玉乃光は、京都伏見の銘酒です。
17世紀に創業してから、長く続いている会社となっています。
1964年の東京オリンピックのころに、純米酒などを造っていました。
品質第一主義を掲げており、安心して楽しむことができる酒としても人気があります。
この記事では玉乃光の酒造りに関しての情報を紹介します。
玉乃光の基本情報
玉乃光は、京都・伏見の銘酒として人気があります。
江戸時代から続いている会社ですが、常に先進的な酒造りを続けている会社です。
品質第一主義を掲げているため、安心して楽しむことが可能です。
玉乃光の品質
玉乃光は酒の品質に優れています。
食事を引き立てる酒で、飽きないことを常に目指しています。
いい酒米を選んでおり、生産者のもとに赴いて田植えにも立ち会っているなどの特徴があります。
稲を密集させて植えると酒米の品質が落ちる可能性もあるので、苗を植え付ける時から確認しています。
玉乃光を代表する酒
玉乃光を代表する日本酒は「純米大吟醸 備前雄町100%」です。
「雄町」は岡山県の酒米で、酒米の元祖ともいわれている最も古い品種の一つです。
「雄町」は虫害にも弱く背丈も高くて育てにくいという特徴から一度は廃れかけましたが、酒米の元祖である雄町を絶やしてはいけないと復活させました。
「純米大吟醸 備前雄町100%」は、香りは穏やかで、味わい深いお酒です。
他にもバランスの優れた酒が多く作られています。
玉乃光の味
玉乃光が造っている清酒は、すべて純米吟醸か純米大吟醸です。
純米吟醸・酒楽は淡麗辛口のキリッとした飲み口が特徴となっています。
純米吟醸・酒魂は、玉乃光の大定番で、料理の邪魔せずに、飲み飽きもしない、食中酒です。
玉乃光の特徴
玉乃光は米・麹・水だけで製造されており、日本の酒造りの原点に立ち返っています。
またワイン酵母で醸された純米吟醸酒TAMAなども作られていて、新たな製造にも手を入れています。
また最高級の「純米大吟醸 Black Label 雄町」や兵庫の特A地区で栽培された山田錦のみを使用した「純米大吟醸 播州久米産山田錦」などの酒も出ているので、確認しておきましょう。
伏見は地下水に恵まれた地域
伏見はかつて「伏水」と表記されていたほど、水に恵まれている地域です。
桃山御陵は伏見の東に広がっていて、荒らされない地域となっています。
伏見の地下を通っている地下水を使って酒造りがおこなわれています。
兵庫・灘の「男酒」に対して、伏見は「女酒」と呼ばれ、軟らかでやさしい口当たりのお酒になる特徴があります。
カリウムやカルシウムがバランスよく含まれており、お酒造りに理想的な水となっています。
オーガニック日本酒「有機純米吟醸 GREEN」とは?
有機農法で栽培している酒米を使用したオーガニック日本酒「有機純米吟醸 GREEN 山田錦」「有機純米吟醸GREEN 雄町」が発売されました。
2022年2月にはEUオーガニック認証、USDAオーガニック認証、エコサート認証の3つを取得しており、さらに日本初のJAS認証を取得した日本酒でもあります。
自然に寄り添った酒造りを実施して、これからのスタンダードを目指しています。
今後は海外の代理店と組み、先進国への販売も検討しています。
玉乃光の日本酒を楽しもう
玉乃光は17世紀の江戸時代から続く酒造です。
京都・伏見の銘酒で、純米大吟醸玉乃光など人気の日本酒が出されています。
「水・麹・米」だけで製造しているだけではなく、ワイン酵母なども手を出していて新たなことにチャレンジしています。
通販でも注文できる酒があるので、確認してみてはいかがでしょうか。