ウォーターサーバーの水がまずい!考えられる原因と改善方法
「ウォーターサーバーの水がまずい!」「家族は大丈夫なのに、私だけまずく感じる!」「ウォーターサーバーの水を臭い」
など、ウォーターサーバーの水がおいしいと期待していたのに、なぜかまずいと感じてしまうのはなぜなのでしょうか?
この記事では、ウォーターサーバーの水がまずい原因と改善方法について解説していきます。
ウォーターサーバーの水をおいしく飲みたい方は最後までお付き合いください。
目次
ウォーターサーバーの水がまずいと感じる原因
まず初めに、私たちが水をまずいと感じる原因には「水の成分」「水の臭い」「水の温度」「人の感覚」の4つが関係してきます。
水の成分
水の成分で良く知られているのは、水に含まれているミネラルの種類と量です。そしてもう一つが【硬水】と【軟水】の違いによって飲みやすいのか飲みにくいのかを感じます。
水に含まれているミネラルの主な成分として
- カルシウム
- ナトリウム
- カリウム
- マグネシウム
がよく知られています。
これらのミネラルがどの程度含まれているのかで、口に含んだ時の感覚が違ってくるのです。
また、【硬水】と【軟水】の違いでも飲んだ時の感じ方が違うのです。
日本の水は基本的に【軟水】が多く、小さい頃から飲んでいる水に近い水を好むのが一般的。
水の臭い
水は含まれている成分や保存方法、通ってきた道によって臭いを感じることがあり。水道水の場合であれば、カルキ(塩素)の臭いや、水道管の錆(さび)が原因だと考えられます。
しかし、ウォーターサーバーの場合カルキ(塩素)が含まれていることはありません。また水道管なども関係ないため原因は別にあるということになります。
考えられるのは、ウォーターサーバーの水を保管している容器(ボトル、ビニールパック)の臭いとウォーターサーバー本体のメンテナンス不足による臭いが移った可能性です。
それ以外には、水の賞味期限が過ぎて水が腐敗してしまったことが原因となります。
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水の温度
水がまずいと感じる原因に温度が関係していることがあります。夏場にぬるい水を飲むのと、冷たい水を飲むのでは水のおいしさが違ってくるのはご存じのはず
一般的に夏場においしく飲める水の温度は7℃~12℃
冬場では少し高めの15℃~18℃
ウォーターサーバーのお湯をそのまま飲むとおいしくないという意見は温度も関係している可能性があるのです。
人の感覚
美味しいかまずいかの違いには、その人個人の感覚が関係してきます。幼い頃に飲んだ水の味がその人に一番自然に飲める水とも言われています。
地方で育った方が東京に来て「東京の水がまずい」と感じるのはそのため
実はウォーターサーバーの水は様々な採水地から水を汲んでいる為、採水地によって含まれているミネラルに違いがあるため人によっては美味しく感じたり、まずく感じたりすることがあります。
ウォーターサーバーの水がまずい物理的な原因
上記では、水を美味しく感じたりまずく感じたりする原因4つをご紹介しました。
ここでは、ウォーターサーバーの水がまずい「物理的」な原因について解説していきます。
水がまずく感じる最も大きな要因には「臭い」の問題があります。
容器の臭い移りか水の賞味期限によることが考えられる
水に臭いが移る可能性があるのは下記4つの原因が考えられます。
- ウォーターサーバーのボトル(プラスチック、ビニール)
- ウォーターサーバーの手入れ不足
- コップ、カップの臭い
- 水の賞味期限の4つが考えられる。
ウォーターサーバーのボトル(プラスチック、ビニール)
水に臭いが移る原因として可能性が高いのは、水の入っている容器。
すべての容器がそうなのか、またはたまたまその回だけの臭いなのかを確認する必要があります。
それによっては、そのメーカー自体から他のウォーターサーバーのメーカーに変更することも考えられますし、一回のみであれば改善してもらうことも考えられます。
ウォーターサーバーの手入れ不足
次に考えられる原因は、ウォーターサーバーの内部の臭い
ウォーターサーバーの水はボトルからウォーターサーバーの内部を通り最終的に蛇口から出てきます。
そのため内部の水の通り道や蛇口が汚れているようなことがあれば臭いが移ることがあります。
また、長期間メンテナンスをしていない場合、カビが発生している可能性もあります。
ウォーターサーバーのメーカーによって手入れ方法や交換方法も違ってくるので、取扱説明書やメーカーサイトから一度確認してみるとよいでしょう。
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コップ、カップの臭い
可能性としては低いですが、いつも使っているコップやカップが汚れていた、その前に飲んでいたものの臭いが残っている可能性もあります。
一度、コップを洗いキレイな状態のコップでウォーターサーバーの水を飲んで確認してみてください。
水の賞味期限
ウォーターサーバーの水は基本密閉されている水ですので、雑菌や汚れが混入することはありません。
ですが、各メーカーで賞味期限が設定されています。
賞味期限が過ぎてしまうと水の鮮度はもちろん、最悪の場合水が腐敗してしまうことも考えられます。
また、旅行などで長期間ウォーターサーバーを使わなかった場合、設置している水に雑菌が繁殖してしまうことも考えられる。
ボトルのまま設置していなくても、長期間放置されている水は飲み水としてふさわしくないので、時間が空いたボトルは使わないようにしましょう。
ウォーターサーバーの水がまずい時の対処法
上記で、一通りウォーターサーバーの水がまずい時の原因を理解できたはずです。
次に個人でできる対処法について説明していきます。
「水の成分」で対処できること
上記でも説明しましたが、水に含まれているミネラルの種類と量で水の味が変わってきます。そして【硬水】か【軟水】の違いによって飲みやすさが変わってきます
基本的に日本人であれば生まれ育った地域に近い水の成分が飲みやすく感じるため、今までと違った水の成分を飲みにくいと感じることがあります。
ですので、メーカーのサイトから水の成分を確認し、採水地を確認してみてください。好みの水がどれなのかテストし試してみるのも良いでしょう。
仮にですが、外国の採水地だった場合、水の硬度が高い【硬水】可能性があります。日本では軟水が多く慣れている為、硬水だった場合飲みにくいと感じることがあるのです。
- 水の成分をチェック
- 飲みやすい採水地の水に交換してもらう
「水の臭い」で対処できること
ウォーターサーバーの水を保管している容器(ボトル、ビニールパック)が原因なのかとウォーターサーバー本体が原因なのかを確認します。
時間が経ってしまった容器から水に臭いが移る可能性もありますので、真新しい容器を届けてもらいチェックしてみます。
また、ウォーターサーバーの取り扱い説明書を確認し、メンテナンスを行ってみます。
それでも改善されない場合には、ウォーターサーバーのメーカーに問い合わせてください。
- 水の容器をチェック
- メンテナンス不足ではないかをチェック
「水の温度」で対処できること
ウォーターサーバーの水がまずい原因として、水の温度があります。
通常であれば、ウォーターサーバーから出てくる冷水は飲みやすい温度に調整されているので、まずいと感じることはまずありません。
ウォーターサーバーの水をコップに入れ一定時間経ってしまった場合に、味が変わったと感じることもあるので、入れたての水がまずいのかチェックしてみてください。
- 水の温度をチェック
- 一定時間経ってしまった水は飲まない
「人の感覚」で対処できること
住み慣れて飲んでいた地域の水が一番飲みやすいと感じるため、現在使っているウォーターサーバーがまずいと感じるのであれば、慣れていない水ということも考えられます。
可能であれば試してみるのが一番ですが、なかなかそんな手間のかかる事が出来ないのが実情でしょう。
ウォーターサーバーの試飲ブースで試す
あまり確実ではないですが、時々ショッピングモールなどでウォーターサーバーの試飲会を実施していることがあります。
複数社のウォーターサーバーが設置されているので、その時に飲んでみて、飲みやすいのかを確認してみるのもよいでしょう。
また、自分が飲んでいた地域の水の成分を調べ、それに近い成分のウォーターサーバーを見つけるのも一つの手です。
- 生まれ育った地域の水の成分を調べてみる
- ウォーターサーバーの試飲会で試す
水がまずいと感じたら早急に原因を突き止めよう
「ウォーターサーバーの水がまずい!」と感じたら、まずは原因が何なのかをチェックしてみます。
私たちが水をまずいと感じる原因には「水の成分」「水の臭い」「水の温度」「人の感覚」の4つが考えられる。
そして、考えられる原因を一つ一つ潰していきます。
ご自身で対応できない部分に関しては、ウォーターサーバーの各メーカーに問い合わせ確認をしてみましょう。
最も難しい原因として、水の成分が合うか合わないかです。人それぞれ生まれた地域や慣れ親しんだ水が最もおいしく感じるものです。
その中で、どうしても合わない水があるのも当然、ご自身に合うウォーターサーバーをぜひ探してみてください。