のような特徴があります。

  • 造り手同士の和
  • 安全に配慮した酒
  • 時代に合わせた酒造り

それぞれの特徴を解説します。

造り手同士の和

日本酒造りでは、「酒造りは人造り」という言葉があります。

お酒を造っている者同士の関係も大事にして、社員同士でのイベントなども主に行っています。

日本酒は相手のお猪口にお酒を注ぎあい酌み交わすものなので、コミュニケーションツールとして利用することもできます。

そのために、まずは造り手同士で信頼関係を生み出すことを重視しています。

安全に配慮した酒

酒造りでは美味しい酒を造ることが重要ですが、八鹿酒造株式会社は美味しいだけではなく安全性に富んだ酒かどうかも重視しています。

八鹿酒造は2013年にHACCPという衛生管理の手法の資格を取得しており、安全な酒造りを進めています。

当時は酒類業界では先進的な資格取得となっていました。

またISO22000という食品安全マネジメントシステムに関する資格も取得しています。

食の安全に重点を置いて酒造りをしているので、安心して酒を楽しむことが可能です。

時代に合わせた酒造り

八鹿の酒は淡麗辛口ですが、時代とともに変化してきた味でもあります。

1980年代には飽食の時代に入り、甘さを控えた食べ物が人気となりました。

八鹿の酒は甘いのではないかと考えられ、昭和60年に時代に合わせた酒を造ることに決定して今の味になりました。

昔からの伝統を守るだけではなく、新たな試行錯誤を続けている会社です。

八鹿酒造株式会社のスパークリング日本酒

八鹿酒造株式会社の酒造りにはこだわりあり

八鹿酒造株式会社では、時代に合わせた酒造りを重視しています。

その中で、「スパークリング日本酒」という乾杯用の新しい日本酒を製造しています。

シャンパンで乾杯することが多い現在、乾杯後はビールなどを注文するため日本酒までたどり着かないことが多いです。

二杯目以降を日本酒にしやすくするため、乾杯用のスパークリング日本酒が生み出されました。

日本の文化も継承していく日本酒造り

乾杯というのは、そもそも神様に祈念するものです。

仲間うちで祝うための海外の乾杯とは異なるので、日本人の乾杯とは意味が違ってきます。

そのため、日本の文化と合わせる観点から見ても、乾杯には日本酒がふさわしいと考えられます。

八鹿酒造はお酒造りだけではなく、日本の文化も継承していく姿勢です。

八鹿酒造株式会社の焼酎の製法

八鹿酒造では、日本酒のほかにも焼酎・リキュール造りも行っています。

日本酒の麹造りの技術を焼酎造りに活かしています。

焼酎造りでも段仕込みという原料となる麹や蒸米・水などを複数回にわけて投入してゆっくり発酵させる製法を使っています。

通常焼酎造りでは段仕込みをしていないので、特別なこだわりとなっています。

八鹿酒造株式会社の酒造りにはこだわりあり

杜氏,おちょこ

八鹿酒造株式会社は、150年以上続いている歴史のある造り酒屋です。

伝統を守るだけではなく、時代に合わせた味を追求する酒造りをしているため、現在も人気があります。

スパークリング日本酒など特別な酒も製造しているため、今後の展開に期待です。