災害や非常時のことを考えたら、水道水を保存したいと思う方も多いです。
水道水であればミネラルウォーターに比べて、お得に保存することが出来ますし手軽さもありますね。
しかし水道水の保存期間をしらないと、いざという時に保存した水道水を使用できなくなってしまいます。
今回の記事では、水道水の正しい保存期間と保存する時の注意点について解説していきます。
記事の後半には水道水以外の保管の方法を、紹介しているので確認していきましょう。
目次
安全に水道水を保存できる期間
水道水って半永久的に、保存ができそうですよね。
しかし水道水は飲食物に該当するので、当然保存することができる期間も限られています。
今回は静岡県磐田市のデータを元に、解説していきます。
正しい水道水の保存期間を確認して、安全に保存を行いましょう。
水道水が常温の場合
水道水は常温と冷蔵で保存期間が、異なることはご存知でしたか?
水道水の中には、塩素という殺菌効果がある物質が含まれています。
塩素による殺菌効果がなくなってしまうと、水道水の安全性が保たれなくなってしまいますね。
気温などの環境が異なってしまうことで、塩素の残留期間も変わります。
常温の場合だと開封したボトルで、2週間しか塩素を保つことができませんでした。
しかし水道水を保存される方の用途は災害などに備えている方が多いので、こまめにボトルを開封することはありませんね。
ボトルを完全に密閉させた状況であれば、6ヶ月間塩素がなくなりませんでしたが確実な安全性を保つためにも、10日間で交換するようにしましょう。
水道水が冷蔵の場合
水道水が冷蔵の場合は、常温の時よりも長い期間の保存が可能ですね。
冷蔵の場合は開封した状態であっても、3ヶ月間塩素が残りました。
密閉している状況だと、半年間塩素が残留することが明らかになりました。
磐田市の公式発表だと、冷蔵状態であれば4~5ヶ月は保存が可能としています。
しかし他の県の調査を見ていると、保存期間がそれぞれ異なるので磐田市のデータは目安にしてください。
保存期間は塩素の濃度に起因するものなので、お住いの水道局で一度調べてみるのが良いですね。
水道水を保存する時の注意点
水道水を保存する際は数多くの注意点があると聞くと、保存することが面倒になってしまいますね。
しかし注意点を守らなければ、水道水を安全に保存することができなくなってしまいます。
安全性を高めるために水道水を保存する時の注意点を、確認していきましょう。
水道水を保存する時は密閉する
水道水を保存する際に一番恐ろしいことは、雑菌の繁殖ですね。
雑菌が繁殖してしまう理由としては、ボトルを密閉していないことが原因となります。
ボトルをしっかりと密閉することで、ボトル内の安全性が保たれ安心して保存した水道水を飲むことができるようになるのです。
安全性を保つためにも、ボトルはしっかりと密閉するようにしましょう。
できるだけ冷蔵庫で保管する
冷蔵庫で保存することでより長く保存することは、紹介しましたね。
水道水は直射日光に弱く、湿度が高い環境に長くあると傷みやすくなる性質があります。
密閉することで外敵からの侵入は拒むことができますが、内部が傷んでしまっては意味がありませんね。
長く水道水を保存したい方は、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
冷蔵庫内は清潔に保つ
水道水が臭くなることは、避けたいですよね。
臭くならないよういするためには、冷蔵庫内をきれいに保つことが大切です。
冷蔵庫内をきれいに保ち、匂いを防ぐことができれば水道水に匂いが移ることもありませんね。
美味しい水道水をのみたい方は、最低限冷蔵庫をきれいに掃除するようにしましょう。
塩素と水道水の関係
普段生活をしている中で水道水を飲む際は、塩素のことを疎ましく思っている方は多いですよね。
普段は疎ましく感じる塩素ですが、水道水を保存するのであればとても重要な成分です。
なぜ水道水の中に、塩素が含まれているのか詳しく確認していきましょう。
塩素は雑菌の繁殖を防ぐ
前に紹介したとおり、水道水の中に含まれている塩素には雑菌の繁殖を防ぐ効果がありますね。
さらに雑菌の中には病気の原因となるウィルスなどの殺菌効果があり、まさに水道水内の治安を守っていると言っても過言ではありません。
日本の水道水が安全だといわれている理由は、塩素による徹底した管理のおかげというわけですね。
日本の水道水の塩素濃度は体に害はない
WHOが定める基準を下回る
水道水の安全性を高めている塩素ですが、多く入れたら良いという物でもありません。
塩素の殺菌成分が強いですが、体に対する刺激も強くなっています。
WHOが定める水道水の中に含まれる塩素の量の上限は、5mg以下とされておりこれ以上の塩素を水道水の中に取り込んでしまうと、胃腸に大きな影響を与えてしまうことになるのです。
日本の基準では、調べてみると0.6mg/L位の量の塩素が水道水に使用されているので、塩素を過剰に摂取してしまう心配はなさそうですね。
安心して水道水を、飲みましょう。
水道水を飲む際に塩素を除去する方法がある
塩素が水道水に対して、様々ないい効果があることがわかりかましたね。
しかし安全だと言っても塩素が気になってしまい飲みたくないと思う方も多いです。
水道水の塩素が、怖いという方に朗報があります。
水道水の塩素を直前で、除去する方法があるので確認していきましょう。
水道水の塩素を除去するには?!塩素による影響や除去方法を解説!
活性炭や備長炭を入れる
活性炭や備長炭を入れると、塩素が除去されるということを皆さんご存知でしたか?
炭をよく冷蔵庫に入れている家庭も多いですよね。
冷蔵庫に炭を入れるときと理由は同じで、水道水の中に入れるとトリハロメタンや塩素などの不純物を除去して塩素の匂いをなくし飲みやすい水道水に仕上げてくれます。
炭を入れるだけで、効果が発揮できるのでおすすめです。
湯冷ましを作る
湯冷ましは赤ちゃんがいるご家庭には、馴染みがあるのではないでしょうか?
水道水を火にかけて作ることができる湯冷ましは、塩素を除去することができ水道水の刺激を抑えてくれるのです。
作り方は簡単で水道水が入った鍋を、火をかけて沸騰させることで作ることができます。
作る際の注意点としては、沸騰したらすぐに火を止めず30分くらい沸騰した状態を維持することです。
沸騰の状態を維持することで、確実に塩素を除去することができるようになります。
水道水の塩素が怖い方は、湯冷ましを活用しましょう。
長期間保存する場合はウォーターサーバーを利用する
水道水を長期保存したい理由としては、様々な理由がありますね。
例えば災害の時にいつでも持ち出せるようにしたい方や、冷蔵庫に入れて冷えた水道水をいつでも飲めるようにしたい方などがいます。
両者の願いを叶えてくれるものが、ウォーターサーバーです。
このあとの章でウォーターサーバーのメリットとデメリットを解説していくので、一緒に確認しましょう。
ウォーターサーバーのメリットとデメリット
多種多様な使い方ができる、ウォーターサーバーのメリットとデメリットを解説していきます。
メリット
ウォーターサーバーの、メリットの紹介です。
確実に安全な水が飲める
ウォーターサーバーの水は、なんとなく安全性が高そうですよね。
そのとおりでウォーターサーバーの水は、塩素などの不純物が90%以上取り除かれているので、安心して飲むことができます。
美味しいと評判が高い天然水を採用しているウォーターサーバーのレンタル会社もあるので、水道水の塩素が少しでも不安な方はウォーターサーバーを検討してみてはいかがでしょうか?
手軽に水が安全に飲める
ウォーターサーバーの魅力は、安全性だけではありません。
ウォーターサーバーの魅力は安全性の他に、手軽さが挙げられます。
お母さん方は、赤ちゃんやお子様のためにも安全性の高い水を使用したいですよね。
しかし湯冷ましを作るのは面倒ですし、かといって水道水をそのまま与えるのは怖いしと水に関する悩みはつきないです。
ウォーターサーバーであればレバーを押せば、簡単に安全で美味しい水を手に入れることができます。
湯冷ましを用意している時間がない方は、ウォーターサーバーを導入しましょう。
災害時も持ち出しやすい
ウォーターサーバーのボトルは最低でも7Lもの量の水が保存されており、災害の時の非常用としても役に立ちます。
密閉もしっかりとされており、長期の保存に適している点も嬉しいポイントですね。
水道水を保存するよりも安全で完璧な保存状態を、キープすることができます。
災害時にはウォーターサーバーのボトルを持ち出すようにしましょう。
デメリット
ウォーターサーバーの、デメリットの紹介です。
場所が限られる
ウォーターサーバーの大きさ、はどれくらいだと思いますか?
ウォーターサーバーは部屋に置く家具としては、比較的大きな物です。
デザイン性が高いウォーターサーバーが多いため、生活感はそこまで気にならないでしょう。
しかしボトルに関しては、話が別です。
ボトルはそれなりの大きさがあり、生活感を出してしまう可能性があります。
うまく隠すことができれば良いのですが、一般家庭だと完璧に隠すことは難しいですよね。
ウォーターサーバーのボトルの収納対策としては、ボトル専用のおしゃれなラックがレンタル会社で貸し出されていることがあるので、ウォーターサーバーを導入する際に確認するようにしましょう。
月々のコストがかかる
ウォーターサーバーを導入する上で一番気になることは、月々の費用ですよね?
ウォーターサーバーを導入すると毎月の生活がきつくなってしまうのではないかと思っている方も多いです。
ウォーターサーバーは水道水に比べて、確かにお金はかかります。
ウォーターサーバーのレンタル料や水のお金、メンテナンス費用などかかるお金の項目も多いです。
価格のせいでウォーターサーバーを、諦めるのはまだ早い。
「レンタル料や初期費用が無料のウォーターサーバーのレンタル会社があるんですよ!」
ウォーターサーバーのレンタル会社のほとんどが、ウォーターサーバーのレンタル料を無料にしています。
まずは調べてみることから、初めてみましょう。
おすすめのウォーターサーバー
私がおすすめするウォーターサーバーを、2つ紹介いたします。
全てウォーターサーバーのレンタル料が無料の業者なので、しっかりと確認しましょう。
プレミアムウォーター
美味しさに定評がある
プレミアムウォーターは、美味しい天然水を採用しており、ボトルが使い捨てすることができる点がおすすめポイントです。
月々かかる費用も3280円~と、リーズナブルな価格設定となっています。
軟水を使用しているため、体にも優しいところが嬉しいですね。
アルピナウォーター
アルピナウォーターは、RO水道水を使用していて不純物が一切含まれていません。
ボトルの種類も回収式か使い捨てで選ぶことでき、自由な選択をすることが出来ます。
月々かかる費用も2912円~と、お手頃な価格設定が嬉しいですよね。
水道水を保存する時は様々な方法を考えよう
いかがでしたか?
水道水を保存することで、災害などに備えることはとても重要なことでしたね。
しかし、水道水の保存期間は限られています。
水道水を保存する他にも、安全で手軽水を保管できる方法はたくさんあるということを、知っていただけましたよね。
水道水を保存する際は、様々な方法を考えてみましょう。